家事や子育てをする中で、ママが無性にイライラしてしまうことって、珍しくないですよね。私自身も3年弱の間、子供を育ててきて様々なイライラを経験しました。ご主人様(パパ)から見ていても、今日のままなんでそんなイライラしてんの?って思うことが、たくさんあるんじゃないかなと思います。私は主人によく言われます。現在は、2人目を妊娠していることもあり、マタニティーブルーも重なっているかもしれません。また、上の子は絶賛イヤイヤ期真っただ中なので、子育てしながら私のイライラもピークに達しています。やだなあ…(笑)
しかし、子供からしたら、子育て中のママのイライラの原因なんて知ったこっちゃありません。ママには常にニコニコ相手をしてもらいたい。しかしママもイライラを溜めたままでは、子供に対して般若顔になってしまうこともあるかもしれません。それは防ぎたい…!というわけで今回は、ママが子育てにイライラしてしまう原因を探った後、子育てのイライラを解消する方法をご紹介していきたいと思います。
実は以前、同じような記事を書いたことがあります。
こちらの記事は、ストレス解消法の候補を挙げた記事だったのですが、今回は出来る限り子育てにイライラする原因に基づいた、根本的な解消法を探っていけたらと思います。
ストレス解消法が幾つもあっても、その解消法を実践する時間がなければ意味がありませんから、どうやって時間を捻出していくのか考えていきましょう!
子育てにイライラしてしまう原因を把握する
子育てをしていると無性にイライラしてしまうけれど、この原因は一体何だろう?それを突き止めなければ根本的な解消は出来ません。
何か発散出来るようなことをして、一時的にストレスが無くなったかのようなスッキリ感が得られたとしても、それはつかの間の話…。気づけばイライラの原因が解決しないままの日常生活に疲れて、また同じようにイライラを募らせていくことになります。
原因となり得るものを全て挙げるのはキリがないので、子育て中のママや、妊娠中のプレママに当てはまりそうなものを、大まかに分けて3つご紹介しますね。
子育て中のイライラは妊娠や出産によるホルモンバランスの乱れ
生理中などと同じく、妊娠や出産を経て、女性の身体というのは目まぐるしく変化するものです。身体のホルモンバランスが崩れれば、イライラする症状が出る方も稀ではないのでは?
生理前や生理中にイライラする方もいらっしゃいますよね。ホルモンのバランスというのは精神的な意味でもとても大事なものですが、妊娠や出産など、人生での一大イベントを迎えた身体が悲鳴をあげている状態なのかもしれません。
この影響で、マタニティーブルーや、産後鬱、育児ノイローゼなどが引き起こされることもあるようなので、注意が必要です。
赤ちゃんが泣き止まない!育児ストレス
子育て中のママのイライラやストレスと言ったら真っ先にこれを思い浮かべる方も多いかもしれませんね。
赤ちゃんが生まれる前は、なんとなくニコニコ赤ちゃんと過ごす、のほほんとした幸せな日々を想像していた方も、いざ産んでみると想像を絶する忙しさに頭を抱えることになるかもしれません。
生まれたての赤ちゃんは、四六時中泣き止まないなんてこともよくあります。頻回授乳やオムツ替えなど、やらなきゃいけないこともたくさん!大きくなればマシになるのかと思いきや、自我が芽生えてくれば今度はイヤイヤ期…?もういい加減にしてよ!と怒鳴りそうになるのを必死にこらえる日々。
そして、赤ちゃんは悪くないのに、子供は悪くないのにと、後から自己嫌悪に陥って自分を責めてしまうこともあるかもしれません。
また、子育てに追われて寝不足になってしまうと、イライラして判断力も鈍ってきます。子どもが良かれと思ってやった行動や、故意ではない失敗なんかも「わざとやってるんじゃないのか?」なんて疑心暗鬼になってしまうこともあります。
パパや周りの人たちのイラつく発言
育児に追われ、ようやく一息つけた…やっと家事ができる!と思ったところに仕事から帰宅したパパ。ただいまの前に発した第一声は「…飯は?」。
まだ出来てなくてと言うと、理由を聞く前から「えー…俺めっちゃ腹減ってるのに。どうするん?」なんて言われたら、ついついイラっとしてしまうママもいるのではないでしょうか。
もちろん、パパも悪意があって発した言葉ではないかもしれません。実際お仕事を終えて帰ってくればお腹も空きます。帰ってきて夕飯が無ければ落胆する気持ちも、純粋にじゃあどうするの?と思う気持ちも仕方ありません。
しかし、子育てに追われてイライラしているママにはそれを前向きに捉える余裕がないかもしれません。
パパに限らず、周りの人たちの言葉になんだか棘を感じてしまって、苦労をわかってもらえないと憤ったり、私が出来ていないからだと自分を責めたりしてしまうかも。
