■身体の部位に出る「心の叫び」解読法
(1)首から上編
(2)上半身編
(3)下半身編
今回は(2)上半身についてね。
【お願い】こちらの記事は『辛口オネエ』個人の持論をお伝えするもので、専門の心理療法士や、医師等の有資格者の診断・指導に代わるものではありません。
身体・心いずれかに不調や気になる症状がある場合は、まずは専門機関へご相談されることをおすすめいたします。
■「へそより上」の身体と感情の関わり
上半身って、テキトーに上と下で分けて話そうとしたら、どこまでかしらって、自分でもよく分かってなかったんだけど……。ここでは腰から上、おへそより上のことね。実際の医学的な分け方とかは知らないから(汗)ここだけの話ってことで。
で、へそより上に何があるかというと、肩・背中・肺・心臓・その他の重要な臓器(肝臓・脾臓・胆のう……)といろいろあるんだけど、ふだんの生活で「脾臓が痛い!」「胆のうがキュッとする!」とかって分からないじゃない?肝臓にいたっては沈黙の臓器でひどいことになっててもなかなか症状でないとかだし。
だから「なんとなくだけど、自分で不調が自覚できる」パーツや場所単位で分けるわねん。
で、今回は「解決法」は、身体の場所は違えどどれをとっても、原因を自覚して鬱屈してる感情を解放してあげる、ってぜんぶ同じだから、割愛しちゃうわね。
★肩・背中が「凝る・重い」のは主に「不満・不安」の鬱積か「孤独感・孤立感」
(1)でも前置きしてるけど、重いもの背負って筋肉痛とか徹夜で働いたとか一日パソコンの前にいたとか、不調の理由がはっきりしてるものは除外ね。
で、まったく理由の分からない肩・背中のコリや重さとなると、ま~オカルトな話すると「なんか憑いてるわよ~」とかだけど、それは道顕の分野なんで(気になる人は読んであげてね⇒)
心の問題でいうと、自分だけ不当な目に遭ってるとか、人間関係の中で自分の立ち位置に不満があるとかがまず1つ目。「自分だけ頑張ってる」「自分だけ助けてもらえない」みたいな感情ね。孤独感、孤立感ともいえるかしら。
緊張すると肩が凝るけど、緊張する場面ってだいたいアウェーな場所じゃない?自分が大勢の前で何か発表するとか、苦手な相手と対話するとか。失敗しちゃいけないものを扱うとか。
同じ緊張でも「もし失敗しても、誰にも責められない。みんな味方。でも自分のプライドにかけて失敗したくない」みたいなときって、終わったら肩凝ってなかったりするのよね。でも、責められるの必至、な場面をクリアした後って、すごい凝ってたりする。「肩の荷が降りる」って言葉があるけど、降りた後もそのときに発生した不安が残ってるのよね。
★肺が痛い、呼吸が苦しいのは「悲しみ」「無力感」が原因
辛いことがあると、心臓じゃなくて呼吸ができなくなって「胸が苦しい」みたいなことってあると思うけど、肺が痛い、呼吸が苦しいのは、悲しみの感情が原因かも。
特に、自分ではどうにもできない、努力では変えられない悲しいことがあったとき、悲しい気持ちがずっと自分の中に留まってるとき。
大事な人を亡くして、他の人なら泣き崩れるタイミングで、我慢しちゃって泣かなかったけど、そしてずっと泣いてないけど、それ以来なぜか胸が苦しくなる、とかね。
無力感が募ってる人って、なぜか呼吸が浅くなる傾向があって。で、鶏と卵みたいな話だけど、呼吸が浅くなってくると、酸素が足りないからか、やる気が不足して無力感が……にもなっていく。(スピ的な話ね)
意識しないと自分の呼吸が浅いかなんか気付けないけど、もし思い当たる人がいたら、深呼吸を、できれば腹式呼吸を心がけるといつの間にか気持ちが浮上するかもよ。
★心臓~胃腸まで臓器のあたりの不調はすべて鬱積する「怒り」
で、怒りは万病の元なんで、この上半身の臓器だけじゃなく、下半身の臓器も影響を受けるんだけど、中でも上半身の場合はより強く「相手に攻撃したい」気持ちを鬱積させてるときに出やすいわ。
理不尽な目に遭わされて、あいつをどうにかしてやりたいとか。ストレスで胃がむかつくのはスピじゃなく一般的だけど、これが自分自身の劣等感とか課題へのプレッシャーとかで、攻撃すべき対象がいないときの不調は、下痢とか嘔吐とかに。鬱積したものを、形で出しちゃうわけね。
胃やお腹がキリキリ痛むけど、下痢はしない……ときは、対象がいる場合が多いわ。他人に平気でバンバンものを言えて、攻撃されても言い返したりやり返せるタイプって胃腸の不調もないのよね。口から吐き出しちゃってるから。
ピンポイントで「心臓が痛い!」ってはっきり分かるときは、かなり心が悲鳴あげてるときね。なおかつ「誰かに怒りを感じつつ、そんな自分自身にも怒りを抱えてる」内側にも外側にも攻撃性を抱いてるときだから、ほんととりあえず身体を休めて、怒りの原因を根本から減らす手段を考えたほうがいいわ。
次回は(3)下半身編ね。またしばらく待っててね。