もし、彼が女性の家族にも否定的な口をきいているなら、彼にとってはそれがふつうで、残念ながら改善の余地も少ないけれど、ある意味安心していい。見下されている可能性はあるけれど、君の立場は彼にとって「家族同様」気を使わなくていい存在だと証明されるわけだから。
もし、家族にもふつうの口をきいていて、否定的な話し方が完全に君にだけ向けられたものだったら、喧嘩別れも覚悟で、一度彼ときちんと話し合ったほうがいい。彼に愛情があれば、当然努力をして君への話し方を改めてくれるだろう。
改めてくれない彼なら、君から離れることを選んだほうが幸せかもしれない。世の中には、君を心から愛しく思い、何でも肯定的に受け止めて、いつも君を見て幸せな気持ちにさせてくれる男もいるはずだから。
2. 君に劣等感を感じている
君のほうが収入が高い、学歴が高い、彼と同じ仕事をしていて君のほうが役職が上だったり知識がある、彼と仕事は違うけれど君の仕事のほうが社会的地位が上だったり。これらを気にせず、むしろ自慢にする男もいるけれど、もしかしたら君の彼はそのことに引け目を感じているのかもしれない。
決してそんなつもりはなくても、君も彼との会話で彼の劣等感を刺激している可能性がある。ごく当たり前に、会社の上司と同僚とで行った店の話をしただけなのに、彼の会社でいつも行く店より格上でお金がかかるとしたら、彼はそれだけでも引け目を感じているかもしれない。
彼が高卒で君が大卒だったら、君がふつうに「大学時代の友達が」と言っただけで「大学、ってわざわざ言うなよ。学生時代、でいいんじゃね?」なんて、心の中で思っていたりする。信じがたいことだと思うけど、そんなちょっとしたことの積み重ねで彼は「彼女より社会的に劣る自分」に、苦悩しているかもしれないんだ。
そして、君に接するときはいつも無意識なんだけど、少しでも劣等感を減らすために「君の自尊心を削る」発言をしてしまう。