妊娠と一言で言っても、すぐに自然妊娠するママ、不妊治療の末妊娠するママ、予期せず妊娠発覚したママ、高齢出産のママなどなどいろ~んなタイプの妊婦さんがいます。
私の場合は普段から生理不順でなかなか妊娠に気がつかずまさかのびっくり妊娠タイプでした。
でもどんな妊婦さんにも言えることは、女性の身体はせっせと毎日お休みすることなく、宿った小さな命を育て、守り、外の世界に無事出てこれるよう準備しています。それは私たちが考えるより、もっと神秘的で奇跡的で、本当にすごいこと!!
ママの身体の中はフル稼働しています。妊娠中の「○」「×」については、インターネット情報もドクターの話も意外とバラバラで地域や国が違えば尚更です。
私が妊婦体験をしたのはハワイ。初めての妊娠+海外で、不安しかありませんでした。今まさに妊娠中の方に、わたしのハワイでの妊婦生活を紹介します。
①運動
日本では妊娠初期から安定期に入るまでは安静にするようにとよく聞きますが、ハワイでは自分が心地良い限りランニングやサイクリングも問題ないとドクターに言われます。
運動が苦痛な方は無理する必要もありませんが、私はウォーキングをしたりスイミング、ヨガやフラ、ストレッチやスクワットも出産ぎりぎりまで、ほぼ毎日、妊娠前と同じかむしろ妊娠前より積極的に続けました。だんだん重くなる体も、体を動かしたり、ショッピングモールを歩き回ったり、外の空気を吸うと気持ちも頭の中もすっきりしました。
今思えば、1人で歩きまわれた貴重な時間を後悔のないくらい満喫できました!誰に聞いてもこれだけ動いていれば安産だねと言われていましたが、、運動の量と安産は比例しません!!!
②水分
とにかく何かにつけ水を飲むように言われました。水分不足になると初期の悪阻もひどくなり、後期のおなかのはりも強くなり、さらに陣痛すらも悪化するらしいです。
1日2リットル~3リットル目指して、こまめに飲みました!悪阻が酷い時はレモンを絞り、レモン水にすると飲みやすかったです。
③ビタミン
悪阻がある場合、エナジーサポート、神経系に良いとされるビタミンB6を摂取すると楽になると勧められました。妊娠期間中はグミタイプのマルチビタミン剤も毎日服用しました。
④食べもの
ハワイでは妊娠中お魚を毎日たべるのは△です。カジキやマグロなど大きい魚は水銀を多く含むため、避けるように指導され、生魚やフレッシュチーズは細菌を含む可能性が高いため控えました。
緑黄色野菜を気をつけて取るようにしていましたが、基本的に食べたいものは体が今欲しているもの!
アイスクリームやジャンクフードを食べる日もありました。
⑤カフェインとアルコール
コーヒーが大好きな私はディカフェではない普通のコーヒーを飲んでいました。一日1~2杯程度は問題ないようです。
アルコールもワイン1杯くらい害はないとドクターに言われましたが、お酒好きの私でしたがあまり飲みたくならなかったので飲みませんでした。
予定日が近づいてからは、飲んですぐ陣痛が来たという友人の話を聞き、陣痛を助けると言われているラズベリーリーフティを飲んでみました。このお茶のおかげだったのかは?ですが、母乳の出をよくする効果もあるらしく、母乳には効果があった気がします!
⑥体重管理
妊娠時の体重から計算し、一応増えるべき体重の範囲を病院で伝えられます。(私の場合は10kg~15kgが目安で結局10kg位増えました。)
日本では厳しいとよく聞く体重管理ですが、厳しい指導は一切ありませんでした!ハワイでは20kg前後増えるママは珍しくなく、ママが健康であれば問題なし!体重管理にナーバスにあまりストイックになり過ぎるのも良くないですし、赤ちゃんのため体重増加は必要なことです。
⑦ストレス
ママとお腹の赤ちゃんはしっかり繋がっています。ストレスが全くない世界は存在しませんが、ママのストレスは赤ちゃんに届きます。
そしてママの幸せな気持ちも赤ちゃんはちゃんと感じています。(私は緊張した時や疲れた時、お腹がギューと張ったり、痛くなったりしました。)
深い呼吸を意識して生活したり、深呼吸する時間を作りました。赤ちゃんもリラックスできて喜んでいた気がします。
こちらに挙げたものはあくまでも私の経験であり、もちろんすべての妊婦さんに当てはまるわけではありません。
できるだけ気持ちよく自分らしい妊婦生活が送れるよう、探していけばいいのです。
私が妊娠中を振り返り今思うことは、そんなに色々心配しなくても大丈夫だったということです。
妊娠中は思っている以上に体力を奪われ、疲れやすくなったり急にとてつもない眠気に襲われたりしました。何もしたくない、できない日もあります。
そんな自分がナマケモノのように感じたり、自己嫌悪に陥ったり、思考やメンタルも大忙しでした。
赤ちゃんに何か問題があれば自分のせいだと自分を責めたり、出産への漠然とした不安や母親になる責任の重さに怖くなったりと、、突然泣き出すこともよくありました。
仕事をしているママ、上の子がいるママは自分のペースで休息にとはなかなかいかないですが、ママ自身が自分の身体の声、心の声に従うのは赤ちゃんのためにも大事なことです。
そのためパートナーの方や家族、周りの方の理解はとても重要です。
とは言え、自分の体調の波や精神的な浮き沈みの全て分かってもらうのは難しいですが、少しずつ自分の状態を口にして出して話してみるようにしました。
誰にでも構いません。誰か一人でも自分の気持ちを話せる相手がいることで私はかなり救われました。
自分でもなぜ泣いているのかわからない時もありましたし、そんな時は夫婦間に険悪なムードが流れてしまったり、理由がわからない時はわからないと言えばいいのです。
私にとっても初めてのことだらけ、それは夫にとっても初めてのことだらけであり、お互い不安だったということが今はわかります。
妊娠から出産、育児はなんとなく孤独な気がしてしまいがちですが、人とのコミュニケーションはものすごく大事です。
全てはホルモンのためで、ママのせいではありません。
新しい命を今一生懸命育てているママたちが、少し肩の力を抜いて、心穏やかに今日の一日を過ごせますように。