ホッピーの飲み方に種類があるのをご存知ですか?昭和の頃から大衆居酒屋で定番の飲み物「ホッピー」ですが、飲み方を知らないと「まずい…」と感じることもあるようです。居酒屋で人気のホッピーですが、今回はホッピー初心者にも分かりやすく、意外と知られていないホッピーの種類やうんちく、ホッピーの美味しい飲み方に迫りたいと思います!
ホッピーとは?今さら聞けないホッピーの正体
関東を中心に人気に火が付いたホッピー。テレビ番組などで飲み屋街をぶらぶらする映像には、かなりの確率で「ホッピーあります」の張り紙が映り込んでいますよね。
ホッピービバレッジとは?
ホッピービバレッジはホッピーを製造販売している会社です。ホッピービバレッジは大正時代からラムネやサイダーの製造をしていた秀水舎が前身で、1948年に社名をコクカ飲料に変更。そのタイミングで発売を開始したホッピーが人気となり、1995年に現在のホッピービバレッジに社名変更しました。また、ホッピービバレッジになったタイミングにも地ビールの製造販売を始めるなど、進化を続けているようです。大正時代から続くこのホッピービバレッジは、2010年に操業100年迎えた老舗企業なのです!
ホッピーは元祖ビアテイスト清涼飲料水だ!
元祖ビアテイスト清涼飲料水として人気のホッピーですが、その名の通り、お酒ではありません。「ホッピー」の名前だけでは判断しづらいのですが「元祖ビアテイスト」と言いながら「清涼飲料水」です。とは言っても、全くアルコールが入っていない訳ではなく、完成品のアルコール度数は0.8%です。原料にホップを使用していることから「元祖ビアテイスト」の異名が付いたようですが、日本の酒税法上、アルコール度数1%未満の場合は「清涼飲料水」と分類されるのです。とは言え、元祖ビアテイスト清涼飲料水のホッピーは「テイスト」だけではなく実際に酔ってしまう人もいるそうなので、ご注意ください。
ホッピーはまずい?ホッピーの美味しい飲み方ってあるの?
ホッピーが発売された当時はビールの値段が高く、ホッピーは「ビールの代用品」という認識が高かったようです。では、ホッピーの本当の実力はどうなのでしょうか?2番手のホッピー、そのポテンシャルを探ってみましょう!
どうしてホッピーはまずいと噂されるのか?
「ホッピーはまずい!」そんな話を耳にしたことはありませんか?ビールの代用品という認識のせいか、ホッピーはまずい飲み物だという先入観をお持ちの方もいるかもしれません。「味の好みの問題」も当然あるのですが、ホッピーをまずいと感じている方の中には、
まずくなる飲み方をしてしまっている人もいるようなのです。そこで、ホッピーがまずい飲み物だと誤解されないように、ホッピーの美味しい飲み方をご紹介いたします。
ホッピーの美味しい飲み方
ホッピービバレッジには、50年近く受け継がれる「ホッピーの美味しい飲み方」があります。それは「3冷」と言われるスタイルで、ホッピーの美味しい飲み方には欠かせない基本スタイルです。原料の水にこだわって作られるホッピーだけに、氷で薄まってしまうのは、ホッピーの美味しい飲み方とは言えません。そのため、ホッピー・焼酎・ジョッキの3点をしっかり冷やす事が重要です。(ジョッキは凍らせるのがベスト)この基本を守れば味がぼやけるのを防ぐことができ、ホッピーの美味しい飲み方が実現できるのです!
ホッピーの種類って?居酒屋の注文で聞く「なか」「そと」
ホッピーの美味しい飲み方も分かったところで、いざ!注文!そう思っていると、周りからこんな声が聞こえてきませんか?「ほっぴー、なかちょうだい!」とか「ホッピー、そとお願い!」とか。いったい何のことでしょうか?
ホッピーには「中身」と「外身」がある
ホッピーには中身と外身があります。と言っても、ホッピーは中身が液体、外身がビン、という意味ではありません。先程、ホッピーの美味しい飲み方をご紹介しましたが、その中でも登場した通り、ホッピーは焼酎と割って飲まれることが多い飲み物です。そのため焼酎とセットで出てくることが多く、その時にジョッキに入れられている焼酎を「中身」、外から注がれるホッピーを「外身」と表現するそうです。ホッピーを飲み進めているうちに「なかちょうだい!」、「そとお願い!」と注文するのは、そういう意味なのですね。
ホッピーはなか何杯、そと何杯が正解か?
ではホッピーを飲むとき、なか何杯とそと何杯にすれば美味しく飲めるのでしょうか?飲む人によって好みが分かれる「なか何杯、そと何杯」問題ですが、正解を導き出すのは難しそうです。理由は、お店によってなかの量が違うから。ビンに入ったホッピーは常に決まった量が出てきますが、店員さんが注いでくれる焼酎の量は統一されていません。ホッピー好きの方でも「なか何杯、そと何杯が正解」と、一概には言えないようです。お店によっては焼酎をジョッキの半分くらい入れてくれるところもありますので、ホッピーを美味しく飲むためには、行きつけのお店で自分好みの黄金比を確立しましょう。きっとそれが「なか何杯、そと何杯が正解か?」の答えになるでしょう。
最後に
ホッピーの飲み方、ホッピーにまつわる豆知識についてご紹介しました。庶民の味として長い間愛されてきたホッピー。調べてみると、その魅力がどんどん伝わってきます。居酒屋でサラリーマンを支えてきたイメージのホッピーですが、低糖質・低カロリー・プリンタ体ゼロということで、最近では健康志向の女性にも好まれているようです。焼酎だけではなく、コーヒーやリキュールとの相性も良いそうなので、飲み過ぎには注意したいものです。