この世の全て(5)八百万の神も天使も悪魔も元は「それ」【辛スピ】

この世の全て(5)八百万の神も天使も悪魔も元は「それ」

#辛口オネエのスピリチュアル #辛スピ

【前回までのざっくりおさらい】

宇宙の一なるもの、宗教分野では神と呼ばれる全知全能の存在で、ここでは「それ」と呼んでいる原初から存在する唯一の意識体。「それ」は「それ」しかない状態に飽きて、宇宙を創った。光と闇、時間と空間、銀河や星やそこに生息する生き物も。だけどうまくいかなくて、今の宇宙になるまでには何度も創り直しをしてきた。

・・・大事な部分が今回のおさらいからは抜けちゃったから(光と闇をまず分けたくだりとかね)まだ読んでない人は先にバックナンバー読んでねん!

■神話や伝承に出てくる八百万の神とか天使とか悪魔とかは本当にいるの?

「神」はトップに君臨してるけど、神の遣いとして大天使やら天使やらがいたり、神は神でも得意分野が異なって日本みたいに天照大神のほかにたくさんの神様がいたり、仏教だったらいろんな仏様がいたり。その対極には悪魔もいて、魔神や魔王もいたりする。昔は人間と神々は共に暮らしてて、助けてもらうこともあれば酷い扱いを受けることもあった。彼らはあるとき、大切な教えを選ばれた人間に伝えて、あとは地上を人間に託して天に帰っていった。宗教によって当然異なるけど、だいたいそんな感じよね。

それらは聖書や神話や日本書紀だっけ?いろんな形で書き残されていて。でも遥か遠い昔の、本当にそんなことがあったのか、そんな人智を超えた存在がいたのか誰も証明できないただの「面白いけどよくできた、完全な作り話」だったら、千年以上も残るものかしら。

現代の映画やドラマでも、大勢の人に支持されて長く愛される作品は、フィクションであってもどこかに神話的なモチーフやエピソードが組み込まれていたり、神話や伝承に基いてたりするものが多いわよね。

神話や伝承が現代に至っても人の心を掴めるのは、やっぱりそこに書き記されていることが、全部ではなくともかなりが真実だから。「だと思う」じゃなくて、「真実だから。本当のことだから」多少は脚色されて面白くなってはいるけど、例えばギリシャ神話のゼウスにあたる好色オヤジな神と、その怖い奥さんの女神は本当にいたし、日本では天照大神は本当に岩戸に隠れたし、旧約聖書の時代にロトの妻は本当に塩の柱にされたのよ。

■「それ」は本当に数多の神や天使や悪魔も生み出した

神話や伝承では一番偉くてトップに君臨している唯一の存在が、名前はともかくとして「神」だけど、ここまで話してきたように神=「それ」ね。

「それ」は本当に、あらゆるものを生み出したけど、人間を生み出す前に、各種の宗教でそれぞれの名前で呼ばれている数多の神々やその遣いとなる存在、そして人間にとって善の存在である神や天使とは対極の存在も生み出した。(何かを生み出せば、必ず等しいエネルギーの対極の存在も生まれる。片方だけを生むことはできない)

なぜ、生み出したのか。またしても卑近な例えになるけど、これはあるクリエイターが最初は一人で作品作ってたけど、作品が大掛かりになったら一人じゃさばききれなくなって「組み立てる専門家が欲しいなぁ」「色を塗ってくれる人が欲しいなぁ」と考えて人を雇うようなものね。

「それ」の場合は、自分の代わりにいろいろやってくれる新たな神や天使、時には悪魔をもどんどん生み出すことができた。その生み出されたものは「それ」から分離した「それ」の一部でもあるから、生み出されたものが例えば天使ガブリエルだとしたら「それ」は「それ」としてほかのことをしながら、天使ガブリエルとしてもさまざまなことができる。

そうして、一人ではできないことを自分の分身的な存在をどんどん生み出すことで「それ」は宇宙をどんどん進化させていった。宇宙は何度も作り直されていて、神々も天使も悪魔もぜんぶ何度も何度も作り直されてるから、いろんなバリエーションがある。

今の地球には存在しないけど、過去の地球で活動していた神々のことは、神話や伝承にだけ残ってたりもするのよ。

続く。

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