もちもちとした独特の食感があり、優しい甘みのある米粉パンは、女性の間で人気が高いですよね。しかし、ダイエット中の方にとっては、米粉パンのカロリーが気になるもの。そこで今回は、米粉パンのカロリーや、ダイエット中におすすめの食べ方についてご紹介します。
米粉パンと小麦粉パンのカロリー比較
米粉100パーセントの米粉パンのカロリーは、100グラムあたり255キロカロリーです。
食パン一斤は約600gなので、米粉パン一斤あたりでは1530キロカロリーとなります。
一方で、小麦粉の食パン100グラムあたりのカロリーは264キロカロリーです。
一斤あたりだと、1584キロカロリーとなります。
このことから、小麦粉のパンよりも米粉パンの方が、わずかにカロリーが低いということがわかりますね。
米粉パンの商品別のカロリーは?
次は、米粉パンの商品別のカロリーを比較してみましょう。
イオンの「米粉パン」はカロリー1/2
イオンの“トップバリュブランド”の米粉パン「Free From 新潟県産米粉を使った ミニブレッド」は、一枚あたり72キロカロリーです。
一袋あたりでは217キロカロリーとなります。
一方で、イオンの小麦粉のパン「乳酸菌でしっとりやわらか仕込み イーストフード・乳化剤不使用 3枚スライス」は、一枚あたり154キロカロリー。一袋あたりでは462キロカロリーです。
イオン系列のオリジナルブランドのパンで比較した場合、米粉パンのカロリーは小麦パンの2分の1程度となります。
この結果から、圧倒的に米粉パンのカロリーが低いことがわかりました。
イオン系列のスーパーでお買い物をする場合には、小麦粉のパンよりも、カロリー控えめの米粉パンがおすすめです。
ローソンの米粉パンのカロリーは?
次に、ローソンのオリジナル商品である米粉パンのカロリー比較してみましょう。
ローソンのオリジナル商品である米粉パン「さつまいもの米粉蒸しぱん」は、241キロカロリーです。
同じくローソンのオリジナル商品である、小麦粉のパン「たまご蒸しぱん」は129キロカロリーです。
ローソンのオリジナル商品ならば、米粉パンよりも小麦のパンを選んだほうがカロリーは少なく済みます。
米粉パンのメリット・デメリットは?
次は、カロリー以外の米粉パンのメリットやデメリットについてご紹介しましょう。
【米粉パンのメリット①】噛みごたえがあって満足度が高い!
米粉パンは食感が「もちもち」としており、噛みごたえがありますよね。
食べ物をよく噛むことによって満足感が得られやすくなり、食べる量が少なくすむという効果があります。
また、よく噛むことで、血糖値が急上昇するのを抑えられるという効果も。
米粉パンをいただく際には、しっかりとよく噛んで食べましょう。
【米粉パンのメリット②】小麦アレルギーの人もOK!
小麦アレルギーの人でも食べられる点が、米粉パンのメリットです。
米粉パンの主原料となる「米粉」には、小麦粉に含まれていて、小麦アレルギーの原因となる「グルテン」というタンパク質が含まれていません。
そのため、小麦粉にアレルギーのある人でも、米粉パンなら安心していただくことができます。
ただし、商品によっては、ふっくらとした食感を出すため、米粉パンに小麦粉由来の「グルテン」を添加している場合も。
小麦アレルギーのある方は、成分表示をしっかりと確認しましょう。
【米粉パンのデメリット】ビタミンB群の含有量が少ない
次に、米粉パンのデメリットをご紹介します。
小麦パンに比べてビタミンB群の含有量がやや少ないことが、米粉パンのデメリットです。
ビタミンB1、B2、B6などのビタミンB群は、糖質を代謝する際に使われる栄養素。
そのため、ダイエット中には積極的に摂取したい成分となります。
米粉パンを食べる際には、ビタミンB1やビタミンB2、ビタミンB6が豊富な以下の食材と組み合わせるのがおすすめです。
〈ビタミンB1が豊富な食材〉
豚肉、レバー、豆類、ピーナッツ、穀類の胚芽など
〈ビタミンB2が豊富な食材〉
レバー、納豆、卵、乳製品、うなぎ葉野菜など
〈ビタミンB6が豊富な食材〉
マグロ、カツオ、牛レバー、さんま、バナナ、ニンニクなど
ダイエット中の朝食には、米粉パンと一緒にビタミンB群が豊富なハムエッグやベーコンエッグ、レバーペースト、マグロやカツオのツナ、ピーナッツバター、ガーリックオイルなどと組み合わせてみてはいかがでしょうか。
まとめ:米粉パンはダイエット中の朝食におすすめ!
米粉パンは、小麦粉のパンよりカロリーが低いのが特徴です。
商品によっては、イオンの米粉パンのように、小麦粉のパンの1/2程度のカロリーものも。
ただし、ローソンの米粉パンは「さつまいもの米粉蒸しぱん」は、241キロカロリーと、カロリーがやや高めとなります。
米粉パンには、よく噛むことで満足感が得られやすいこと、小麦アレルギーの方も食べられるというメリットがあります。
しかし、小麦パンに比べ、米粉パンはビタミンB群が少ないというデメリットも。
ダイエット中の朝食に米粉パンを食べる際には、ビタミンB群が豊富な食材と組み合わせましょう。