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【西洋占星術講座:入門編】基本のキ。12星座の区分法3つ
今回は西洋占星術を勉強するうえでまずこればかりは暗記しておきたい(掛け算九九レベル?)12星座の区分法3つについて。
過去の記事探してもアプリの読み物でも、これまで説明してしてなかった基本のキね(汗)さすが水星逆行期。やり忘れてたこと思い出したわ……。
前の2つのアスペクトについての記事の中で「3区分では」とか言ってるのと、ふだんの月間占いで「柔軟宮のグラクロが」とか言ってるのは、この基本の区分のことね。
【星座の区分と解釈3つ】
【2区分】
12星座は「能動星座」「受動星座」の2つのグループに分けられる。
※伝統的には「能動星座」は「男性星座」または「陽性星座」と、「受動星座」は「女性星座」「陰性星座」とも呼ばれてきた。
覚え方は簡単で、牡羊座が能動星座、牡牛座が受動星座であとは能動・受動・能動……と交互になっている。
★能動星座
牡羊座・双子座・獅子座・天秤座・射手座・水瓶座
能動的、積極的、外交的。新しいもの好きで自ら物事を始める。表舞台に立ちたい。勝ちたい。感情的にはドライ。さっぱり・バッサリ。
★受動星座
牡牛座・蟹座・乙女座・蠍座・山羊座・魚座
受動的、消極的、内向的。慣れ親しんだものが好きで、安心安全が分かってから物事を始める。裏方が落ち着く。勝ち負けにこだわらない。感情的にはウェット。こってり、ドップリ。
【3区分】
12星座は「活動宮(カーディナル)」「不動宮(フィクスト)」「柔軟宮(ミュータブル)」の3つのグループに分けられる。
覚え方は牡羊座が活動宮、牡牛座が不動宮、双子座が柔軟宮、あとは活動、不動、柔軟……と繰り返し。
★活動宮(カーディナル)
牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座
活動的、行動的。革新的。自ら先陣を切る。やられる前にやる。ストレスを受けるとキレる。不満があればそのままにせず解決しようとする。闘いでは敵陣に乗り込んでいく。「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」
ちなみに織田信長は現代の説では6月23日生まれで蟹座。
★不動宮(フィクスト)
牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座
我慢強い。頑固。保守的。プライドが高い。腰が重い。ストレスに強くギリギリまで耐える。周囲の動向を見て最後のほうに動く。不満があっても自然解決するまで待とうとする。闘いでは攻撃より防衛を固めるのが得意。「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」
ちなみに徳川家康は現代の説では2月10日生まれで水瓶座。
★柔軟宮(ミュータブル)
双子座・乙女座・射手座・魚座
柔軟。臨機応変。変わり身が早い。周囲に影響されやすい。フットワークが軽い。ストレスに弱く心身を壊しやすい。不満があると解決法をいくつも考える。闘いでは旗色が悪くなったらすぐ逃げる。それまでは優秀な参謀。「鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギス」
ちなみに豊臣秀吉は現代の説では3月17日生まれで魚座。
【4区分(エレメント)】
この4区分については4区分よりも「エレメント」と書かれることが多い。12星座に地水火風の四大元素を割り当てている。エレメントが同じ星座同士は相性が良いとされている。
★火
牡羊座・獅子座・射手座
情熱的。エネルギッシュ。勇み足。身内意識があまりない。損得勘定が苦手。失敗を恐れない。負けると悔しいが、それをバネにする。率直。自分大好き。冒険好きで、危険を顧みない。リスクがあっても好奇心と情熱が勝つ。新しく心惹かれるものがあれば古いものを手放せる。
★土(地)
牡牛座・乙女座・山羊座
冷静沈着。用意周到。身内意識が強い。敵とみなせば、身内を守るために排除しようと動くこともある。観察眼が鋭く、他者への要求水準が高い。定番、実用的で長持ちするものを好む。「安心安全」へのこだわりがあり、物事をきちんと・完全に仕上げようとする。慣れ親しんだものへの執着が強い。すでに手に入ったものを大切にする。
★風
双子座・天秤座・水瓶座
理知的。社交的。会話好き。流行に敏感で新しいものを取り入れたがる。情報収集が得意で、常にアンテナを張っている。身内意識があまりない。誰にでもフレンドリーでそこそこ親切だが、心の中で誰にでも一線を引いている。飽きやすく、慣れ親しむ前に新しいものに興味が移ることがある。使い勝手よりデザインや話題性などで物を選ぶことがある。
★水
蟹座・蠍座・魚座
情緒的。母性的。自己犠牲的。身内意識が非常に強く、身内とみなした相手はとことん世話をするが、それ以外には冷淡になるときがある。人付き合いでは、気に入った相手には一線を引かず、心が一体化することを求める。ロマンティストで芸術家肌。縄張り意識が強く、居場所には執着するものの、新しい環境にも比較的早く順応する。