・・・カナダを先例にして、日本も口座管理法の後にはすでにさまざまな手段で密かに収集している個人の信用データと紐付けるんじゃないかな。
と、今の段階では陰謀論者(苦笑)の邪推扱いされることだけど、まあ近い将来「やっぱりね!」となる、と僕は確信している。
ということで、まずは日本で始まる『口座管理法』と、カナダで始まっている銀行口座と信用スコアのリンクがどんなものかを紹介しておくね。
日本では4月1日から『口座管理法』が施行。どんな法律?
4月1日から施行となる『口座管理法』は、預貯金口座をマイナンバー付番を通じて管理する制度。
この法律は、一つは平時の口座管理を、もう一つは災害や相続が発生した場合に預金保険機構を通じて預貯金口座の情報の提供を求められるという有事の制度、二つに分かれている。
表向きは『デジタル社会の形成における基本理念に従い、行政運営の効率化、公正な給付と負担の確保、そして預貯金者の利益保護』が目的とされている。当たり前だけど、国民のために始める制度ですよ、とね。
謳い文句としては、公金受取口座登録制度により、国民は金融機関に持っている預貯金口座を、給付金等の受取口座として国に登録することができる→緊急時の給付金の申請が簡素化され、迅速な支給が可能とのこと。
参考:
預貯金者の意思に基づく個人番号の利用による預貯金口座の管理等に関する法律 | e-Gov法令検索
カナダで市民の銀行口座を社会的信用スコアにリンク
翻訳:カナダ、市民の銀行口座を社会的信用スコアにリンク
国民の金融の自由を掌握しようとするカナダは、国民の銀行口座を専制的な社会的信用スコアにリンクさせることで、銀行システムを急進化させようとしている。
カナダの銀行システムはまもなく、いわゆる「オープン・バンキング」の枠組みによって変貌を遂げる。
推進派はこれを、銀行が簡単に情報を共有し、利用者のデータにアクセスできる、より「包括的」な方法としている。
しかしこの動きは、政府や選挙で選ばれたわけでもない官僚が私たちの財政を完全にコントロールできるようにするため、社会的地位を銀行と融合させるものだ。
英国発祥の世界銀行のパートナーであるOpen Banking Excellence(OBE)という組織は、社会的信用スコアと銀行情報、そしておそらくデジタルキャッシュとIDをひとつの「便利で」「包括的な」場所に取り込むと自負している。
40カ国に及ぶOBEは、「業界内での知識の共有、新しい考え方、パートナーシップを促進する優れたプラットフォームとコンテンツを作成し、世界中のより良い金融包摂のためのオープンファイナンスとデータの導入を促進する」ことを目的としている。
オープン・バンキング・エクセレンスの創設者であるヘレン・チャイルドは、「より公平で、より包括的で、より開かれた社会を実現することです」と語る。
もちろん、「オープン・ソサエティ」とは、急進的な大富豪ジョージ・ソロスが提唱するイデオロギーであり、国境を開放し、刑務所をなくし、犯罪を横行させるなど、「進歩的」な考えを含むものだ。
しかし、銀行における包括性と公平性の必要性は、この計画の推進者によって繰り返し強調されているにもかかわらず、説明されていない。
Canada Links Citizens’ Bank Accounts to Social Credit Score