（1）を先にお読みくだされ↓
厄の押し付け（1）厄を押し付けてくる輩の正体と特徴
（1）では厄を押し付けられるとどのようになるか、押し付けてくる輩は大きく分けて2通りいると話した。
今回は、そやつらがどのようにしてターゲットに厄を押し付けるか、具体的な方法についてじゃ。
これまで、うまくいっていたのにあるときから急に運に見放されたようになったり嫌なことが続くようになったりしたことがあるならば、これから挙げる事例の中で一つや二つは「やられたことがある！」と思えるものがあるやもしれぬのう。
されたら注意！される前に逃げよ！『厄の押し付け方』
（1）欲しくもない『おさがり』をくれる
子供の頃、新しい服が欲しいと思っていたら親族が『おさがり』をくれて、趣味に合わぬにも関わらずそれを着る・使うことになった。大人になってからも、義母であれそれ以外であれ、やたらとその人がいらなくなった着用済み・使用済みのものをもらわされる。家具やインテリア用品なども、まだ綺麗でも、高価でも、もらうときに「嫌な感じ」がしたら、それはモノと共に厄を押し付けられたからじゃ。
対策はまず、もらってしまう前にキッパリと断ること。どうしても断ると角が立つからと仕方なく受け取ったら、これまた可能であれば捨てること。
しかし「前にあげたあれ、使ってる？飾ってる？」など確認されることもあり、捨てられぬこともあろう。それははっきりいえば、相手は無意識のうちに、おさがりを渡した相手がきちんと自分の厄を引き受けているかチェックしてるのじゃ。相手が家まで確認に来るのを避けられない場合は、来た時だけサッと飾り、帰ったらすぐにまた仕舞い込むことじゃ。残念ながら持ち続ける限り、ある程度の厄は引き受けたままになるが……。
（2）マウンティングしながら高級品（菓子やお土産）をくれる
海外土産やお取り寄せ、高級デパートでしか取り扱っていない高級な菓子などをいただくのは嬉しいものであろう。しかし、くれる相手次第、相手のふだんの言動やくれるときの言動次第では、モノに罪はなくとも「嫌だな、こんな感じなら嬉しくないな、受け取るのは屈辱」と感じることもあるのではなかろうか？
そういった嫌な感じ、違和感を覚える『高級品をくれる人』は、無意識であれ自分が『与える立場』であることを印象付けようとしている。そして、与えるときにモノだけでなく、自信の厄を押し付けることで、自身が受けてきた妬み嫉み、さまざまな厄を祓って、さらに豊かな生活を手に入れるのじゃ。
そのような人間からは、連絡が来た時点で穏便に会うのを避け、モノをまずは受け取らないこと。「もったいない、せっかくだからいただこうかな」と思うなら、マウンティングされても一切気にかけぬようにすることじゃ。不本意であるが受け取ってしまった場合、相手が暗に感謝、誉めそやすことを要求してきても、一度だけ「ありがとうございました」と伝えれば、その後にチヤホヤせずとも良い。
陰で「あの人、せっかく高価なお土産あげたのに、価値がわからないみたいー。感謝もしないし」などと言われるやもしれぬが、気にかけぬこと。『マウンティング妖怪同士のコミュニティで、私の評判が悪い』からと、人間のおぬしが悩むことはないのじゃ。
（3）欲しくもない『手作り品』をくれる
ハンドメイドや自家製のお菓子などがブームであるが、本当に仲が良くお互いが作ったものを平気で食べられる関係なら良いが、それほど親しくもないのに手作りのお菓子や手作りの小物、アクセサリーなどをくれる相手には、実は要注意。相手は『承認要求』を満たすために他人を利用しているだけで、受け取る相手のことなどみじんも考えていないのじゃ。
例えばパティシエが本業のママ友が趣味でお菓子を焼いて、それを配るとして、デキが市販品レベルで「美味しそう！食べたい！」と心から思えるなら、それは喜んで受け取ればよい。
しかし、まったく料理もお菓子作りも……。な、誰やらが手作りの食べ物や小物をくれるとしても、衛生状態が気になりおいしくもなさそう、そのようなものはできればやはり受け取らず、やむおえず受け取ったなら食べず、使わずがよい。
厄の押し付けはモノを渡す以外にもあるゆえ、それはまた別の機会に！
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