カフェインが入っている飲み物といえばコーヒーや緑茶、紅茶などを思い浮かべますが、実はウーロン茶にもカフェインが入っています。カフェインは適正な量であればむしろ体にとって良い影響もありますが、1日に何杯も飲み過ぎるのは良くありません。烏龍茶も飲み過ぎには気をつけたいですよね！今回は、ウーロン茶のカフェインについてご紹介します。ウーロン茶の飲み過ぎは眠れなくなるというのは本当なのでしょうか？
カフェインとは？カフェインの効果
カフェインとは、コーヒー豆や茶葉、カカオ豆など、天然に含まれる食品成分の一つで、体内に入ると血管を拡張させる働きがあります。その結果、利尿作用があったり頭痛の緩和に効果があります。他にも、神経伝達物質が増えることで覚醒作用や交感神経が優位になることの基礎代謝の増進などの効果もあるので、仕事中や集中して何かをする時などにカフェインを摂取すると良いとされています。
しかし、過剰にカフェインを摂取すると、眠れないなどの睡眠障害や、胃酸の分泌過剰による胃痛などが現れたりするので、カフェインの摂取は気をつけたいところです。よく、「コーヒーは夜寝る前に飲まない方がいい」と言いますが、コーヒーは含まれるカフェイン量がとても多いので、夜コーヒーを飲むことで興奮・覚醒作用が働き、眠れなくなってしまうのです。
ウーロン茶のカフェインはどれくらい？
ウーロン茶に含まれるカフェイン量は、100mlあたりで20mgと言われています。これは、ほうじ茶と同じカフェイン量です。コーヒーや緑茶など、一般的なカフェイン含有飲料と比較すると、ウーロン茶はカフェインが少ない飲み物と言えるでしょう。
また、ウーロン茶のペットボトルでも有名な「サントリー烏龍茶」ですが、こちらも100mlあたり20mgのカフェインが含有されています。こちらの「サントリー烏龍茶」のペットボトルは600mlの容量なのでカフェインの総量は120mgということですね。
カフェインの許容量はどれくらい？
「サントリー烏龍茶」のペットボトルを1本飲むと必然的に120mgのカフェインを摂取するわけですが、この量が私たちの身体にとって多いのか少ないのか、気になりますよね。
カフェインの許容量は、だいたい1日あたり成人なら400mg、妊婦や授乳中であれば1日あたり200mg、体重30kgの子供であれば1日あたり90mg、とされています。つまり、ウーロン茶であれば、1日4杯程度であれば問題ないということですね。「サントリー烏龍茶」のペットボトルでも1本飲みきるのは問題なさそうです。
カフェインレスのウーロン茶ってあるの？
1日のカフェイン許容量を越えないよう、適量を守れば、ウーロン茶のカフェイン量は問題ないことがわかりましたが、できることならカフェインを摂りたくないという人もいるのではないでしょうか？そもそもカフェインレスのウーロン茶なんてあるのか調べてみると、残念ながらカフェイレスのウーロン茶はありませんでした。
しかし、ウーロン茶以外でカフェインレスのお茶は存在します。それは、麦茶です。ご存知のとおり、麦茶は子供から大人まで、昔から現在まで日本人に愛される国民茶である麦茶ですが、なんとカフェイン含有量はゼロ！麦茶なら子供でも妊婦でもゴクゴク飲んで大丈夫ということです。夜寝る前に飲んでも眠れないということもないでしょう。
意外と多い？飲み物の種類別カフェイン含有量
麦茶はカフェインレスだとお伝えしましたが、私たちが普段飲む飲み物には、意外とカフェインが含まれているものです。カフェインと言えばコーヒーをまず思い浮かべる人も多いかもしれませんが、実はコーヒーだけでなくわりと色々な飲み物に含まれていますよ。飲み物別のカフェイン含有量をご紹介します。
飲み物100mlあたりのカフェイン含有量
・ココア：10mg
・コーヒー：60mg
・インスタントコーヒー：57mg
・玉露：160mg
・紅茶：30mg
・玄米茶：10mg
・ほうじ茶：20mg
このように、カフェインの含有量はやはりダントツでコーヒーでしたが、お茶の中でも緑茶が多くのカフェインを含んでいるようです。ほうじ茶や玄米茶などはお茶の中でもカフェイン含有量は少なめなので1日2〜3杯であれば問題なく飲んでよさそうです。
カフェインが少ないのは麦茶・玄米茶
カフェインを気にする人は、カフェインレスの麦茶もしくはカフェイン含有量が少ない玄米茶がおすすめです。どちらも日本人に馴染み深いお茶で大好きな人も多いはず。麦茶と玄米茶ならカフェインを気にせず美味しく飲むことができるでしょう。
最後に
今回は、ウーロン茶に含まれるカフェインの量や、コーヒー、麦茶など、他の飲み物のカフェイン含有量などについてご紹介しました。焼肉や中華などこってりした食べ物には特にスッキリした味わいのウーロン茶は合いますし、何よりウーロン茶は風味が豊かで美味しいお茶です。カフェインの飲み過ぎに気を付けながら、美味しく飲んでくださいね。参考になれば幸いです。