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植松聖被告（2）死刑判決時のプログレス太陽の話【西洋占星術】
※こちらは主に西洋占星術を勉強している方向けの記事です。
（1）死刑判決時のトランジットはこちらから↓
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■死刑判決日の植松聖被告のプログレス太陽は魚座入りしたばかり
★プログレスとは？
トランジットと別の未来予知法に『プログレス』ってあるのね。トランジットはどちらかというと外部要因で変わる運勢。人との出会いや転職や、天変地異や諸々が外側の世界で起きて、現実的に人生が動いていくタイミングを観るのに便利。
プログレスは逆に、本人の内面的な変化を観るのに使うことが多いわ。トランジットだけで説明がつかないことが、プログレスを観ると一目で分かるくらい顕著に出てることがある。
どっちがより当たるか？じゃなくて、実際の占いではまずは出生図をしっかり観て、それから知りたいことの内容次第でトランジットとプログレス両方観て、ハーフサムの時期も観れば何かしらこれがこの時期にこういうことになる／なったと、占い的な理由は見つけられるわ。細かく観たいならマイナーな小惑星（メジャーな小惑星はパラス・セレス・ベスタ・ジュノーね）恒星を含めてもいいし。
ベリーグッドのほうでメジャーな小惑星の話はしてるわ↓
相性における『ベスタ』奉仕するのはどっち側？の仮説
相性における『ベスタ』合するとしんどい天体と感受点3選
相性における「セレス」「パラス」は恋愛関係には案外不向き？
ちなみに、これはアタシは手間が多過ぎるからあまりやってないけど出生時間不明でトランジット・プログレス・ハーフサムで観てもどうしても分からない場合は、占い対象者の過去のいくつかのイベントが起きた日をいくつも観て、出生時間を修正していく『レクティファイ』という手法もあるわ。ま、余談ね。
★プログレス太陽は1年に1度進行・30年ごとに次の星座へ移動して『人生観の大変化』を迎える
植松被告は2020年3月16日を迎えた時点で、プログレスの太陽は魚座0度20分だった。魚座入りしたのは2019年11月18日。死刑になるようなことをせずまっとうに生きてたら、2019年11月18日から30年、これまでとはまったく違う新しい人生が送れたはずなんだけどね。
プログレスの計算方法や理論は割愛するけど、太陽は30年ごとに次の星座に移るのね。といっても、全員が全員、30歳、60歳でその節目を迎えるわけじゃなくて生まれたときの太陽星座の度数時代で節目になる年は変わる。
例えば同級生で同じ牡羊座が2人いたとする。aさんは太陽が牡羊座25度、bさんは2度だったとする。
aさんのプログレス太陽が次の星座、牡牛座に移動するのは5歳のとき。bさんの場合は28歳のとき。プログレス太陽だけで性格や運勢は出せないけど、でも「こうありたい自分」「使命感」みたいなものが、プログレスの星座の気質や意味合いが生まれ持った太陽の気質に加味される感じかしら。牡羊座から牡牛座への変化は結構分かりやすくて「猪突猛進→安定志向」「狩り暮らしの遊牧民→定住して農耕民」くらい、生き方の志向が本人も気付かないうちに変化してる。内側が変わると自然にそれが外の世界にも影響して、30年かけて大きく変化していく。
★生まれてすぐから30年「プログレス太陽水瓶座」ネイタル月とは星座単位でスクエアの葛藤
植松被告のネイタル太陽は山羊座で、星座単位で見ればネイタルの蠍座の月とはセクスタイルの好相性。でも、太陽の度数は山羊座29度だから、1歳の時点でプログレス太陽は水瓶座入りして、蠍座の月とはスクエア。星座は、次の星座に進むと前の星座の時代に築き上げたものや身に付けたものを否定とまではいかないけど「卒業」して先に進む。まったく違う方向でもないけど、まあまあ違う方向に「行きたがる」のね。そしてスクエアは完全否定。
植松被告の場合は他にもたくさん、死刑に至る事件を起こす理由が重なったから、まったく同じ生年月日の人がみんなそうなるわけじゃないわ。だけど、被告の場合に限っては、生まれ星座の本質である太陽がまだ何も築いていないうちに「次へ行かなくちゃ」と内面的な衝動が生じていて、なおかつ生まれ星座の蠍座の月が求めてやまない他者との深い共感や守り守られる安心な世界に「なぜか、居続けられない」過酷な精神状況に陥っていたのかもしれないわね。
続く。
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