【辛口オネエ】ネイタルリリス(2)自分のリリスが「良くも悪くも実感できない」人の話【星占い】

ネイタルリリス(2)自分のリリスが「良くも悪くも実感できない」人の話

(1)はこちら

自分のリリスが実感できない人で「あるある」なのが、

出生図でその人のリリスが、他の天体や感受点やアングル(asc,dsc,ic,mc)とメジャーなアスペクトがない・または世代相のみ (ex.氷河期はリリス天王星オポジション の世代相持ち)その人にとって「平穏なハウス」にある(ex.多かったのは1・2・3・9室のリリス)と、トランジットで火星やトラサタが来ても実感がない。

って(1)で話したんだけど、今回はそれがなぜか?の仮説ね。

■リリスは能動的には使えない

まず、恋愛や結婚の相性を観る正統派の先生達はリリスの相性って観ないのよね。これはリリス観る派だったアタシの師匠の言ってたことだけど、

『リリスは仮想の感受点。リリスの意味するものが、能動的にその人の人生を変えることはない。リリスを意識しても、天体のようにそのパワーを使いこなすことはできない』

だから、正統派の先生達は「恋愛で悩んでる人」から相談を受けたとき、リリスを観なくても本人が願う恋愛や結婚へのアドバイスは可能だし、むしろリリスなんて意識して「じゃあ、やっぱり彼は私の身体にはぞっこんなんですね!それを使ってなんとか結婚に持ち込めるんじゃ?」なんて、リスキーな方向に踏み出さないようにしてるだろうと。そして、それが本来なら正しいのだろうと。

★個人天体は能動的に使える・意識していなくても、ごく当たり前に使っている

例えば、太陽が牡羊座なら「誰にどう思われようと、やりたいことをやる!」自分の力で、人生を切り拓こうと「自ら行動を起こす」人になる。

で、月は受動的と言われるけど本能的な好き嫌いや快不快を感知するし「意思決定」の段階では絶対に月には左右されるから、やっぱり人生への影響は大きい。

例えば、

太陽牡羊座の人の月が、受動的な月の中でも、もっとも受身的と言われる天秤座※ だとすると、「誰にどう思われるかはとても重要。嫌われるより好かれたい。敵を作るとめんどくさい。好かれるために、最悪でも嫌われないように、言動も行動も気をつけていかなきゃだよね」と「自ら意識する」のよね。

そして、太陽は「周囲がどう思おうと、これをやる!」つもりでも、月ががっちり働いて「周囲にどう思われようとこれをやりたい!でも嫌われたら面倒だから、迷惑かからない範囲で、可能な相手には許可とってからやる!」になるわけね。

そして、女性の場合はこの「月の意志」のまま生きていく人もほんとに多い。太陽牡羊座でも「あの人が?あの受け身でいつもニコニコしてて気弱そうなあの人が?」って思うと、月が天秤座で金星火星がフワフワ優しげな魚座だったりするわけね。あと、ASCの星座も影響するけど。牡羊座=ガサツ、なのに繊細で神経質で完璧主義っぽいと思ったらASCと火星が乙女座だとかね。

※魚座や蟹座は感情が揺さぶられると一気に動くから、イメージされてるよりずっと能動的、活動的。だから、活動宮とはいえ感情にも左右されずに損得勘定や情報収集や状況見極めしようとして動かなくなる、天秤座が一番受け身。天秤座の月は「シンデレラムーン」と呼ばれることがあるけど、優雅で美しい人が多いとか、それだけじゃなく「いつか王子様が」の待ち受けタイプだけど、待ち受けつつ引き寄せるタイプでただ待ってるわけじゃないのよね。

天体でも、自身の意思決定や行動に関わるのは基本的には太陽月金星火星の四大天体。プラス「水星」はほかに比べると弱いけど、やっぱり関わってくる。

★木星以遠の天体は個人天体とのアスペクト次第かトランジット次第

木星以遠は、個人天体とアスペクトしてると強く影響が出て、本当に人生を左右してるなと実感してる人も多いわよね。「なんで、火星冥王星合なの私。このドロドロとした怒りと執念深さ、なんとかならないかしら」な人とか「金星土星合で恋愛に慎重過ぎて、重いんです私」とか、いるわよね。

あと、個人天体とアスペクトしてなくて世代層のみとか、ノーアスペクトでも、その天体が入るハウスのテーマにすごく影響してたり、トランジットでその天体に何かくるたびにパワーを発動するから、木星以遠はいくら遠い星でも侮れないのよね。

「2室にノーアスペクトの冥王星。ノーアスペクトなのに、なぜか金の亡者。そういえば毎年10月と4月の初旬はお金が稼げて、7月と1月初旬に金欠になります」「なるほどその冥王星は天秤座の中央度数ね。トランジットの太陽が合(10月初旬は太陽天秤座)かオポ(4月初旬は太陽牡羊座。8室も金融、財産)のときお金が稼げて、スクエア(7月初旬は太陽蟹座、1月初旬は太陽山羊座)のときにピンチになるのね」

みたいに、自覚できるレベルで何か起きてるし、場合によっては人生の一大事にもチャンスにもなる。

続く。

(1)はこちら


電子書籍でもアプリでも読める!辛口オネエの実占データに基づいたマニアックな占星術の話

辛口オネエのマニアック相性占星術

辛口オネエの相性占星術-有名人カップル占い

電子書籍はこちら

占いアプリはこちら

Android版(google playが開きます)

iOS版(appstoreが開きます)

**********

関連記事

(1)【辛口オネエ】相性における『ベスタ』奉仕するのはどっち側?の仮説...

【辛口オネエ】相性における「セレス」「パラス」は恋愛関係には案外不向き...

【辛口オネエ】(1)太陽星座占いが当たらない【西洋占星術雑談】...

【辛口オネエ】エリスと個人天体が合やハードの私はトラブルメーカー?と決...

【ボイド】2019年6月のボイド・星座一覧【辛口オネエの西洋占星術】...

スポンサードリンク
モバイルバージョンを終了