ちょっと疲れた時や小腹が減った時などに私たちの心とお腹を満たしてくれるチョコレート。実は意外にもチョコレートにはカフェインが含まれているんです。今回はそんな甘くてほろ苦いチョコレートのカフェイン含有量について調べていきたいと思います!他にも、ココアのカフェイン含有量や驚くべきチョコレートの効果についてもご紹介します。
チョコレートのカフェイン
チョコレートを食べると頭がスッキリした経験、ありませんか?
実はそれはチョコレートに含まれているカフェインの仕業。また、仕事中や家でまったりしている時にチョコレート+コーヒーを飲むとやけにやる気がアップした経験をした方も少なくないはず。甘いチョコレートと苦いコーヒーが何とも言えない心地にさせてくれますが、実はどちらにもカフェインの効果により覚醒作用がしっかり働いているからなのです。
他にもカフェインは集中力や記憶力を高めてくれたりと様々な効果があります。ではチョコレートにはどれくらいのカフェインが含まれているのでしょうか?
チョコレートは原料にカフェインが含まれる
カフェインと言えばコーヒーや緑茶が思い出されますが、これらはコーヒー豆や茶葉そのものにカフェインが含まれています。そしてチョコレートの場合も、原料であるカカオマスにカフェインは含まれているのです。
勘のいい方はお気付きかもしれませんがチョコレートによってカカオの含有量って違いますよね?ということは、チョコレートによってもカフェイン含有量は違うということになるのです。市販で売っているチョコレートだけでもたくさんの種類があります。そこでミルクチョコレート・ダークチョコレート・ホワイトチョコレートなど、チョコレートの種類別にカフェイン含有量を調べてみたいと思います。
ミルクチョコレートのカフェイン含有量
ミルクチョコレートのカフェイン含有量ですが、スーパーやコンビニなどで売っている板チョコ1枚(50g)あたり15mgのカフェインが含まれています。コーヒー1杯で60mgのカフェインなので、1/4のカフェイン量ですね。
ダークチョコレートのカフェイン含有量
ダークチョコレートは原料であるカカオマスが40%以上のチョコレートのことを指し、商品によってはビターチョコレートと表記されていることもあります。ミルクチョコレートよりほろ苦い味で、言わば大人なチョコレート。そんなダークチョコレートのカフェイン含有量は板チョコ1枚(50g)あたり60gのカフェインが含まれています。これはコーヒー1杯分と同じカフェイン量ですね。なかなかのカフェイン含有量です。
ホワイトチョコレートのカフェイン含有量
ではホワイトチョコレートのカフェイン含有量はというと、実はホワイトチョコレートにはカカオマスが使われていないためカフェインもぐっと少なくなり、板チョコ1枚(50g)あたり2~3mgしか含まれていないそうです。同じチョコレートでもカカオマスの配合量によってカフェインの量にも違いがありますね。ちなみに、カカオマスが使用されていないホワイトチョコレートの原料はココアバターになるそうです。このことからも、仕事中の眠気を覚ましたい場合や作業効率を上げたい場合にはカカオマス配合のダークチョコレートまたはミルクチョコレートがおすすめということです。
ココアのカフェインは?
チョコレートのカフェイン含有量がわかったところで、ココアのカフェイン含有量もみていきましょう。
ココアのカフェイン含有量
実は、チョコレート同様にココアにも種類があり、カカオ豆100%で作られた粉末状の「ピュアココア」とそのピュアココアに砂糖などを加えることで飲みやすくした「ミルクココア」があり、それぞれ含まれているカフェインの量も違います。カカオ豆100%の純粋なピュアココアで、コップ1杯(100ml)あたり約10mg、ミルクココアの場合はごく微量のカフェイン量になります。
全体的にココアはチョコレートよりもカフェインの含有量が少なくなっていますね。では次に、チョコレートを食べることでもたらすメリットについてご紹介します。
チョコレートの効果
チョコレートはただ私たちの心やお腹を満たしてくれるだけでなく、食べることで脳や体に様々な良い影響を与えてくれます。その効果を見ていきましょう。
チョコレートの効果①ストレスに効く!
チョコレートがストレスに効くとは何となくわかる気もしますが、それにはきちんとした根拠があったんです。カカオに含まれているカカオポリフェノールがストレスや加齢などで発生する活性酸素を除去する働きがある抗酸化力の高い成分が含まれているためです。これは、若々しい体作りやアンチエイジングを助けるのに効果があります。
チョコレートの効果②便秘改善
実はチョコレートには食物繊維も豊富に含んでいるため腸内環境を整え便秘を改善する効果があります。日本人は1日あたり約5gの食物繊維が足りないと言われているため、カカオの配合量が多いダークチョコレートを食べるのがおすすめ。
チョコレートの効果③虫歯予防・口臭予防
カカオに含まれるカカオポリフェノールは高い抗菌作用を持つことも有名。チョコレートを食べることで口臭の原因になるフゾバクテリウムを抑制、更にカカオパウダーは虫歯菌を抑制する働きがあります。また、「チョコレートを食べて虫歯になった」というのは実はカカオの配合量が少ないミルクチョコレートなどに含まれる砂糖によるものなので、虫歯や口臭のリスクを減らした時はカカオの配合量が多いダークチョコレートがおすすめです。
チョコレートの効果④冷え性改善
カカオマスが高配合されているほど、冷え性改善にも効果的だとわかっています。冷え性は血液の循環が悪いことで起こったり、男性に比べて女性の方が筋肉量も少なく熱を生み出すことができないことで起こると考えられています。女性に多い冷えを改善するにはダークチョコレートが効果的ですね。また、ココアにも同様の効果があるとされているので、寒い冬ほどチョコレートやココアが最適ということです。
チョコレートの効果⑤生活習慣病の予防
1日20gのチョコレートを食べることで心臓疾患のリスクが減ることで動脈硬化などの生活習慣病の予防ができます。これはチョコレートに含まれるカカオポリフェノールが血管を拡張させる効果があるためで、高血圧やコレステロール値を下げてくれることに期待できます。
チョコレートの効果は本当に素晴らしいものばかりですね。食べ過ぎは太る原因になったり虫歯のリスクを上げたりしますが、少ない量であればむしろ体や脳に良い影響をもたらすと考えて良さそうです。ただ、コーヒーほどではないですがチョコレートにはカフェインが入っているので夜寝る前に食べると寝付きが悪くなったりもするので気をつけてくださいね。
最後に
チョコレートのカフェインについてご紹介しました。いかがでしたか?仕事中の眠気を抑えたり、ちょっと小腹が空いた時にチョコレートを食べると作業効率が上がることがわかりました。それだけでなく女性に多い便秘や冷え性の改善、生活習慣病の予防など少量のチョコレートが体に良い影響を与えてくれることもおわかり頂けたかと思います。一年で一番寒い2月は是非チョコレートを食べて乗り切ってくださいね!今回はそんな甘くてほろ苦いチョコレートのカフェイン含有量やココアのカフェイン含有量、驚くべきチョコレートの効果についてもご紹介しました。参考になれば幸いです。