今回は、レモンの効果や効能、レモンの栄養、更に健康やダイエットに効果的なレモンの食べ方をご紹介します。レモンと言えばビタミンCが多く肌や健康に良さそう…!というイメージがあるかもしれません。しかし、実はビタミンC以外にもしっかりと栄養が含まれており、その効果は美肌だけでなく、ダイエット効果や疲労回復、風邪の予防など様々な効果が期待できるのです。
レモンの栄養と効能って?
レモンの栄養成分を見てみると、その多くをクエン酸とビタミンCが占めています。クエン酸はレモンの酸味成分で、体内でエネルギー源を燃やしてエネルギーにするサイクル回路の働きを活発にし、疲れの原因でもある乳酸の蓄積を防いでくれる効能があります。
他にも、クエン酸は体内のカルシウムの吸収を助ける働きがあったりと、私たちの体の様々なところで有用に作用する成分です。そしてレモンを代表する栄養成分のもう一つがビタミンCで、レモン100gあたり100mgものビタミンCが含まれており、成人が1日に必要なビタミンCの量を満たしています。ビタミンCは強い抗酸化作用があり、ストレスや疲れから発生する活性酸素を除去する働きがあり、私たちの体の免疫力を上げてくれるという効能があります。
レモンの効果がすごい?!
レモンのもつ効能を見るとたくさんの嬉しい効果に期待できます。では、具体的にその効果を見ていきます。
レモンの効果①疲労回復
刺激的なあの酸っぱさからもわかるように、梅干しや酢と同じようにレモンにもクエン酸が豊富に含まれています。このクエン酸は疲れの原因である乳酸の蓄積を溜めにくくする働きがあることから、仕事やスポーツなどで疲れた体の回復を早める効果があり疲労回復に役立ちます。また、夜寝る前にクエン酸を摂ることで朝の目覚めも良くなります。
レモンの効果②美肌
レモンに含まれる豊富なビタミンCは肌荒れを防いで美肌へと導いてくれる効果があります。また、ビタミンCは抗酸化作用があるのでストレスで発生する活性酸素を除去し、くすみやたるみ、シワやシミなどを抑えるアンチエイジングの効果にも期待できます。
レモンの効果③免疫力アップで風邪などをひきくくする
ビタミンCは美肌だけでなく免疫力を上げ風邪などのウイルスや病気になりにくい体作りにも効果的です。免疫力をつけたい人にレモンは有効に作用してくれるでしょう。
レモンの効果④肝臓機能を助ける
豊富に含まれるクエン酸が代謝を上げてくれることで関わりのある肝臓の働きを助け、結果的に肝臓の機能向上に繋がります。肝臓の機能が落ちると代謝も同時に落ちてしまうので太りやすくなったり疲れが取れにくい体になったりするため、日頃からクエン酸を摂ることで肝臓の負担が減るということですね。
レモンの効果的な食べ方は?
美容や健康に嬉しい効果があるレモンですが、そのまま丸ごと食べるのはなかなか大変です。そこで、効率的にレモンの栄養が摂取できる効果的な食べ方をご紹介します。
レモンの効果的な食べ方①ポッカレモンで栄養を補給する
ポッカレモン大さじ1杯(15ml)あたりの栄養成分
・タンパク質0g
・脂質:0g
・炭水化物:1.5g
・食塩相当量:0.003g
・ビタミンC:4mg
・クエン酸:950mg
・カリウム:30mg
・リン:2mg
料理などによく使うポッカレモンは100%レモン果汁、それでいて保存無添加の製品で、世界各地の厳選されたレモンを濃縮還元製法で作られた商品。わずか大さじ1杯の量でもクエン酸の含有は驚くべき数値で、ポッカレモンを摂ることでレモンをそのまま食べた時の栄養や効能に期待できます。また、ポッカレモンは数ある効果の中でもクエン酸の含有量が圧倒的なので、日々の料理に取り入れることで疲れの残りにくい体にしてくれます。
レモンの効果的な食べ方②キレートレモンで栄養を補給する
キレートレモン100mlの栄養成分
・タンパク質:0g
・脂質:0g
・炭水化物:17g
・ナトリウム:59mg
・カリウム:31mg
・リン:2mg
・ビタミンC:894mg
・クエン酸:140mg
キレートレモンはビタミンCの含有量がダントツで多いことからも、キレートレモンを飲むとストレスや疲れによって発生する活性酸素を除去する効果に優れています。そのことからも、キレートレモンを日常的に取り入れることで免疫力が上がり風邪や病気になりにくい体にしてくれます。
レモンの効果的な食べ方③風邪や喉の痛みにははちみつレモン
酸っぱいレモンを中和させ、食べやすい上に更に美味しくさせる最高の組み合わせのはちみつレモンは、レモンとはちみつそれぞれの効能が相乗するので様々な効果があります。昔から風邪を引いたらはちみつレモンが良いとされていますが、風邪で喉の痛みが出ている時にはちみつレモンを飲むことで喉の痛みが緩和されます。これは、はちみつが喉の炎症を抑える効果があるためで、風邪で咳の症状がある時にもその効果は発揮します。また、レモン・はちみつそれぞれに疲労回復効果があるのでスポーツ後に飲むと体の回復が早くなります。
