※冥王星天秤座世代は話すべきことがめっちゃあるから単独で扱うわね。これまでにも『ロスジェネの逆襲』シリーズとか記事出してるから、興味あったらそっちも読んでね。
でも、まずは今回の『冥王星と世代と時代』の(1)を読んでね↓
【2023年版】冥王星と世代(1)冥王星蟹座・獅子座・乙女座までの世代と時代【辛口オネエ】
ということで、今回は冥王星天秤座・蠍座・射手座の世代と時代について。またアタシの独断偏見入るからそこは大目に見てねん!
冥王星天秤座世代(1972年-1983年)
『団塊ジュニア世代』で、この後の世代に比べると人口は多め。『就職氷河期世代』の第1期。『ロスジェネ』さらにはスピリチュアルだと『インディゴチルドレン』はこの冥王星天秤座時代に多く生まれていると言われてる。
★天秤座の天秤は『正義の秤』で法律の番人であり契約や結婚も管轄する
天秤座の天秤はギリシャ・ローマ神話だと正義の女神アストレアの持つ秤。
弁護士のバッジの秤はこの天秤座の秤で、象意としても『法律の番人』がある。でも、厳しく目を光らせて罰してどうこうするんじゃなく、冷静に客観的に対立する双方の主張に耳を傾けて、なんとか和解に導こうとする、どちらかが正しくてどちらかが間違っていたり、被害者と加害者が明らかだったりすれば、過不足なく『不公平にならないように』しっかり情報や意見を収集したうえで裁定する。
そうやって、世の中の遍く人々の平等を守ろうとする天秤座は、他に社交、人と人との繋がり、それを法律で守らせるための契約、その両方の意味を兼ね備えた結婚も意味する。結婚って、婚姻届に署名して役所に提出するし、ロマンティックなことと思いがちだけど、本当に広い意味では『契約』の一つなのよね。
★冥王星天秤座世代は法律や社会の仕組みの崩壊を経験
ロスジェネを実感してる人達は、そんな天秤座に破壊と再生の星・冥王星がやってきた時期に生まれた世代。ものすごく乱暴な言い方をしちゃうと『遍く人々が平等に法律で守られて・社会に参加して社交を楽しんで・結婚をする』それまで一応存在していた社会の制度や枠組みの崩壊を経験する世代になったわけよね。
就職氷河期が訪れたのは日本だと小泉竹中の構造改革だっけ?で、派遣の仕組みが出来たこと、冥王星天秤座世代が社会に出る時期にフリーターが礼賛されたこともあるけど、一方では派遣の仕組みができて企業が正社員募集をうんと絞ったことがあって。後の世代の若者達……。もう彼らも中年に差し掛かってはいるけど、後の世代や今はまだ子供の世代の心ない人達や、勝ち組になれたから生存者バイアスで同世代の『負け組』を蔑む人達が、あの就職氷河期の厳しさ、それを生み出した社会構造の変化について矮小化して伝えがちよね。
そのせいで『負け組は怠け者だった』『フリーターや派遣に自らなった』と思われがちだけど、まあそんな氷河期世代を踏みつけて安全圏にいる人達にも時間はかかるけど因果は巡るし、それもあと少し。でもその話は置いといて。
★冥王星天秤座世代は『結婚して当たり前』の呪縛から解き放たれた世代
冥王星天秤座世代が『良かったこと』は、実は結婚についての自由度はそれまでより確実に広がったこと。乙女座冥王星世代が現役で社会の根幹にいる間に男女の働く権利の平等が叫ばれたおかげで女性が結婚をして養ってもらわなくても、建前上は一人で生きていける経済力を身に付けられるし、お見合いで好きでもない相手と世間体のために結婚しなくてもよくなった。好きでもない相手でも一緒に暮らすうちに情がわくとかもあるけど、情がわかずお金のため、生活のためと我慢する人生をやむおえず生きた人達も上の世代にはたくさんいたのよね。
お見合いの機会がなくなって、派遣やらなにやらで昔なら結婚して車や家を買えた年齢になっても低収入で、そのせいで「結婚できない」と思ってる人達も、男女問わずいるだろうけど……。モラハラ夫に養われないと生きられないとか、殴られても離婚できないとか、一人で生きられるけど独身者や離婚経験者はレアで肩身が狭くて世間の好奇の目に晒されるとか。
★冥王星天秤座世代は本当の『多様性』を体現した世代。これから生きやすくなる
そういうことが(現実にはまだあるけど)なくなっていく時代で、本音はともかく「社会的に正しい」のは、結婚しようと独身を貫こうと離婚しようと子供を持とうと持つまいと「人それぞれだよね」と、自分とは違う生き方を『認める、許容する、尊重する』生き方ができるのは冥王星天秤座世代ならでは。
そして、この2023年は3月下旬から6月上旬までだけだけど、2024年11月から本格化する『冥王星水瓶座時代』は2043年まで続いて、冥王星天秤座世代にとっては本当に生きやすい時代になる。
まず、これまで長い年月欲しくても得られなかったことで、時代が変化しても自分がやっぱり欲しくて仕方がないものなら、今までとは異なる画期的な方法や世の中の仕組みの変化で軽々手に入るようになるかもしれない。例えば最近『人工子宮の商業化』の話があったけど、倫理的に難しい話は置いといて、そのあたりも倫理観が激変して、子供すら手に入るかもしれない。本気でそれを望む人は、若返り技術で60歳過ぎてアイドルになれるかもしれない。
または、時代の価値観が完全にひっくり返るか『時代遅れ』になって「持ってなくてよかった」「やってこなくてよかった」になる。地位や名誉、高収入でなければ買えない家や車で『成功者』『勝ち組』を誇示するなんて誰も考えない時代になる。
過去にはお金持ちマダムやハリウッド女優の裕福さの象徴みたいに毛皮がもてはやされた時代があったけど、今は知っての通り動物愛護の精神から、身に付けてたら顰蹙を買うどころか攻撃を受ける危険すらある。
昔は『バターよりマーガリンが健康的』なんて言われた時代が本当にあったけど、今ではマーガリンのほうがヤバいと知れ渡ってる、みたいなことね。
ま、冥王星天秤座世代、ロスジェネの今後についてはまたまだ話さなきゃなことがあり過ぎるから、ここではこのへんで。
画像生成:wombo.art
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