恋人・家族・お世話になった男性などに、プレゼントとしてネクタイを検討する女性は多いです。仕事でスーツを着用しなくても、ネクタイは社会人にとって必要なアイテムなので、喜ばれるプレゼントと言えます。
ですが、「ネクタイをプレゼントする」という行為に意味があるのを知っておかないと、思いもよらぬトラブルを招くことがあるため注意が必要です。この記事では、ネクタイをプレゼントする意味や、プレゼントするネクタイの選び方として年齢別におすすめするブランドをご紹介します。
ネクタイをプレゼントする意味
ネクタイをプレゼントする場合、まず大事になってくるのは相手との関係性です。その部分を踏まえながら意味を見ていきましょう。
「あなたに首ったけ」
男性にネクタイをプレゼントする意味でいちばんに挙がるのが「あなたに首ったけ」「ずっと離さない」という意味です。互いに結婚を意識するような、関係が安定しているカップルに最適のプレゼントと言えます。ちなみに、韓国でも同じ意味を持つそうです。
「がんばれ」
ネクタイをプレゼントする意味には「仕事をがんばってほしい」という意味も込められているので、大切な人を応援する気持ちが伝わります。自分をよく知る人(恋人・家族・同性の友人や上司)から「がんばって」とプレゼントされると嬉しいですね。
尊敬の意味もある
ネクタイをプレゼントする意味には「尊敬している」という気持ちも込められているので、家族へのプレゼントにも最適です。その意味を伝えながらプレゼントするとたいへん喜ばれます。
ネクタイピンをプレゼントする意味
ネクタイとセットでネクタイピンをプレゼントすることがあります。
ネクタイピンには「あなたは私のもの」「私が守る」という意味(固定するものだから)が込められています。
ネクタイをプレゼントしないほうがよいケース
前項より、ネクタイは相手との関係が安定しているのが前提でプレゼントしなくてはならないことがわかりました。次はネクタイをプレゼントすると思いもよらないトラブルになるケースについてご説明します。
彼氏へネクタイをプレゼントする意味
ネクタイを割り切った関係(結婚をしない)や交際が上手くいっていないパートナーにプレゼントするのはおすすめできません。「束縛」や「上から目線(仕事がんばれって何?)」といった悪い印象を与えますし、ネクタイピンとセットなら余計重荷に感じることになります。
ネクタイのプレゼントは勘違いを招く
ネクタイは想いを寄せない男性(友人や上司など)へのプレゼントにはおすすめしません。「お礼」としてのプレゼントが不倫や浮気のお誘いと勘違いされかねないからです。既婚男性の場合は、奥さんがいる手前、着けることができませんし、奥さんが見覚えのないネクタイを見つけたときは浮気を疑われ迷惑をかけるかもしれません。せっかく築いた良好な関係を、プレゼントがきっかけで勘違いを招いたり迷惑をかけたりすることで悪化するのは避けるべきです。
ネックレス・時計・靴下をプレゼントする意味
ネクタイをプレゼントする意味をご説明したついでに、友人や上司へのプレゼントとしておすすめできない以下のアイテムの意味も押さえておきましょう。男友達や上司にプレゼントをする場合は、そのアイテムが持つ意味を調べてから選ぶことが大事です。
ネックレスをプレゼントする意味
ネックレスのプレゼントには、「ずっと一緒にいたい」「特別な相手」という意味が込められています。
時計をプレゼントする意味
時計をプレゼントする意味には、 「同じ時間を歩みたい」「束縛」「勤勉になりなさい」などがあります。
靴下をプレゼントする意味
靴下のプレゼントには、 「私の身体を好きにして」という意味が込められることがあります。全くそんなつもりは無いという相手にプレゼントするときは、相手に勘違いさせないよう注意しましょう。
20代・30代・40代…年齢別ネクタイ選びのポイント
