妊娠前・出産前からできる!産後の悩みへの備えとは?

十月十日、お腹の中に赤ちゃんがいる妊婦生活。つわりや腰痛など、とっても大変で周りに愚痴を吐くこともあるかもしれません。私はすぐに愚痴ってしまうタイプなのですが、母親世代の方など、妊娠出産や育児の経験がある方に愚痴を言うと、よくこのような返事が返ってきました。「あ~つらいよね~。でも、産んだらもっと大変だよ。」これ以上大変なんて!と当時は思いましたが、産んでみると本当に大変です。泣き喚く赤ちゃんに疲弊して、もうやめたいと思うことも何度もありました。けれども、せっかく周りが助言してくれて、産後がつらいと知っているのなら出来る限りで備えておきたいもの。産前は入院準備や、産後の準備といっても赤ちゃんの着替えなどの準備に追われて自分や他の家族(夫や兄姉など)のことが頭から抜けてしまいがちです。

けれども、いざ出産が終わると、家事や育児に追われて、今更どうしようもない!と放っておいてしまって、余計にママが目を回す事態になることも!そんなわけで今回は、出産の前から知ってほしい、産後の悩みをご紹介し、そのために産前からどのような準備が出来るのかを考えていきます。一度出産を経験したママも、2人目3人目をお考えであれば、振り返りながら読んでいただければと思います。

睡眠もままならない、頻回授乳生活

赤ちゃんが生まれると、産んだその日から頻回授乳生活がはじまります。

入院中も、新生児室がある産院でもおおよそ3時間に1回(看護師さんに)起こされますし、母子同室であれば授乳以外の泣き声でも(赤ちゃんに)起こされます。それでも、どうしても眠い!無理!という時は看護師に見ていてもらって睡眠をとることは出来ます。

しかし、退院してしまうと話は変わります。家には赤ちゃんとパパママだけ。パパは仕事でほとんど家にいなかったり、いても仕事で疲れ果てていて手伝いどころではないかもしれません。これではパパもママも共倒れになってしまいます。

この場合の備えとして、一番いいのは里帰りです。実家が遠い方なら、産前から行くように備えている方もいらっしゃるかと思いますが、実家が近い方は、いざとなれば呼べばいいかという方もいるのではないでしょうか?

しかし、いざその状況になると、なかなか呼ぶのも気を遣います。泣いてるけどただお腹が空いてるだけだし病気とかじゃないしなあ…とか、さっき帰ったところだし今日はもう呼べないなあ…とか。

母を泊まらせるのも今度は夫が気遣ったりするので、長時間いてもらうのもなかなか難しいですから、実家が近いなら夫もいつでも赤ちゃんの顔を見に来られるという方向に転換して、思い切って里帰りしてみるのをおすすめします。合わなければまた、夫の待つ家に帰ればいいのですから。

パパ(夫)の協力は必要不可欠

里帰りしてもしなくても、最終的には家に戻ってくることとなります。

共働きだったとしても産後当分は育児休暇。ママは家で赤ちゃんと二人きりです。パパからすれば、自分は外で必死で働かなきゃいけないのに「家で赤ちゃんとのんびり出来ていいなあ~」と思うかもしれません。

ですが、ママは決してのんびりしていません。それどころか、ママはおうちで赤ちゃんの育児と家事に追われながら「パパはお仕事って言えばお外に出られて、他の人と関われていいなあ~お給料ももらえるし」とか、「明日仕事だからって言えば好きなだけ寝られていいなあ~」なんて思っているかも。どちらも頑張っているのにお互い心外だなあって心持ちかと思います。

この食い違いが、産後クライシスなどの離婚危機を招きます。

こうならないために、出産の前、出来ることなら子どもを作る前に、夫婦で分担を話し合っておくことが必要かと思います。

パパは、出来ることなら産後数ヶ月だけでも仕事量を減らしてもらうなど調整し、家事のお手伝いにあてられる時間を確保してもらえると、ママはとっても助かります。

ママも、実際困ってから「やってよ!」と言うのではなく、事前にしてほしいことを提示しておき、パパがわからないところはきちんと説明しておくことで、産後になってイライラすることはなくなります。

突然まくしたてられれば、パパも「家族のために仕事を頑張ってるのになんだよ!」という気持ちになります。ですから、パパの頑張りを認めたうえで、出来るだけ早くから話し合っておくことが大切なのです。

家事まで手がまわらない!

育児に手いっぱいだと、なかなか家事まで手が回らなくなります。

食事を作ろうにもそもそも買い物に行けない、掃除機をかけたいけどせっかく眠った子どもが起きてしまう、洗濯物をまわしたはいいが干す前に子どもが起きてしまって干す余裕がないなど、家事がおろそかになることは、ママの精神的なストレスになります。

いくらパパが協力的で、家事を手伝ってくれるか、ご飯が遅かったり散らかっていても文句を言わないようにしてくれたとしても、ママの心は罪悪感でいっぱいになります。

ですから、出来るなれば、育児も家事も上手くできることが一番の幸せです。ですが、現実はなかなか厳しいもの…。

少しでも家事がスムーズにできる為の対処法はいくつかあります。例えば、買い物に行けないなら、宅配サービスを使うなどで改善できます。生協などは産後に手続きをするのは大変なので、利用する予定があるなら出産前に登録しておくといいでしょう。

掃除は、パパの手がある時に掃除機など大掛かりな掃除を済ませて、いないときはワイパーモップやコロコロなどの音のならないものでササッと済ませる。洗濯は可能な限りでし、溜まった分は同じくパパの手のある日にコインランドリーに持ち込んで乾燥までやってしまうなどと話をつけておくと安心です。

洗濯に関しては、洗濯機を乾燥機つきのものに買い替えてしまうのも手だと思います。

運転免許証と、車の確保を!

これは私の経験談なのですが、私の妊娠前の主な交通手段は原付バイクでした。大学に行くために、取り急ぎで原付の免許を取ったからです。普通四輪の付属ではありません。

結婚して、そろそろ車の免許取りに行くか~なんて思っている矢先に子どもが出来ました。妊娠中に車の教習に行くわけにもいかず、結局子どもが1歳になってから現在教習に通っています。

子どもと原付で移動するわけにはいかないので、移動手段はもっぱら徒歩。電車を使うにしても、駅まで抱っこ紐かベビーカーで子どもを連れて30分徒歩です。今のような暑い時期はとくにキツいです。

私が暑いだけならいいのですが、抱っこ紐もベビーカーも熱がこもりますから、子どもにとっても灼熱地獄なはず。今更言っても遅いのですが、車の免許はとっておくべきだったと後悔しました。

そして、もし免許を取ったとしても、現在所有している車は夫が通勤で乗っていきます。同じような環境の方は、もう一台車を買うか、必要な時は夫にその日だけ公共交通機関に乗って通勤してもらうように話をしておくといいでしょう。

最後に

いかがでしたか?

もちろん防げないこと、備えていても改善しにくいことも多々あります。育児や家事の負担が全くなくなるわけではありません。それでも、備えあれば憂いなし!備えないよりは何倍もマシです!育児ライフが幸せなものになるよう、事前にしっかり備えておきましょうね!

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