【理想の男を育てる方法シリーズ】
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前回の終わりに、
私服がダサい。でも、「彼のことはやっぱり好きだから、私がなんとかしてあげたい」と思える相手だ。そして、相手もその気持ちを受け入れて努力できるのが条件
と話したけど、今回はそれについて具体的に。
「私服がダサいけど好き」ならその愛は本物
抱かれたくない男ランキングの常に上位に入る「出◯哲郎」や「◯頭2:50」でも、彼らが髪型をビシッと整えて、パイロットの制服を着て、CAたちを引き連れていたら、白衣を着て若い医師たちから「教授」と崇められていたら、そんな彼らにデートに誘われたらOKをする女性は少なくないと思う。
だからこそ、私服がダサいと気付いただけで、もう会いたくないと思う相手のことは、生物的な相性が悪いのもそうだけど、何より相手の制服や仕事着に表れる「ステイタス」を気に入っていただけだと判断できる。
そして、世の中は本当に広くて星の数ほど人間はいる。だから、ある女性が、相手がいくら年収2000万で持ち家で親とは別居OKで妻には専業主婦でも働いてもどちらでもいいと言っているにも関わらず「生理的に好かないし私服が許せない」とフった男と出逢って、
「掘り出し物!」と大喜びで逆プロポーズする女性もこの世のどこかにはいるはずなんだ。
そして、もし自分が誰かに対してそう思えたなら、
「私服がダサかったけど、彼が医者でお金持ちだから私は彼を諦められないんだ。私って打算的」と感じ、周囲からも「あんなダサい男とよく付き合えるわねあの子。やっぱりお金目当てなのね」なんて思われたとしても、気にしないでいい。
その「愛」は本物だ。具体的な職業名はあげないけど、もし、彼が仕事中はかっこいいけれど社会的にはステイタスが高くなく収入も大したことのない職業ならなおさらだ。
「ダサい」を理由に成長株をフって後悔した僕の女友達の話
でも、せっかくそんな自分だけの掘り出し物を見つけたとしても、相手がいっさい君のアドバイスを聞かない男で、今後のデートに毎回とんちんかんな服装をしてきたら、さすがに嫌になってしまうよね。
女友達に紹介したくて、知り合ったばかりの彼を自由が丘のこじゃれたカフェランチに誘ったら、彼が「センスゼロのホストか勘違い美容師みたいなタータンチェックのスーツにサテンのシャツ、ゴツい喜平のネックレス、つま先がとんがったエナメルの靴で現れて、友達から『アイツだけはやめておけ』と本気で止められ、店でも浮きまくり、その後実際に別れた」なんて苦い経験談を女友達に聞かされたこともある。
僕は、その彼の気持ちが分かるから可哀想でしかたないけど(苦笑)その彼はきっと、自由が丘というお金持ちマダムが集まる平穏で上品な街で、お日様の出ている時間帯の気軽なカフェランチに似合う服装が分からなかっただけなんだ。彼なりに気合いを入れてオシャレを考えて、モテる男のお手本としてもしかしたら「ホストに学ぶ」なんて変な雑誌の特集に引っかかったのかもしれないよね(苦笑)タータンチェックのスーツ、きっと彼にとっては勝負服だったんだと思う。
ただ、その女友達はアラフォーになる現在も独身だし、その昼下がりの自由が丘ランチにタータンチェックのスーツをキメてきた彼との別れを後悔していた。
彼はその後、別の女性と結婚して、久々に見かけたときには家族連れだったそうだ。何の変哲もないジーンズとサマーニットにスニーカーでも充分オシャレに見える、こざっぱりした品のいいパパになっていた。
「服はぜんぶ、奥さんに選んでもらっている」と嬉しそうに話す彼に、彼女はなるほどその手があったかと感心すると共に「惜しいことをした」と思ったそうだ。
この彼のように、もともとセンスはゼロで自分にセンスのない男の中でも、きちんと他人の意見に聞く耳を持つタイプはちゃんといる。持って生まれたセンスはダメでも、恋人や妻という専属スタイリストのおかげで、見栄えのする男になっていくことは多い。
「いい男はみんな彼女か奥さんがいる」と嘆きたくなる背景にはこの彼女や奥さんの手間暇があるのは周知の事実だろうけど、いざダサ男を目の前にすると「これをどうにかするのは無理」と思ってしまうのも無理もない。
なにしろ、ダサいまま、それを誰に指摘されても「自分は自分」と開き直って一生を送る男も少なくないからね。そして、そんな男はやはり他の面でも的外れで頑固だったりするから、必然的に「余り物」になっている。
婚活の場で出逢う男の多くはこのタイプだろうし、
婚活以外の場で運良く出逢えた制服だとかっこいい男が「なんであんなに素敵な人がまだ独身?」と思ってもふたを開けてみたらこのタイプだった、もあるだろう。
せっかくセンスのない彼に我慢してデートのたびに周囲の視線を気にしても、聞く耳を持たないタイプだったらやはり結婚まで行き着かないだろうし、もし行き着いても頑固な夫と服のみならず今度は生活全てに表れるダサさに辟易とするだろう。
そうなる前に、やはり相手の男性が女性の努力で変われるのか否かは、チェックしておきたいよね。実は、たった1つの質問で彼のセンスののびしろが分かるんだ。
ダサ男の「のびしろ」チェック方法
付き合っている、または付き合うか迷っている彼のセンスに不安を感じたら、聞いてみてほしい。
彼は、髪を切るとき「理容室」「美容室」どちらに行っている?
「理容室」に行っている場合。
このご時世にホットペッパーでいくらでも安い美容室が見つかるのに、わざわざ理容室を選ぶのは、彼が男性美容師を筆頭とするお洒落な男性に対してなんらかの偏見を持っている可能性がある。男の美容師には「チャラチャラしやがって」女性の美容師には「ダサいと思われるのが嫌だから」ファッションセンスに口出しされない、おじさんばかりの理容室を選んでいるのだろう。もちろん、理容室ならではの髭剃りなどを好んでいるなどの理由もあるかもしれないけど。
理容室派の男を美容室派に変えるのは困難だ。もし、彼がセンスがなくてなおかつ理容室派だったら、それを受け入れるしかないと思ったほうがいい。
続く。
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