地雷男(4)オフ会で話しただけで『俺の女』扱いしてくる勘違い男の恐怖【KuのSNS恋愛術】
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地雷男(3)『風のように生きる男』とオフ会で会ってドン引きした女性の話
■「オフ会で話しただけなのに」後日談
(3)で取り上げた、SNSのαアカウント男とオフ会で話した女性の後日談。
女性曰く、オフ会の日の時点で、まず見た目が正直なところイケておらず『無理』だったとのこと。でも「話をするくらいならいいと思った」という寛大さが裏目に出てしまったようだ。
彼女は、そのα男のSNS上での不特定多数に向けた投稿が自分のタイムラインに流れてきてたまたま目にするたびに、概ね「良いこと言ってるな」とずっと思っていたそうだ。かれこれ1年は、ほぼ毎日見かけたけれど、役立つ「知らなかったこと」そして、ちゃんとした本に書いてありそうではあるけれど、タダで読める(苦笑)自己啓発的なコメント(ポエムもあり)の数々に感謝して楽しんでいた。
だけど、いざその「中の人」と一対一で向き合うとなると、まったく別問題だよね。決して外見的に好ましくなく、なおかつ「賢者気取り」のおっさんで、少し話しただけでさもこちらのことを分かったふうに上から目線で人生訓を垂れ流されたら、それだけでもう嫌になるのも仕方ないよね(苦笑)
さらには、オフ会で話すまではDMでは基本的にそのα男は敬語だったけど、オフ会の翌日からはいきなりのタメ語になったという。
そして、誰も頼んでもいないのに彼女は「女として採点」され、女性としてもっと愛されるためのアドバイスをもらったという(苦笑)
★ゾッとする勘違いDMを再現!
そのDMの文章のごく一部を再現してみよう。
■■の部分は、彼女の下の名前。オフ会まではアカウント名に「さん」付けで、例えばアカウント名が白猫だったら「白猫さん」と呼んでいたのに、オフ会で本名を聞いた途端、例えば「かおり」だったら「かおりは」と呼び捨てだ(苦笑)いや、彼女は「怖っ!」と言っていた。「下の名前で呼んでいい?」と確認すらされていなかったそうだ。
そして、
◎◎は、彼女が別に恋愛対象とも思っていなくて、単に彼女が興味を持っている分野に詳しくて、その分野のことをもっぱら投稿している男性アカウントだ。α男は一体なぜ、オフ会で一度話しただけの女性の日々のSNSのやりとりにまで口出しする権利があると思っているのやら(苦笑)
こんなDMが毎日のように送られてくるようになり、無視していたらLINEに「おーい!」と叫ばれるようになり(苦笑)彼女は「ちょっと病みそうになった」ので、相手のα男をSNSでもLINEでもブロックしたそうだ。それでまあ、さすがにそのα男も別アカから連絡してくるようなことまではせず、彼女は平穏を取り戻してホットしていた。ただ、さらにその後日談もあるんだけどね(苦笑)
■SNSでほんのちょっと関わっただけでなぜか『俺の女』扱いをしてくる勘違い男がいるのはなぜ?
さて、女友達がしばらく病みそうになった相手のα男は数多いる勘違い男の中でも、やはり強烈なほうだと思う。
だけど、その男ほどでなくても世の中には勘違い男は多いし、もしSNSがなかったら勘違いしなかったはずの男達も、勘違いする機会が増えてしまっている。
続きは次のページ★
まず、彼らは基本的に非モテで、リアルでは同級生や同僚、何かしらで女性と関わる機会があっても、たいていの場合は見向きもされていない。もし、SNSがなかったら、彼らはミソジニー化する危険性をはらみながらも「俺はモテない」と自覚して、身近な女性が自分を褒めたり親切にしたり、そんなことは「こんな俺に親切にするなんて、さすが大人の女性だなあ」褒められても「社交辞令だな」と淡々と受け止めて、そこに謎の「相手女性の真意」なんて見出そうとしない。食事を共にしても、連絡先を交換しても「やむおえない事情だからだ」と理解できている。
だけど各種のSNSが登場して、彼らはリアルでは繋がれない異性とも簡単に繋がれるようになって、自分の価値を見誤るようになってしまった。
ちょうど「会いに行けるアイドル」が誕生して、それまで手が届かない存在だったアイドルが握手できるようになったように、それまでなら絶対に付き合えない相手ですら「付き合えるんじゃないか」という幻想を抱きやすくなった。相手が一般女性なら、なおさらだ。
そしてリアルではいかに非モテで周囲の女性から無視されている男でも、心のどこかでは「俺の周りにいる女達が、見る目がないだけだ。俺がこのままでも付き合える女はどこかにはいるはずだ」と思っているものだ。(思っていない男達は、そもそも趣味の集まりであれわざわざ女性とコンタクトを取って会おうとも、その後にせっせDMを送ろうともしないから、SNSで緩く出逢いを探している女性と関わることも最初からないだろう)
そして、これは(1)でもすでに話したけど、SNSではいくらでも「こう見られたい自分」を演出できるし(とはいえ、隠しきれず滲み出るものもあるけどね)非モテ男でも、何かしら得意な領域があり、その領域についての発信に限っては、多くの異性の支持を受けることがある。だからといって「自分がモテていて、褒めてくれる女性達がみんな、自分のことを好きになる」わけではないことに、あまりにも恋愛経験値の低い男は気付けないんだよね。
そして、一方的に自分に、ではなく飽くまで「自分が得意としている領域」「自分が発信していること」に反応してくれた女性を「自分に気がある」と思い込んで、そうでなないと分かると勝手に「裏切られた!」と思って、自分のプライドを守るために、おかしな行動に出る場合があるんだよね(苦笑)
続く。
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