男と女の友情がやはり存在しない理由【恋愛コンサル・KUGAHARA】

■男と女の友情はやっぱり存在しない

前回、(3)身近な男性に恋愛相談をしてはいけない理由4選で、男は基本的に女性はすべて恋愛対象……ありていに言えば性的対象で、自分に利益のないアドバイスはしないことを話した。そして、これは反論もあるだろうけど、やはり男女の友情は存在しないと思っている。
この考えへの反論はだいたい決まっている。

生活のどんな場面でも男女が顔を合わせる場面はいくらでもあって、たとえば会社の上司と部下、お客様が異性だとして、ぜんぶに恋愛感情を抱くはずはない。

専業主婦でも近所のおじさんと仲がいい、いつもいく小売店の店主が若くてかっこいいけどお互いに家庭持ちで、下心なんか抱くはずがない。

女性側はそうかもしれない。でも、男性側は違うと思うんだ。性的な能力がなくなって、すっかり性欲が失せた男性なら別だろうけど、でもそうなった男は「異性」には冷たいもんだったりする。下心もないのに、優しくするメリットがないからだ。

「性欲を満たせる」この大きなメリットがないなら、男は男同士でつるんで過ごす。そのほうがラクだからだ。

ただ、そこまで女性と交わることを諦めてしまった男たちは、君たちの眼中には恐らく存在しないから、いないも同然だろう。

モテることをはなから諦めてしまった、秋葉原あたりにいけば山のようにいる二次元に逃げ込んでしまった彼らは、目の前に現実の美女が薄着で立って何か困った様子でいても、見向きもしないだろう。

彼らは、自分が彼女を助けたところで、彼女とSEXできないと分かっているからだ。彼女をもし助ける男がいるとしたら、ふだんから彼女レベルの美女に囲まれ、付き合ってきた経験のある男だろうね。

★金銭や社会的地位が人質になったとき始めて男は「性欲」を克服する

下心を自分で感じる前にシャットアウトして、飽くまでも異性を「一個人」として見るためには、相応のメリットが必要だ。逆の言い方をすれば、下心を出してしまったら、相応のペナルティが必要だ。

例えば、お客さんに手を出せばたいがいの業種では責任問題になる。職を追われることになるだろう。学校の先生なんか顕著だよね。そして、女性ばかりを相手にする美容師やジムのトレーナーの男性は、ある女性に好意を抱いていると噂がたてば、あっという間に他のお客が離れてしまうかもしれない。

要職に就いている男性の場合は、異国で好みの美女が近づいてきたら、スパイ映画さながら、何かの罠かもしれない。

これが、なんの失うものも持たない男であれば、身近に好みの女性がいれば、すぐにでもアタックしてもかまわないだろうし、ふられて傷ついても自分が職場を辞めればすむし、うまく身体の関係へ持ち込めたらラッキーだと思うだろう。

そして、これを言うとまた「女もそれほどバカじゃない」なんて反論を喰らうかもしれないけれど……。

だけどやっぱり、女性は多くの場合、この最後の「なんの失うものも持たない男」のアタックのみを「下心のある男」と認識していて、それ以外の男はみんな、下心は存在しないと思っている。

だけど、かっこよく親切な小売店の店主が君に下心を見せないのは、君に恋人や夫がいるからかもしれない。君が上客で、下手な動きをして来なくなったら困るからかもしれない。もちろん、奥さんがいるから浮気ができないのが1番の理由だろう……。だけど、それらのすべての条件が取り払われたら?彼はまちがいなく、君を飲みに誘っているだろう。

それでも「男女の友情はある」と言いたい人もいるだろう。僕も実は、ある特定のパターンでのみ、存在できると考えている。それは次回に話すよ。

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