餃子ダイエットと呼ばれるダイエット方法をご存知でしょうか?餃子ダイエットとは、その名のとおりダイエット中に餃子を食べるというダイエット方法です。餃子はお肉たっぷりの具を炭水化物で包んだものですので、ダイエット中は手が出せないと我慢する人は少なくありません。しかし、工夫次第で餃子はダイエットの強い味方になるんですよ。今回は餃子ダイエットをテーマに、餃子のダイエット効果ややり方、おすすめレシピをご紹介します。
餃子のダイエット効果とは?
脂っぽくてお肉がぎっしりと詰まった餃子を食べて、果たしてダイエットが成立するのかと疑う人は少なくありません。しかし、意外にも餃子にはダイエット効果が期待でき、ダイエットの強い味方になります。まずは、餃子のダイエット効果についてご紹介します。
餃子の栄養成分にはダイエット効果あり
ダイエット中に餃子を食べると痩せると言われる理由は次のとおりです。
- 栄養バランスがよい
- 食べられないというストレスがない
- 腹持ちがよい
餃子の具の材料は、合いびき肉(脂質やタンパク質など)・キャベツ・ニラ・海老・ニンニク・ショウガなどです。肉には脂肪燃焼を促す筋肉を作る役割がありますし、野菜にはビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富に含まれています。皮は炭水化物とたんぱく質ですが、人間が生きるのに欠かせない栄養なので、まったく摂らないのはよくありません。ちなみに、ニラやショウガには身体をあたためる効果があります。
モチモチとした皮にボリュームのあるたね、油を使って焼いたら5個あたり約250キロカロリーになり、腹持ちがよくなります(1個あたり約50キロカロリー)。
ダイエットフード(コンニャク麺など)を食べているよりもバランスよく栄養が摂れますし、何より食べられないというストレスを軽減できます。カロリーの低い料理を食べた後にデザートを食べるより、3食しっかり摂って間食を防いだ方がダイエット効果があります。
野菜だけ摂っていてもダイエットは成功しない
餃子には押さえるべき栄養(五大栄養素)が組み込まれているため「神おかず」とも呼ばれています。
ダイエット中は野菜中心の食生活に…と考える人は少なくないはずです。たしかに野菜はカロリーが少ないし食物繊維が豊富ですが、偏った食生活は逆効果を招きます。
ですが、ダイエットをしてはじめに痩せるのは命に支障のない筋肉です。筋肉は血行を促進させるポンプ役だけでなく、脂肪燃焼に欠かせないもの、それらを形成するのは肉といったタンパク質です。
野菜だけの食生活は摂取カロリーが低いのですからスタートダッシュはとてもよいです。しかし、タンパク質を摂らないと筋肉量が減るため代謝が低下、しだいに痩せにくい体質になります。栄養が足りないと立ちくらみ(貧血)を起こしたり自律神経を乱したりしますよ。
代謝が落ちた状態でもとの食生活に戻すと、ダイエット期間よりも早くリバウンドします。ダイエットに大事なのは栄養バランスを意識した食事と規則正しい生活です。
餃子ダイエットに失敗する人がしていること
餃子にダイエット効果があることは分かりましたが、餃子好きが全員スリムというわけではありませんよね。餃子ダイエットに失敗する人ももちろんいます。餃子ダイエットに失敗してしまう人がついやりがちな行動は次のとおりです。あらかじめ知って注意しておきましょう。
- 餃子と一緒にご飯をたくさん食べる
- 遠慮ぎみに食べて物足りない(間食に走る)
- 食べる時間が遅い
- 早食い
- 食べるばかりでほかの努力をしない(食事バランスや運動)
餃子ダイエットをして失敗した人たちの行動も、覚えておいて損はなさそうです。
餃子ダイエットに成功した人たちの口コミ
続いては、逆に餃子ダイエットで成功した人たちの口コミをご紹介します。餃子ダイエットに成功した人は、どんな行動をとっていたのでしょうか?
- 餃子はダイエットレシピを見て自炊する
- 1個あたりのカロリーが低いから水餃子もダイエットに向き
- 餃子ダイエットは何個食べるかあらかじめ決めるのが大事
- 餃子をスープに入れて油削減ダイエットをする
- 餃子ダイエット中はデザートを食べないなどのルールを作る
- 餃子ダイエット中の運動は効果的
餃子を自炊することで、どれくらいの肉や油を使用しているかがわかり、食べ過ぎ予防になります。また、ダイエット中は、餃子を食べる数をあらかじめ決めたり、デザートを止めたり、自分ルールをプラスしている人も多いです。
餃子ダイエットにウォーキングなどの運動をプラスすると、餃子の栄養を十分に活かせます。
口コミをチェック!餃子ダイエットのやり方とは?