ママのイライラ解消法① 受診してお医者様に相談する
子育て中のイライラの原因を見つめた後は、根本的な解決方法を探ってみましょう。
お医者様に相談と聞いて、私は産後鬱というほどのものでもないからなあ…とお思いの方もいるかもしれません。しかし、ホルモンバランスの乱れが原因の場合、自分でどうこうして改善するものでもありません。
薬を飲むにしても、妊娠中や、授乳をされている場合には飲めるものも限られてきますし、自分で判断せずに、お医者様の指示を仰ぐのがいいでしょう。
また、自分でも気づかない間に追い込まれていることもあります。自覚が無くても突然発作的に鬱っぽい症状が出てくることもあるかもしれません。それを防ぐためにも、不安定な時期にはお医者様に診てもらったり、助産師さんや保健師さんなどに話を聞いてもらうというのは、とても良いことなのです。
治療だけでなく、予防の意味でも、一度専門家に診てもらってもいいのではないかと思います。
ママのイライラ解消法② 家族や周りの方の手を借りる
子育てによるストレスでどうしてもイライラしてしまう。子育てが上手くいかなくて切羽詰まっている。という場合には、少しお子さんから離れてみるのも手です。しかし、ママはなかなか赤ちゃんと離れることが出来ませんよね。
パパもお仕事でお疲れかもしれませんが、たまにはお互い様ということで、丸一日パパに子供を見ていてもらう日を作るといいかと思います。お出かけも好きに出来ますし、お家の中でゆっくりしても、睡眠をとっても構いません。その日は一日中自由です。家事もパパにやってもらいましょう。子供と離れても、家事に追われていては、結局自分の休息に時間があてられません。
ただし、パパに協力を求めることには少しコツがいります。あくまで現状専業主婦の私視点のものなので、環境によって違いはあるかもしれませんが、以下を頭の片隅に置いておくと気が楽になるかもしれません。
- パパの家事に完璧を求めない、極力口出ししない
- 同じように、パパが自由になれる機会も作るようにする
- 感謝の気持ちをしっかりと口にする
パパがママに比べて家事育児に不慣れな場合を想定してですが、端から見ていて、アレも違う!コレも違う!と思うことがあるかもしれません。
単純にママとやり方が違う場合や、料理が作れないからと帰ってみれば夕飯がコンビニ弁当…ということも。私は育児に追われながらも毎日作ってるんだから1日ぐらい自分で作りなさいよ!キーッ!なんて気持ちになるのは少し勿体ない。せっかく子育てのイライラを解消するために時間を作ったのに悪循環です。理想は低く持って、とにかくママを1日自由にさせられたらオールオッケー!という気持ちで挑みましょう。
また、パパもお仕事などで疲れています。先程お互い様と言いましたが、産後のパパの自由度はどうでしょうか?家に籠っていると、仕事のためでも外に出られるだけで幸せだ!なんて思えるかもしれませんが、パパからすれば家族のために働いて疲れて帰ってきて、幾ら可愛いとはいえ泣き止まない我が子と般若の顔をした妻に迎え入れられ、終始ピリピリした空気の中で過ごすのは、疲弊しますし居心地も悪いはずです。
ましてや、妊娠や授乳でお酒が飲めないんだからあなたも私の前で飲まないで!飲み会には行かないで!などと行動を規制したりしていませんか?確かに頻繁であれば腹立たしいですが、ママと同じくパパも疲れているのです。たまには自由になれる時間を、パパにも作ってあげてください。
そして、お互いに自由な時間を作ってもらった際には感謝の気持ちを伝えるのを忘れないことが大切です。夫婦という形になるとなあなあになってしまいがちですが、ありがとうと言われると人間というのは気が楽になるものです。相手が言ってくれなくても、まずは自分が伝えるというのを心がけていきましょう。
また、ママもパパも疲弊して手に負えない時や、どうしてもパパの手が借りられないなどという場合もあるかと思います。そんな場合には、ご両親(子供の祖父母)などの手を借りるのもいいですし、ファミリーサポートや一時保育、ベビーシッターなどの第三者の手を借りることも手段としてあります。
最初から最後まで自分の手で育ててあげたい!というプライドもあるかもしれませんが、結局キャパオーバーして子供にあたってしまうくらいなら、早めから周りの手を借りてしまいましょう!恥ずかしがる必要はありませんよ。
ママのイライラ解消法③ パパと普段から話し合う機会をつくる
パパから度々イラっとする発言をされるという場合には、話し合いが大事です。
しかし、溜めに溜めて大爆発!で泣いたり怒鳴ったりしながら主張しても、パパは戸惑ってしまうかもしれません。出来ればこまめに、感情的にならずに、どういう発言をやめてほしい、それは何故かといったことを説明できると良いです。
