大葉は、香りが特徴の食材です。そんな大葉には、素晴らしい栄養が多く含まれています。今回は、大葉の栄養に着目してご紹介していきましょう。さらに大葉の栄養が持っている効果効能やレシピも一緒にお届けします。ぜひ、毎日の食事に摂り入れて健康や美容に活かしていきましょう。
大葉の栄養をチェック
まずは今回の主題でもある大葉の栄養を見ていきましょう。大葉には、さまざまな栄養成分が含まれておりますが、その中からいくつかピックアップしてご紹介します。
大葉の栄養①βカロテン
大葉という名称は、青じそを葉のまま使う時だけにこう呼ばれています。スーパーに行くと香味野菜として売られていますが、大葉は他の野菜に比べてβカロテンがとても豊富。大葉以外にも、βカロテンを多く含んだ野菜はいろいろありますよね。
中でも、にんじんはβカロテンが豊富な野菜として有名。しかし大葉は、にんじんよりもβカロテンの量が1.3倍も多いのです。βカロテンは、体内でビタミンAに変わる特徴を持っており、私たちの身体や皮膚の健康維持のためにも欠かせない栄養になっています。
大葉の栄養②ビタミンK
香味野菜には、いろいろな種類がありますが、それらと比べて飛び抜けている栄養にビタミンKがあります。ビタミンKは、血を凝固させる成分をサポートしてくれる栄養です。このビタミンKが不足すると、血が固まらず、止血に時間がかかったり、出血しやすくなります。
さらに骨を作る時に、影響を与えるので、身体作りに大切な栄養です。
大葉の栄養③ミネラル類
大葉には、ミネラル類が豊富に含まれており、中でも、カルシウムとカリウムが目立ちます。カルシウムは、ご存知のとおり、骨や歯の主要成分となる栄養です。このカルシウムは、身体だけでなく、精神にも大きな影響を与えます。
そしてカリウムは、むくみの原因となるナトリウムを外に出してくれる優秀な栄養です。女性にとって積極的に摂りたい栄養として注目されています。
大葉の栄養の効果効能
大葉には、ご紹介した意外にもたくさんの栄養が含まれています。そんな大葉の栄養が持っている効果効能を一気にご紹介しましょう。
大葉の効果①美肌効果
大葉には、ビタミンやミネラルが多く含まれています。そのため美肌効果があるのです。たとえば、美容の代表であるビタミンCも大葉には含有しています。ビタミンCは、コラーゲンの生成に重要な栄養素で、活性酸素の影響から細胞を守ってくれる働きを持っており、これによりメラニンの生成を防いでくれるのです。
大葉の効果②血行促進効果
大葉には、血液をサラサラにしてくれる効果があります。血液がサラサラになることで、血行が良くなり、代謝がアップ。これにより、免疫力が上がるだけでなく、身体に溜まった老廃物が外に排出されやすくなったり、脂肪燃焼にも繋がります。
大葉の効果③疲労回復効果
大葉の栄養は、疲労回復にも繋がる効果を持っています。大葉の中には、エネルギーの基となる栄養がたくさん詰まっているので、疲労回復に大きく貢献してくれるのです。さらに皮膚や粘膜を強くしてくれるため、面英気力が高まり、健康へと繋がります。
1つの栄養だけでなく、いろいろな栄養が作用し合い、相乗効果により健康や美肌が保てるのです。
大葉は加熱しても栄養そのまま!?
栄養の中には、加熱すると壊れてしまうというものもあります。大葉にも、生で食べた方がいい栄養と加熱した方がいい栄養があります。生で食べた方がいい栄養は、ビタミンCやカリウムなどの栄養です。刻んでから乗せてそのまま食べたり、何かを包んで食べるのもおすすめですね。
一方、加熱した方がいい栄養は、βカロテンです。油ととても相性がよく、油と一緒に加熱することで吸収率がアップします。そのため天ぷらや炒め物にして食べることがおすすめですよ。
大葉の栄養を効果的に摂れるレシピ集
そんな大葉を使った栄養満点のレシピをいくつかご紹介します。生で食べても良し、調理しても良しの万能な食材である大葉のレシピをチェックしていきましょう。
鶏肉の大葉炒め
材料
鶏もも肉300g、大葉10枚、ニンニクひとかけ、サラダ油大さじ1、塩こしょう適量
作り方
①大葉は千切りにしておく。
②鶏肉は一口大に切って塩を振っておく。
③フライパンにサラダ油を入れてからニンニクを潰していれ、火をつける。
④弱火で油にニンニクの香りが移るまで炒め、香りがついたらニンニクを取り出す。
⑤鶏肉を入れて強火で炒め、火が通ったら塩こしょうで味付けする。
⑥火を切ってから千切りにした大葉を入れて絡めて完成。
大葉たっぷり和風ツナパスタ
材料
大葉7枚、ツナ缶1缶、パスタ200g、しょうゆ小さじ2、バター大さじ1
作り方
①たっぷりのお湯に塩を入れてパスタを茹でる。
②大葉は細切りにしておく。
③パスタが茹で上がったらお湯をしっかり切って再び鍋に戻す。
④ツナ缶を汁ごと入れ、しょうゆやバターも一緒にいれてしっかり和える。
⑤お皿に盛りつけてからお好みの量の大葉を乗せて完成。
鮭と大葉の混ぜご飯
材料
ご飯丼ぶり2膳分、塩鮭1〜2切れくらい、黒炒り胡麻大さじ2、大葉8枚
作り方
①胡麻はフライパンに入れて香りが出るまで炒り、塩鮭はグリルで焼いてから身を解す。
②大葉は手でちぎり、ボウルにご飯を入れる。
③そこへ解した塩鮭と大葉、炒り胡麻を入れてしっかり混ぜる。
④お茶碗に盛りつけて完成。
最後に
大葉は、1枚は薄いですが、その中には考えられないほどの栄養がたっぷり含まれていることがわかりましたね。加熱しても生で食べても栄養をしっかり摂れるので、レシピの種類も豊富ですし、いろいろな料理に活用できます。スーパーでも気軽に変えますし、お値段もそこまで高くありません。それに加えて栄養をしっかり取れるときたら嬉しいですよね。ぜひ、大葉を料理の中に活かして健康な身体をお肌を手に入れましょう。