レモンの効果的な食べ方④レモンウォーターで便秘解消
レモンウォーターは便秘を解消する効果があるのでダイエットにもおすすめです。ダイエット効果を高めるには毎朝飲むということ。それも白湯に輪切りしたレモンを皮ごと食べるというのがよりダイエット効果を高めると言われているので、気になる人は是非試してくださいね。
レモンの効果的な食べ方⑤レモン+オリーブオイルで肝臓の働きを助ける
レモンに含まれる豊富なクエン酸には肝臓の働きを助ける効果がありますが、更にその効果を上げるにはレモン+オリーブオイルがおすすめ。それぞれ大さじ1杯ずつを肝臓が活発になる朝の時間帯に摂ることでその働きを助けてくれます。また、オリーブオイルには脂肪酸の一種であるオレイン酸がたっぷり。血液をサラサラにして悪玉コレステロールを減らし、動脈硬化などの生活習慣病を予防してくれます。
ダイエットに効果的なレモンの食べ方
スーパーでも年中手に入るレモンですが、たくさんの効果があるからといってもそのままレモンを食べるには酸っぱすぎますよね。生のまま料理に取り入れるのも効果的です。そして、上手に活用することで女性に嬉しいダイエット効果もあります。「知らないと損!」なダイエットに効果的なレモンの食べ方はこちら。
ダイエットに効果的なレモンの食べ方①揚げ物と一緒に食べると太りにくくなる!
唐揚げやエビフライなどの揚げ物にはよくレモンが添えられていますが、あれにはきちんとした理由があります。油で揚げた揚げ物はカロリーも多く太りやすい食べ物。しかし、レモンと一緒に食べることで脂肪の吸収を抑えてくれる効果があります。これはレモンに含まれるエリオシトンと呼ばれるポリフェノールの一種で肥満予防などの効果があるためです。
ダイエットに効果的なレモンの食べ方②皮ごと食べて便秘解消に
レモンは皮にペクチンと呼ばれる食物繊維を多く含んでいます。そのため、レモンは皮ごと食べることで腸内環境を整え便秘の改善に役立ちます。便秘が改善することでダイエット効果も上がり、まさに一石二鳥。そのままでは酸っぱくて食べにくいという人はサラダなどのドレッシングに細かく切った皮を混ぜると食べやすくなりますよ。
レモンを食べ過ぎるとどうなる?
美肌や便秘を解消してダイエット効果、風邪予防や疲労回復と様々な効果効能のあるレモンですが、レモンを食べ過ぎると体にはどう影響するのか気になりますよね。そこでまた、レモンを食べ過ぎると体にどんな影響があるかについても調べてみたいと思います。
レモンを食べ過ぎると吐き気や腹痛を引き起こす?
レモンはその栄養成分を見てもわかるように、とにかくビタミンCが豊富。しかし、ビタミンCは過剰に摂取すると中毒症状が出ることがあり、それに伴い吐き気や腹痛を引き起こす可能性があります。ただ、食べ過ぎると言っても一度に1000mg以上のビタミンCを摂取した場合に出るので、必要以上に心配することはありませんが注意したいところ。
レモンを食べ過ぎると肝臓が疲れて下痢になる?
レモンに含まれるビタミンCは抗酸化作用があり美肌や免疫力向上に効果がありますが、他にも肝臓機能をサポートする効果もあります。しかし、レモンを食べ過ぎることでビタミンCの過剰摂取により肝臓が活発になりすぎる結果、肝臓が疲れてしまうという結果に。肝臓が疲れると消化機能の働きを低下させてしまうため、下痢を引き起こす原因になります。
レモンを食べ過ぎると胃の不快な症状が出る?
レモンはビタミンCだけでなくクエン酸も豊富に含まれています。適度なクエン酸は疲労回復に効果がありますが、こちらも過剰摂取になるとクエン酸の酸が胃壁を傷つけ、胃の中の酸を強めてしまうということに。その結果、もともとあまり胃が丈夫でない人がレモンを食べ過ぎると胃痛など胃の不快な症状が出やすくなるので食べ過ぎないように気をつけてください。
レモンを食べ過ぎると歯が溶けてしまう?
レモンなどの酸性が強い食べ物を多く食べてしまうと歯のエナメル質からリン酸カルシウムが溶けてしまうため、酸蝕歯と呼ばれる状態になる可能性があります。こちらも一度食べ過ぎたからといって急に歯が溶けるわけではないですが、酸蝕歯を引き起こすキッカケになるのは間違いので注意しましょう。
最後に
いかがでしたか?今回は、レモンの栄養や効能、レモンを食べることで得られる効果、更に健康やダイエットに効果的なレモンの食べ方をご紹介しました。また、レモンを食べ過ぎると体にどんな影響があるかについても調べてみました。参考になれば幸いです。