離乳食と一言で言っても内容は様々。ドロドロのほぼ液体のようなものもあれば、しっかりと形があり、匂いや味もほぼ大人のご飯と変わらないものまで様々です。
もちろん、与える上で何でもいいわけではなく、月齢やお子様の成長度合いに合わせて進めていくわけですが、離乳食ってなかなか大変です。
そこで今回は、離乳食をはじめて間もない初期(5~6ヶ月)の慌ただしい離乳食ライフをスムーズに進めるべく、時短のコツなどをご紹介します。
何が大変なの…?
離乳食は終始大変ではありますが、私は特にこの初期が大変だと感じます。
なぜかというと、第一に離乳食は進んでいくにつれて食べさせても大丈夫な食材が増えていきます。アレルギーがないかどうかを確かめながら進めるからです。
ですから、初期はまだ何が食べられるのかわからない状態であり、もしもアレルギーの発作等で我が子が倒れるようなことがあれば、すぐに病院に連れていける(この場合は救急車を呼べる)ようにしておかなければいけません。
第二に、初期の離乳食はまだ噛めないので、ほぼ液体状、ペースト状のものを与えます。おかゆも野菜も、柔らかく煮た後、さらに裏ごしという手間がかかります。味付けもほぼ無味の段階で、つけても赤ちゃん用の超薄味の出汁程度。大人のご飯をつぶして味を薄めて~という転用はまだ難しいです。
与える量は少ないのに、手間と時間はとにかくかかる。そんな離乳食初期を乗り越えてしまえば、ある程度今後の離乳食も楽に進められるかもしれません。(食べてくれないなどの悩みは出てくるかもしれませんが…。)
というわけで、離乳食初期を楽に進められるよう、私が経験した上でこれは使える!と感じたワザを挙げていきます。
王道!冷凍保存!
初期の離乳食で、1回に与える量は極少量。回数も1日1回です。スプーン数杯分のおかゆを毎食時に作るのは大変手間になります。
小さめのお鍋である程度の量を作っておいて、1回分ずつの量で小分けし、冷凍保存しておきましょう。1~2週間はもつそうです。食材や保存環境(季節や冷凍庫の機種等)にもよるので一概には言えませんが…。
初期はまだ食材のレパートリーも少ないので、冷凍ストックも作りやすいかと思います。
裏ごしはブレンダー等を活用
私は家に使える機具がなく、毎回目の細かいザルでおかゆやゆでた野菜を裏ごししていたのですが、これがなかなか大変。骨の折れる作業です。
友人は、ブレンダーを活用していました。ミキサーやフードプロセッサーでもいいかと思います。
これにより、裏ごしの手間がグンと減ります。作り置きをする場合は量も多いですから、なおさら機械を活用していくほうがいいと思います。
葉物は冷凍して削ろう
ご家庭にフードプロセッサーがない方もいるかと思いますが、そんな方が苦戦するのが「葉物野菜」。
ほうれん草や小松菜、キャベツなどの葉物野菜は、ゆでるとくたくたになって削れない上に、つぶそうにも繊維が残ってしまってつぶしにくい。栄養はとってほしいけれど、作る上では非常にやっかいな食材です。
そんな葉物野菜は、ゆでた後一度冷凍して、使う分だけを凍ったまま削って(おろして)しまいましょう。
凍った状態なら、堅いので簡単に削ることが出来ますし、出汁でのばす際は熱い状態の出汁をかければ、粉々になった野菜は凍っていても簡単に溶けてくれます。解凍の手間も省けて一石二鳥ですね。
1回分ずつストックしてもいいですが、使う分だけ削ることで、その日の献立の色味なども見ながら、量を調節することが出来るのでおすすめです。
いかがでしたか?
離乳食のはじまりにして、最難関の初期離乳食。けれども頑張って作った食事を、無心で頬張る子どもの姿は何にも例えがたい、天使をも越えるような愛らしさがあります!(親馬鹿かもしれませんが…)
母乳やミルク以外の食事を初めて経験する時期。これを経て、子どもは『食の楽しみ』を知っていきます。おいしい!たのしい!と思ってもらえるように、ママも子どもの食べる顔がじっくり眺められる余裕をもって、接していけるといいですね☆