パパも悪気がないこともあります。善意で言ったつもりの言葉を自分が歪んで認識していることもあるかもしれません。私は傷ついた!だから相手が悪い!改めろ!ではなく、何が嫌だったのかとそう感じた理由を説明して、パパがどのような意図でその発言をしたのか聞いてみましょう。
また、家事や育児がキャパオーバーな時は、こういったことやってもらえないかと、分担の相談もしてみましょう。断られても、私がいっぱいいっぱいなんだから受けて当たり前!ではなく、まずは受けられない理由を聞いて、納得できるものなら出来そうな代替案を出したり、お互いに譲歩できるといいですね。
ママのイライラ解消法④ 子供の生活リズムをつけてあげる
新生児の赤ちゃんの頃には流石にむずかしいかもしれませんが、1歳を過ぎて積極的に食事がとれるようになると、生活リズムもつけやすくなってきます。
私は、赤ちゃん=寝るのが仕事というイメージがどうしても消えず、親の都合で決まった時間に起こすのはかわいそうだなあと思い、なかなか生活リズムをつけてあげられずにいました。
しかし、将来的に保育所や幼稚園、小学校に通うことを考えると、それまでに生活リズムがついていないと苦しむのはお子さんなのです。最初は泣かせることになるかもしれませんが、少し心を鬼にして、決まった時間に決まったことをやらせる習慣をつけましょう。
結果的にお子さんは生活リズムが整い、ママは夜中に泣かれたり、家事が進まない現象を軽減できますよ!
我が家は、朝起きる時間、朝食の時間、昼食の時間、昼寝の時間(寝かす時間と起こす時間)を決めて、矯正していきました。朝は泣いても決まった時間に起こして、朝ごはんを食べさせている間に、昼食に間に合う時間に炊飯器をセット。お昼寝の時間を考慮して、昼食はお昼より少し前に食べさせ、2~3時間の昼寝を徹底させました。
しっかり寝た我が子はそこからたくさん遊びます。そこまでの生活リズムが整っていれば、夜は意外とすんなり寝てほしいぐらいの時間帯で寝てくれるようになります。夜寝るときは、強制はしなくても構いませんが、布団を敷いたり電気を消したり、寝られる環境は作ってあげてくださいね!
最初は夜上手く寝られなくても、結局朝の決まった時間に起こされるので、数日貫けば眠気に勝てないようになります。中途半端に可哀想とやめてしまう方が酷なので、根気が必要ですが、上手くいけば生活がグッと楽になりますよ。
ママのイライラ解消法⑤ 自分のスペースを確保する
パパに自由な時間を作ってもらったり、お子さんの生活リズムを整えたりして、家事や自分のやりたいことに使える時間が増えてきたとして…。
パパに見てもらっていても、ママが真横にいたのでは「ママ~!」と子供が寄ってきてしまうかもしれません。お子さんからすれば「今日はママはお休みなのよ」というのはまだ通じませんよね。しかしこれでは休憩は出来ません。
家事が出来ると思って熱中してしまうと、知らぬ間に昼寝していたはずの子供が起きていて、家中を散らかしていたり、口に入れてはいけない小さなものをモグモグしていたらヒヤッとしますよね。
自由に出来るスペースを確保するというのはとても重要なことです。自室として一部屋確保することは出来なくても、どこかの部屋の一角に、ママがくつろげたり、あるいは家計簿をつけるなどの作業が出来るスペースを確保しましょう。どの部屋もお子さんが自由に出入りできるとなると、子供にとって危ないものに手が届いてしまったりします。
また、お子さんが昼寝していたり、今なら作業出来る!という際に、少しなら目が離せるように、ベビーサークルやベビーゲートなどを活用して、安全確保をしてあげてもいいでしょう。料理をしている時も、洗濯物を干している時も、常に気を張って子供を見ながらというのは疲れてしまいますよね。イライラも募ってしまいます。
ただし目を離せるというのはあくまで一時的な話なので、安全確保したから大丈夫!と長時間ほったらかしにならないように気を付けてくださいね。
さいごに
いかがでしたか?ママの子育てイライラ解消法は、「そんなの当たり前だ」とか「それが出来たらもうやってる」というものばかりかもしれません。
しかし、案外プライドや、出来るわけないという気持ちが邪魔をしている場合もあります。ママの子育て中のイライラを解消することは、ママのためだけではなく、子供のため、一緒に生活するパパなどの家族のためにもなるはずです。
私だけが我慢すれば…などと諦めずに、上手に発散できるように、工夫していくことも必要です。これから数十年一緒に暮らしていく家族なのですから、不安や課題は共有して、一緒にクリアしていくことが大切ですよ!