世界線の話(2)占いで示される人生の未来はいくらでも変えられる
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(1)に続いて、世界線の話ね。パラレルワールドは存在するし、それは日々の選択によって生まれているもの。
■生年月日から導き出される「未来」は基本的には「メインルート」
西洋占星術とか四柱推命とかで導き出されるその人の人生って、基本的には
「生まれたときにすでに持っていた資質・環境・人間関係・考えや価値観・趣味嗜好」が、まったく変化せずに、本人も「運命任せで」生きた場合にそうなるであろう人生
なのね。
そのせいで、四柱推命みたいに(西洋占星術も古典的な解釈だと救われない内容多いけど)ものすごく古い時代に生まれた占術は「生まれ持った環境=人生」の解釈だから救いようがない結果が示されることが多いのよね。
「貧乏な家に生まれて遺伝病があり結婚できず孤独に早死する」「人徳がなく仕事運もなく各地を転々として犯罪者となり刑務所に入るまたは病気になりいずれにせよ幽閉状態の人生を送る」みたいな。
逆に、生まれ持った環境がいいと「高貴な家に生まれ周囲の助けと先祖の徳により努力せずとも世に秀で、富裕となり子供も三人授かる」なんて羨ましい人生が約束されてる人も出てくる。
でも、現実には日々の選択の積み重ねで未来はいくらでも変化していくのね。ある程度の「誤差の範囲」は修正されてまたもとの世界線に戻されるけど、大きくメインルートから軌道を外れたら、そのまま別の世界線を生きていくことになる。
だから、古典派の占い師なら「あなた、一生独身よ」と答える運命でも、選択次第では生まれ持ったメインルートからは大きく外れた人生を生きて、その世界線では結婚できる、ってこともいくらでもあるわ。
(2020年-30年くらいにはもう『結婚』の概念も重要性もなくなっていくから「人生を共に過ごすパートナーを得られる」のほうが正しいかしら)
逆に、貧乏子だくさんがメインルートで、もし前世が分かるなら「前世は王様で、たくさんの側室に生ませた子供を一切顧みなかったのを反省して、今世ではその子達の面倒をみたい」って想いを抱いて生まれてきたとする。
でも、今世で「子育ては向いていない」とか、病気して「子供が産めない」となったら、その想いはもう果たせないのか?と思うかもだけど、大丈夫。
世界線が変わると、そのあたりはメカニズムがさすがに分かんないけど新しい世界線でもなるべく想いが果たせるように「自動修正」されるみたいなのよ。
だから、メインルートが気に入らなければ、好きな未来を思い描けばいいわけね。
とはいえやっぱり、あまりにもかけ離れた世界には行けなくて、移動できるのは「すぐ隣の世界線」くらいなんだけど。これはまた後で説明するわ。