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夫婦と子供二人の家族四人で生活をしていく場合、年収がライフスタイルを決める大きな指標の一つとなります。実家や一人暮らしの時とは違い、子供を持ち家族で暮らすようになると想像以上にお金が必要になる機会が多いためです。
子供に対して不自由な生活を送らせたい親はいません。では一体どの程度の年収であれば、子供二人を養いつつ十分な生活が送れるようになるのでしょうか?この記事では子供を二人と想定した四人家族で生活していく際の年収についてご紹介していきます。
子供二人を育てるための理想の年収は?
まずは子供二人を育てていく上での理想年収ですが、これは年収800万が理想と言われています。
夫婦で共働きをしているケースであっても、世帯年収800万に到達するためには二人の手取り額を合わせて月におよそ50万の収入が必要です。
共働きとはいえ、20代30代の世帯で年収800万を達成することはかなり難しいでしょう。
しかしこれはあくまでも理想の年収であり、世帯年収が800万以下であっても生活の仕方によって子供二人を育てていくことは十分に可能です。
子供二人を含めた家族四人の年収別の生活は?
ここでは年収ごとに家族四人で生活する場合のケースを見ていきましょう。ぜひ今のご自身の年収や生活と比較してみてください。
子供二人の四人家族、年収500万の場合
まずは日本の世帯年収で最も割合の多い世帯年収が500万と言われています。
先程、子供二人を育てていくには年収800万が理想とお話ししましたが、実は世帯年収が500万であっても子供二人を育てていくのは難しくはありません。日々の生活で生じる浪費を抑えることができれば、十分に子供二人を育てきることができます。
しかしそれはあくまで子供を中心にした生活を行った場合で、例えば老後の資金や貯金にまでお金を回すことができるかは別問題になってしまいます。しかしそれでも子供を育てるには問題がない年収といえるでしょう。
子供二人の四人家族、年収400万の場合
年収400万の場合も生活自体は厳しくなってしまいますが、しっかりと節約を行いお金を管理することができれば子供二人を育てることは可能です。しかし二人目の子供を産むタイミングには気をつけたほうがいいかもしれません。あまりにも早く二人目の子供を産んでしまうと生活が困窮してしまうのはもちろん、受験や学費といった教育費の支払いまで重なってしまう危険があります。
決して子供二人を育てることができないわけではありませんが、生活を成り立たせるためにも二人目の子供を産むタイミングには気を付けたほうがいいかもしれませんね。
子供二人の四人家族、年収300万の場合
年収300万で子供二人を含めた家族四人で生活していくのは、残念ですがはっきり言ってかなり難しいでしょう。生活費の切り詰めや固定費の見直しを行うことによってギリギリ生活をしていくことは可能かもしれませんが、あまり現実的ではありませんし何より子供に貧しい生活を強要してしまいます。
年収が300万の場合は共働きをするなどして、まずは世帯年収を増加させるべきでしょう。もし年収300万でこれから子供二人を育てていきたいと思ったのでしたら、まずは年収を増やすために転職や副業を始めてみることをおすすめします。
子供二人を育てるには専業主婦だと少し苦しい?不足年収分をカバーする方法には
子供二人を育てるには夫だけの年収でカバーすることが難しく、専業主婦だと生活を成り立たせることも難しいかもしれません。
もしも年収が心許なく生活が苦しいと感じてしまった、これからご紹介する以下の方法を参考にしてみてください。基本的には年収を増やすか支出を減らすことによって、年収の不足分をカバーすることができますよ。
世帯年収の増加を目指す
年収300万のケースの際にもお話ししましたが、生活の質を向上させつつ家族で暮らしていくには年収を増加させることが一番の近道です。子供が小さく母親のお世話が必要な時期は難しいかもしれませんが、ある程度子供が自立してきたら共働きをすることによって世帯年収の増加を目指してみましょう。
また現在の仕事よりも収入が高い仕事に転職することや、休日を利用した副業もおすすめです。まずは資格取得の勉強や、週一日で身体を壊さない程度に副業を始めてみるといいかもしれません。
家族で協力して生活費を節約する
生活費の節約や見直しも生活を成り立たせていく上でかなり重要です。特に子供が二人いる場合は、その分の食費や教育費がかかってしまうため日々の生活でどれだけお金を浮かすことができるかが大切になってきます。
実践的な例としては食事は人数分ごとに作るのではなく、鍋やカレーのように日をまたいで食べることができるものにする、電気・ガス・水道費といった固定費は家族で協力してなるべく抑える。他にもスマホやインターネットの利用料金、住居費や保険料の見直し等を突き詰めてみるのもいいでしょう。
いきなり無理な節約をしてしまうと継続が難しいため、スマホに付いている無駄なオプションを外す、払いすぎている保険料を見直してみるといった範囲から始めてみるのがおすすめです。
最後に
いかがでしたでしょうか?
子供二人を含めた四人家族で生活を成り立たせていくのは簡単ではありませんが、何も裕福でなければ不可能というわけでもありません。
今回はご紹介してはいませんが、子供に行かせる学校を私立ではなく公立に限定させたり奨学金を利用することによって教育費を大きく減らすことで、生活のハードルを下げることはできます。しかしこの方法は子供の選択肢を狭めてしまう上に、奨学金は場合によって子供を苦しめてしまう結果になりかねません。
生活も重要ではありますが自身の年収でどこまで子供を優先することができるかを考えられると、尚のこといいかもしれませんね。