栄養バランスがよいとわかっても、食べすぎはよくありませんね。成功した人たちの口コミを踏まえて、餃子ダイエットのやり方をご紹介します。
餃子ダイエットで食べる餃子は400キロカロリーまで
栄養バランスがよい餃子ですが、いくらでも食べてもよいというわけではありません。餃子のほかにも食べるはずなので、餃子で摂取するのは400キロカロリーをめやすに(大きさによって個数は変わる)するとよいでしょう。
餃子ダイエット中は食べ合わせを考える
餃子を食べるだけでダイエットに成功することはありません。トータルバランスを良くするために朝食に野菜スープ・バナナ・ヨーグルトを食べたり、昼食に魚を食べたりするとよいです。
餃子と食べ合わせ抜群の「ご飯」「ラーメン」「中華料理」は食欲を増進させます。わかめの味噌汁・サラダ・煮物など、栄養やカロリーを考慮したメニューにしましょう。
餃子ダイエット中の夕食はできるだけ早い時間に
炭水化物は大事な栄養ですが、遅い時間に食べて消化されないほど身体に蓄積します。
餃子を夕飯に食べる際は19時まで
餃子をたくさん食べる場合は朝!ダイエットに支障をきたさない
夕食後に運動する人はそれほどいません。カロリー消費しないのですから、消化させるために19時までに食事を済ませるようにしましょう。
帰宅時間が遅い人や餃子をたくさん食べたい人は、朝食にまわすことをおすすめします。朝から肉・ショウガ・ニラなどを食べると血行が促進され代謝もアップ、また餃子で摂ったカロリーも消費できますよ。
水餃子ダイエットでカロリーダウン
カロリーが気になる人は、油を使用しない水餃子ダイエットをおすすめします。
餃子ダイエット成功のコツはしっかりと噛むこと
どの食べ物も同じですが、しっかりと噛んで唾液を出し、消化器官を刺激する(消化を促す)ことは大事です。
餃子ダイエット成功のコツは餃子のたねを工夫する
毎回同じ餃子だと飽きてしまうので、時には変わりだねを取り入れましょう。
- 海老
- 白菜
- しいたけ
- おから
- 豆腐
餃子は何を入れても食べ合わせ抜群です。肉におからや豆腐を混ぜてかさ増ししたり魚介類に代えたりするのがおすすめ、低カロリーで栄養が摂れるものを選びましょう。
餃子ダイエットに役立つおすすめレシピ
ダイエット中に餃子が食べたくなったときのおすすめレシピをご紹介します。
餃子ダイエットで痩せた人続出!水餃子のレシピ(2人分)
- 豚ひき肉 50g
- 白菜 180g
- ニラ 4本
- ショウガ 2g
- ニンニク 2g
- 薄めの皮 16枚
- 酒 小さじ2杯
- 醤油 小さじ1杯
- 塩 少々
- 片栗粉 小さじ2杯程度
1人分は約160キロカロリーです。野菜をみじん切りにして、ボウルに材料を全部入れてこねましょう。餃子の皮に包んで7分ほど茹でるだけです。お好みのタレ(ポン酢や醤油)をつけていただきましょう。
糖質制限ダイエットをする人へ!餃子の皮を工夫しよう
どうしても糖質が気になる場合は皮を炭水化物以外のものにしましょう。
- 輪切りにしたダイコン(薄切り)
- 油揚げ
- 海苔
- 茄子
食物繊維で包む海苔や大根の皮は血糖値の上昇をゆるやかにするため特におすすめです。
最後に
餃子ダイエットについて、効果ややり方、レシピをご紹介しました。餃子は栄養バランスがよく、ダイエット中のストレスも解消してくれます。また水餃子ダイエットならカロリーダウンも期待できます。ダイエット中、餃子の食べ過ぎはNGですが、食べる以上に積極的に身体を動かせば太ることはないので、無理に我慢する必要はありません。餃子の具や調理法を工夫して、楽しくダイエットに取り入れましょう。