僕はこの仕事を始めたおかげで、メールやメッセージを書くときに人一倍「苦笑」を使っていることを、人から指摘されて気が付けた。そして、改めようと心掛けることができている。君ももしかするとこれまでの人生で、自分では気付いていない癖を指摘されたことがあるかもしれない。だけど、もし誰も指摘してくれなかったら、一生気付かずに過ごすこともあるわけだよね。
彼の場合、人に声をかけられると嫌そうな対応をしてしまうのは悪意でも嫌悪感の表示でもなんでもなく、単なる本人の癖なのかもしれない。
本人が気付いておらず、誰も指摘しないから、ずっとそのままでいるんじゃないかな。
「嫌われていない」前提で明るく話しかけていこう
君が嫌われていないと思う一番の理由は、迷惑そうな声と顔で受け答えが始まるとしても、彼が君の問いかけにはきちんと応じていること、そしてカフェでおごったことがあるということ。(ここでは割愛したけど、2人きりのときで、雰囲気も良かったようだよね)
だから、彼の受け答えの不機嫌さはもう、シベリアンハスキーにトイプードルの愛らしさを求めないのと同じように、求めずにいこう。しかめっつらの彼も彼だ!指摘はしないほうがいい。男はだいたい、付き合ってもいない女はもちろん誰からでも、ありのままの自分のなにかを変えろと言われるのは大嫌いだからね。
それより、その最初の「え?」「は?」の先で弾む会話をしっかり楽しもう。僕が思うに、放っておけば彼は自分でもその人を遠ざける悪癖に気付かないまま、イケメンでもセンスが良くても仕事ができて収入があっても独身のまま40代を迎えるだろう。
そうなる前になんとかしたいと、彼自身も思っているかもしれない。それに、彼の希望が海外転勤であれば、海外転勤の条件に既婚者であることをいれている企業は今も多い。(独身だと海外で「美人局」に引っかかるかもしれないからね。それに、嫌になったら辞めて逃げやすい。既婚者ならそうはいかない!)
君の思惑と彼の思惑が一致する可能性は高いと思う。だから、彼の不機嫌な態度は君以外の女性の接近を阻む格好のバリアだと思って受け入れて、君は勇気を出してバリアを越えていこう。
(1)はこちら:【片想い】話しかけると「え?」と怖い顔をする彼(1)私、嫌われてる?