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先行き不安な片想いや長い春の関係に
片想いや、結婚を望みつつなかなか彼がその気にならない期間が長引くと、このまま結ばれないのでは?と不安になるものであろう。
しかし仲睦まじい夫婦でも、初対面から相思相愛だったという二人はめったにいない。どちらかが片想いの期間が当然のようにあり、結果的には結ばれたわけじゃが、その途中経過はさまざまじゃ。
男性が惚れ込んで女性を追いかけゴールイン、あるいはその逆。男性側はあまり情熱的ではなかったが、予定外に新たな命を授かりそれがきっかけで結婚を決意したなどもあろう。
出逢いから正式な交際、結婚までがトントン拍子でこれといった苦労もなかった二人は、相性が良かったことが結ばれた一番の理由であろうが、それ以前に二人は往々にして「不思議な縁」で巡り会っており、最初から「この人と結婚する」予感がしたとも聞く。また、付き合うまでや付き合ってからも不思議な出来事が重なってゴールインに至ったとの話も非常に良く聞く。
実はそのような二人は「守護霊の導き」によって引き合わされ、結ばれていることがある。守護霊が応援している関係は、応援のない関係よりも当然うまくいく。
では、まずは守護霊が恋を応援してくれていると、どのような出逢いになるのかを紹介するぞよ。
当てはまったら「守護霊の導きによる出逢い」かも!三選
一. 6歳までに出逢い「大きくなったら結婚しよう」などと言い合った「幼なじみ」と大人になって再会し、恋心を抱いた
昨今はこのようなほのぼのとした話は滅多に聞かなくなってしまったが、この世に生まれ出でてまだ世間の荒波に晒されて変質する前の、純真無垢な魂で惹かれ合う相手は魂の兄弟姉妹のような存在じゃ。
まだ医療が発達しておらず、抵抗力のない幼子が死にやすかった昔は「7歳までは神のうち」という言葉があり、幼子が不慮の事故や病で命を落としても「神さまのところに帰った」と、親を咎めたりせず、慰める世の中であったそうじゃ。その「神のうち」の年齢、7歳になるまでの幼子は大人には視えぬものが視えるというが、ゆえに運命の相手が身近にいればごく自然にそれに気付けるのじゃな。
多くの場合は親の都合の転居などで、大人になるまでに離れ離れになり、互いの存在を忘れてしまうか、覚えてはいても再会せぬまま、ほかの異性と知り合い付き合うたびに、幼なじみなど一昨日の夜に見た夢のごとく忘れてしまうものじゃ。
それが、大人になってから再会を果たし恋に落ちるのは、偶然に思えてもやはり必然。互いを結びつけんとする運命の力がはたらいた……。その「運命の力」こそが、その二人を見守る霊的な存在の力なのじゃ。その幸せを願い見守ってきた幼子がなかなか自力では伴侶を見つけられずにいるのを見かねて「幼なじみのあの少年はまだ独り身か?伴侶を探してはおらぬか?」と、霊的な世界で少年側の守護霊とコンタクトを取り、独り身であればさっそく引き合わせるのじゃ。
あるいは、幼子のうちに相手側の守護霊と「二人が大人になったら縁を新たに結ばせよう」とすでに約束していて、それゆえにほかの異性とはことごとくうまくいかぬか好きにもならず、初恋を成就させることもある。いずれの場合も、結婚まで至り添い遂げられる良縁である。
二. 先祖同士が「命を救った・救われた」「戦で共に戦った」そうと知らず惹かれ合った
家系図のあるような家でなければ調べられぬが、このような「家系の因縁」に現代でも影響されている男女がまだおるようじゃ。
先祖が戦(いくさ)で共に戦い命運を共にしたか、それ以外でも命の助け合いがあったなどで互いの一族に深い感謝を抱いていた場合、彼らが死後に子孫を結びつけることがある。このような相手との間には出逢ったときから「懐かしさ」と「安心感」があり、家系の事情など知らずとも、周囲も自然に応援してくれるのじゃ。
三. 先祖同士が「敵」だったがそうとは知らず惹かれ合った
この世では敵として戦い、あるいは傷つけ合った先祖同士が、そのカルマを解消するために、この世にまた降り立ちかつての敵と今度は家族となることがある。子孫の立場で考えれば、会ったこともない曽祖父の借金を返させられるようなもので理不尽と思うやもしれぬ。が、実はこのような因縁で恋仲となり結婚に至る二人は、敵同士だった先祖の生まれ変わりで、霊的な世界のルールに照らせば妥当なのじゃな。
また、因縁で引き合わされたとはいえ、だからこそ他の異性が入り込めないほど深く結び付き仲睦まじく添い遂げることも多く、決して恐れたり忌み嫌ったりすることではないのじゃぞ。
続く。