先日、ザッカーバーグが突然、謎の来日をしていたことを取り上げたけど、
イーロンを斬るための刀作りに?ザックは何しに日本へ?やっぱり岸田首相とも会っていた!けど何のため?【久賀原鷹彦】 | cyuncore (キュンコレ)
ザッカーバーグと同じ日、日本にはもう1人、ハイテク界の真の大物が来日していた。
半導体界の伝説のエンジニア『ジム・ケラー』来日!
メタのザッカーバーグCEOが岸田文雄首相と面会した2月27日。もう一人のハイテク界の大物が東京にいた。半導体業界の伝説的なエンジニア、ジム・ケラー氏だ。
AMD時代に圧倒的なコスパのCPU(中央演算処理装置)で黄金期のインテルに対抗し、倒産目前だった自社を救ったのは産業史に残る逸話だ。アップル、テスラでも独自半導体の開発を率い、「シリコンの魔法使い」とまで呼ばれる。現在はカナダのスタートアップ・テンストレントのCEOとしてAI用半導体を開発するケラー氏。エヌビディアが独占するAI半導体市場に、魔法使いはどう挑むのか?
ジムは何しに東京へ?
Tenstorrentが日本のLSTCと提携し、2nmのAIアクセラレーター・チップを開発
チップ界のレジェンド、ジム・ケラー氏が率いるAIチップ企業テンストレントは、日本の最先端半導体技術センター(LSTC)との重要なパートナーシップを発表。
LSTCとカリフォルニア州サンタクララを拠点とするTenstorrentは、最先端の2ナノメーターAIアクセラレーターを構築する予定であり、これはAIの性能を飛躍的に向上させることを約束する新しいタイプのAIハードウェアソリューションである、と両社は述べている。
この提携は、テンストレントの世界トップクラスのRISC-Vとチップレットの知的財産を活用するものだと両社は述べている。この戦略的提携は、テンストレントとLSTCの多層パートナーシップを伴うもので、テンストレントのRISC-V中央演算処理装置(CPU)技術とチップレット技術(異なるチップを1つのパッケージに融合する技術)の専門知識が、LSTCのエッジAIアクセラレータに活用される。
IPライセンスに加え、テンストレントは共同イノベーションパートナーとして、日本のAI性能基準を再定義することを目的としたチップの共同設計を行う。
翻訳元:Tenstorrent partners with Japan’s LSTC to create 2nm AI accelerator chips