さつまいもは、蒸すとホクホクと甘い食材です。そのさつまいもが実は、栄養たっぷりでさまざまな効果を持っていることをご存知でしたか?今回は、さつまいもの栄養に注目して、その効果やおすすめの調理方法、さらにはさつまいもの栄養を活かすレシピをご紹介しましょう。
さつまいもの栄養をチェック!
さつまいもは、肥大した根の部分で、ヒルガオ科の植物にあたる食材です。ほとんどのさつまいもは、アジアで栽培されており、その種類は豊富です。そんなさつまいもには、魅力的な栄養がたっぷり含まれていました。
さつまいもの栄養①ビタミンC
さつまいもに含まれる栄養の中で、女性に嬉しい栄養はたくさんあります。中でもビタミンCは、おすすめの栄養の1つ。さつまいものビタミンCは、りんごの約5倍ともいわれており、美容や健康をサポートする際に力を発揮してくれます。
さつまいもの栄養②食物繊維
さつまいもの栄養で代表的なものは、食物繊維です。食物繊維には、水に溶ける「水溶性」と水に溶けない「不溶性」の2種類があり、さつまいもにはその2つの食物繊維が含まれています。この作用により、腸内環境をかいぜんしてくれるのです。
さつまいもの栄養③ポリフェノール
さつまいもに含まれているポリフェノールは、「クロロゲン酸」で、活性酸素除去に効果を発揮してくれます。このクロロゲン酸は、さつまいもの皮近くに含まれているため、食べる時にはまるごと食べることがおすすめです。
さつまいもの栄養④カリウム
さつまいもには、むくみにも効果を発揮してくれる「カリウム」も含まれています。カリウムは、体内に溜まったナトリウムを除去してくれる効果を持っています。女性にとって嬉しい栄養の1つですね。
さつまいもの栄養効果
さつまいもには、この他にもたくさんの栄養が含まれています。さらにさつまいもの栄養は、健康にも美容にも大きな効果を発揮してくれるのです。次はさつまいもの栄養効果をご紹介しましょう。
さつまいもの栄養効果①腸内環境改善効果
さつまいもには、腸内環境を改善してくれる効果があります。水溶性と不溶性の食物繊維の作用により、腸の動きを活性化させて、便通をスムーズにしてくれるのです。腸の動きが活発になると同時に、基礎代謝がアップします。
さつまいもの栄養効果②むくみ改善効果
さつまいもには、米の約18倍ものカリウムが含まれています。そんなカリウムには、むくみを改善してくれる効果が魅力です。むくみは、体内で過剰に増えたナトリウムが引き起こします。特に立ち仕事をしている方は、深刻な場合がありますよね。そこで、カリウムを多く含んださつまいもを積極的に摂ることでむくみ改善をサポートしてくれるのです。
さつまいもの栄養効果③美肌効果
さつまいもの栄養の効果には、美肌をサポートしてくれる効果もあります。ビタミンCやポリフェノールの効果で、肌を健康的に保ち、活性酸素を除去してくれます。これにより、細胞が健康に保たれて美しいお肌へと繋がるのです。さらに食物繊維も含まれているので、腸を活性化させ、老廃物を体外に排出してくれる効果も魅力的。
さつまいもの栄養を効果的にとれる調理方法は?
さつまいもには、さまざまな調理法があります。しかし調理の方法によって、保たれる栄養もあれば失われる栄養もあることをご存知でしたか。続いては、さつまいもの栄養を維持するためにも、調理方法についてチェックしておきましょう。
さつまいもの調理方法①焼く
さつまいもの甘さを引き立ててくれる調理法が「焼く」ことです。低温でじっくり火を通すことで、糖度が上昇します。これにより、粘度が増して、甘くてしっとりとした食感と味が生まれます。甘いさつまいもを味わいたい方は焼いて食べましょう。
さつまいもの調理方法②煮る
さつまいものは、煮物や汁物に入れて調理する方法があります。さつまいもに含まれるビタミンCは、水に溶けやすく煮ることで、煮汁に溶け込んでしまう可能性が。それを防ぐためには、煮汁ごと食べれるような料理を活用しましょう。こうすることで、煮汁に溶け出てしまったさつまいもの栄養を摂取できますよ。
さつまいもの調理方法③炒める
さつまいもには、水に溶け出してしまうビタミンもあれば、油と相性のいい脂溶性ビタミンも多く含まれています。炒める時に、油を使うことで吸収率が高まって、効率的に脂溶性ビタミンを摂取できるのです。さらに炒めることで、さつまいものふんわり感も感じられますし、多めの油で炒めることにより、崩れ防止にも繋がります。
さつまいもの栄養たっぷり!おすすめのレシピ
最後にご紹介するのは、さつまいもをたっぷり使ったおすすめのレシピです。さつまいもは、万能な食材でいろいろな料理に活用できます。
おすすめのレシピ①さつまいもと鶏肉のおろし煮
材料
さつまいも1本、鶏肉150g、大根1/3本、だし汁150ml、醤油大さじ2、酢大さじ2、砂糖大さじ2、大葉1/2枚
作り方
①大根はすりおろしておく
②さつまいもをよく洗って、皮ごと輪切りにしてから10分ほど水にさらす
③水を切って耐熱皿に並べたら電子レンジで3分ほど加熱する
④鶏肉を食べやすい大きさに切り、塩こしょうを振ってからフライパンで焼く
⑤フライパンにさつまいもとだし汁、醤油、酢、砂糖を入れて弱火で煮る
⑥お皿に盛りつけて水気を切った大根おろしを乗せたら完成
おすすめのレシピ②さつまいもと玉ねぎのサラダ
材料
さつまいも1/4本、玉ねぎ1/8個、オリーブオイル小さじ1/2、酢小さじ1、塩0.2g、こしょう少々
作り方
①さつまいもは皮ごと幅1〜1.5cmの角切りにして茹でる
②玉ねぎを薄切りにし、さらに半分に切ってから水にさらす
③ペーパータオルで水気を切って、さつまいもと玉ねぎをボウルに入れる
④そのボウルにオリーブオイルや酢、塩こしょうで味を整えて完成
最後に
さつまいもの栄養は、とても豊富でいろいろな効果があることがわかりました。さらにさつまいものレシピを調べてみるとその数はとても多く、バリエーションも豊富です。さつまいもを焼いたり、煮たり、炒めたりと料理に活用しながら栄養を存分に活かしましょう。