冥王星と世代の一致については過去にも何度か書いてきたけど、今回はそのおさらいと、過去に書いた時期より若者が成長してきて(爆)新たな世代の名称も世の中でよく聞くようになったから、そんな新たな世代の話ね。ま、Z世代とかそういう世代の話。
※辛口オネエによる、占いとスピリチュアル面から見た世代の考え方です。政府やマーケティング戦略で定義される世代の説明とは必ずしも一致しません。独自解釈多めです。
【冥王星と世代】ざっくり一覧
冥王星の運行周期は約147年。1つの星座には14年-20年くらい、逆行と順行を繰り返して長い期間運行する。星座移動をするとき、最初の1-2年と最後の1-2年は、次の星座に入ったり戻ったりするから、以下の期間の生まれでも、生まれた月日によっては冥王星が前の星座だったり次の星座だったりする人もいるけど、ここではざっくり、運行期間の始めと終わりを挙げておくわ。
そして、その冥王星の星座の変化と、世の中一般的に言うところの氷河期とかゆとりとかの世代の変化がちゃんと一致してるから(厳密にじゃないけど)併記しておくわね。
今回は冥王星蟹座世代、獅子座世代、乙女座世代について。
冥王星蟹座世代(1913年-1939年)
『戦中世代』『震災世代』という言葉があるかは分からないし、この世代はもうこの世にいないか、ご長寿な祖父母か。第一次世界大戦から第二次世界大戦まで。1923年には関東大震災まであった。とてつもなく大変な人生を送った人達の世代ね。
でも、2回の世界大戦、大震災、これが『冥王星が蟹座の時代』に起きたのはさもありなんなのよね。蟹座は家庭、故郷、家族、安心して眠れる場所、母国や祖国として帰属意識を持つ仲間、環境を管轄する。そこが、冥王星によって破壊されて、全く新しいものに再生する。『戦前と戦後』で、日本は根底的に大きく変化したと言われているし、日本だけじゃなく世界ももちろん、大戦を経て構造が大きく変化した。そんな時代ね。冥王星運行の後半は再生・復興に向かうけど、第二次世界大戦が終結したのは1945年だから、蟹座冥王星時代に破壊された戦前の日本の体制や価値観は再生せずに時代が移っていった、と考えられる。歴史や社会学の専門家の意見は知らないけどね。
冥王星獅子座世代(1939年-1957年)
『団塊の世代』『ベビーブーム世代』人口がとても増えた世代。親世代の生き残りが戦後の焼け野原から立ち上がってきて、何もないところから復興、繁栄に向かった楽ではないけど『右肩上がり』で、未来が明るかった世代よね。就職は売り手市場、若者は金の卵だっけ?社会に出る頃に高度経済成長期を迎えて、誰もが働いて結婚して子供を持って、家を買って車を買って……。ができた時代。
一方で、この世代が大学生になる時代には学生運動が盛んになって、左翼活動が激化もした時代でもあり、戦後のアメリカの影響でそれまでの日本人的な考え方や伝統が失われつつあったとも。留学する人達も増えた。これもまた、獅子座的な『権威』を象徴する大学とか現政権とか、それこそ日本国とかに、冥王星の破壊力が向かったと考えると合点がいくのよね。
でも、その一方で冥王星の後半はその星座本来の気質を強化して、底力を引き出す。高度経済成長期、大企業が生まれて都会にビルが林立していく時代、海外ブランドが次々に上陸した時代を生み出したのはこの世代、獅子座冥王星が社会の中心になった時代よね。次の、冥王星乙女座世代が社会の主役になる時代にまで影響を残していった。
そして、こういう言い方はよくないけど、冥王星獅子座はやっぱり王様的なプライドがあるんで、もちろん円熟した素晴らしいお年寄りもいるけど、団塊の世代に歳を取っても威張り散らして老害扱いされてる人がいるのも、まあ納得。※アタシの独断と偏見ね。
★冥王星乙女座世代(1957年-1971年)
『バブル世代』『新人類』そして、前の世代が男性星座の獅子座冥王星が再生した社会構造が男性優位だとしたら、乙女座は女性星座で、女性の働く権利やら何やらを獲得していく世代になった。この世代が生まれた頃には世界的に『ウーマンリブ』運動が展開されて、この世代の前半が社会人になる頃には日本では1985年に『男女雇用機会均等法』が制定されて、女性が外で働くことがまだまだとはいえ、当たり前に近付いていった。
乙女座は職業でいえば本来は秘書、参謀、とても優秀で抜かりないサポート役を管轄する。サポートされる側は、乙女座のサポートのおかげで全力が、全力以上が出せる。だから表向きはNo.1じゃないけど、なくてはならない存在として重宝されて感謝される。そんな働き方が当然あるいは美徳とされた時代が冥王星の到来、乙女座冥王星世代が社会の中心となる時代には終わるのよね。男女雇用機会均等法以前に女性が大企業で働く場合は、たとえば営業マン1人に1人、事務作業や助手的な役割を引き受ける一般職が主だったんですってね。大抵は25歳までの若い女性で、会社組織が働くだけじゃなく結婚相手まである意味世話してくれるような。そのための『お嫁さん候補』として女性が採用された時代が終わって、女性も男性と肩を並べて働く、自立する、みたいなことが推奨された。
とはいえ、乙女座は働く女性そのものでもあって、冥王星運行の後半世代……。1966年生まれ以降が社会に出る頃には、働く女性の権利や働きやすさもそれまでより整ってきたんじゃないかと。結婚しないで独身でも肩身が狭くないよう、そして自分を養っていける収入が得られるようにもなっていったんじゃないかしら。
★冥王星と世代に関する過去記事:2038年大預言など
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