パートナーや家族からネクタイをプレゼントされたものの、気に入らなかったり、着けていけなかったりする(派手ぎるなど)という理由でタンスの肥やしになるネクタイがあります。せっかくプレゼントするのですから、愛用されたいですね。ネクタイ選びで押さえるべきポイントについてご説明します。
ロゴが目立つハイブランドはつけづらい
ハイブランドを選ぶ時点であなたの想いは明確に伝わりますし、相手の好きなブランドなら嬉しいです。しかし、ハイブランドのロゴが目立つネクタイをすべての男性が職場や結婚式などで着用できるかというと、そうではありません。特に20代・30代の男性は「身の丈に合わない」「見た目だけ一人前」と思われたくないという気持ちがあるからです。
また、父親や祖父にハイブランドのネクタイをプレゼントした場合もタンスの肥やしになることが多いです(派手すぎる・高級すぎて使えないなど)。ネクタイをプレゼントする際は年相応のブランドで、派手すぎないデザインを選ぶようにしましょう。
年代別プレゼントにおすすめのネクタイブランド
ネクタイの年代別におすすめするブランドをご紹介します。
ネクタイのプレゼントにおすすめブランド【20代】
20代の男性には上品かつフレッシュな印象を与えるネクタイがおすすめです。
- ポール・スミス
- ラルフローレン
- バーバリー
- エンポリオ アルマーニ
- フェアファックス
デザインによっては1万円を切るネクタイもあります。20代はブランドよりもその人に合うイメージのものを選ぶとよいでしょう。特に仕事でネクタイをつける場合は、相手の職業に合ったものを選ぶようにします。例えば、営業職なら明るめの色で、正統派のブランドがおすすめです。また、カラーシャツがOKな職場とそうでない職場でも選ぶ色柄は変わってきますので、具体的なリサーチが必要となります。
ネクタイのプレゼントにおすすめブランド【30代】
30代は「できる男」を演出するネクタイを選びましょう。20代で選んでいたネクタイよりも少し高価なものがおすすめです。ただ、落ちつきすぎる色や柄では相手に与える印象が薄くなるので、流行の色柄やそのブランドのオリジナルパターンをさりげなく取り入れるとよいでしょう。
- ターンブル&アッサー
- エルメネジルド ゼニア
- ルイジ ボレッリ
- ジョルジオ アルマーニ
- フランコ バッシ
- フェアファックス
- フェンディ
定番のブランドもよいですが、ルイジ ボレッリやフランコ バッシなどのイタリア製をプレゼントし、ひとつ上のおしゃれさんになってもらいましょう。プレゼントの相場は2万円台です。
ネクタイのプレゼントにおすすめブランド【40代】
40代は品のよさを演出できるネクタイをプレゼントすることをおすすめします。
- ターンブル&アッサー
- ルイジホレッリ
- エルメネジルド ゼニア
- ステファノリッチ
- ブリオーニ
- グッチ
- エルメス(エルメネジルド・ゼニア)
「エルメネジルド・ゼニア」とは最高品質の生地メーカーで、エルメスなどの高級ブランドに生地を提供しています。エルメスのネクタイはバリエーションが豊富ですが、ビジネスシーンにおすすめなのはエルメネジルド・ゼニアです。
プレゼントの相場は3万円台になります。ブランドロゴを選ぶ際は嫌みにならないよう落ち着きのある色にするとよいです。
ネクタイのプレゼントにおすすめブランド【50代】
50代以上の男性にネクタイをプレゼントするシーンといえば家族や恩師へのお礼・お祝いになることが多いでしょう。尊敬の意味を込めて、粋なブランドネクタイを選ぶとよいです。
- ステファノリッチ
- ブリオーニ
- キートン
- エルメス(エルメネジルド・ゼニア)
ネクタイをたくさん持っている年配の人には、伝統工芸品のネクタイやループタイもおすすめです。プレゼントの相場は3万円台です。
意味を知ってからプレゼント選びを
ネクタイをプレゼントする際はその人の好みをリサーチし、年齢相応のデザインと価格帯のネクタイを選ぶようにしましょう。迷ったときは店員さんに相談し一緒に選んでもらうとよいです。