仕事で失敗をした、友だちとトラブった・・・悪いことって立て続けに起こりますよね。負の連鎖はなぜか続いてしまうもの。どうしてなのか考えたことはありますか?悪いことが続く負の連鎖に陥る人には特徴があります。悪いことが続く負の連鎖があるなら、負の連鎖を断ち切るために意識すれば、良いことが続く正の連鎖を作ることもできるのではないでしょうか?!今回のテーマは「負の連鎖」について。悪いことが続く人の特徴と、トップアスリート達のメンタルトレーニング方法を参考に、負の連鎖を断ち切る方法について考えます。
「負の連鎖」とは?
負の連鎖とは、良くない出来事や悪いことが立て続けに起こり続いてしまうことや、1つの出来事をきっかけに、連鎖的に悪いことが続くことを意味します。
負の連鎖ってなぜか続いてしまうもの。意識して負の連鎖を断ち切らないとメンタルが弱ってしまいます。
悪いことが続く「負の連鎖」に陥る人の特徴とは
負の連鎖に陥りやすい人の特徴をあげていきます。自分に当てはまる特徴はないか診断してみましょう。
- 他者と自分を比較する
- 人に流される
- 失敗をいつまでも引きずる
- 失敗した過去を気にする
- 失敗を活かせない
- 先のことを不安に思っている
- 行動が伴っていない
- すでに方向性を決めているくせに他人に相談する
- いい人と思われたい
- 相手の気持ちを考えない言動
- なんとなく作業をしてチャンスを逃している
心当たりありませんか?いつまでも失敗を引きずったり相談したくせに相手のアドバイスとは逆のことをしたり八方美人になったり、同僚や友人と自分を比較して悲観したり、これでは周りの人を怒らせても仕方がない、負の連鎖は自身の言動が原因で引き起こしているかもしれません。
負の連鎖を断ち切る方法は良好な人間関係から
前の項目でおわかりいただけたと思いますが、自分が定まらない人を信頼し何かを相談したり任せたりしようと思いませんよね。大事なのはまず意思をはっきりとする(芯を通す)こと、相手の気持ちを考え発言すること、自分がされたら嫌なことは他人にもしないこと、これって小学校の道徳で習った内容です。
しかし、成長とともに教えてもらう機会が減るとこういった当たり前のことを忘れてしまいます。おそらく誰かにガツンと言われない限り気づくことはありません。
アスリートが上下関係を大事にしていることはご存知のことと思います。
先輩の豊富な経験は絶対に役立つからです。
たとえ古臭い考え方でも否定せず最後まで話を聞いて必要な部分を自分の学びに活かしているのです。
また、技術だけではスポーツ界で生きていくのが難しいことをよく知っているからです。
仕事においても多くの人の意見を聞くのは大事ですよね。
話が長かったりお小言だったりしたら少し面倒だけれど、素直な気持ちで聞くことでお互いや周りが気持ちよく動くことができます。
また上司や先輩をたてたり同僚の意見に耳を傾けたりし行動を起こす姿勢は、言葉には出さないけれど見ている人はきちんと評価しています。
常日ごろのそういった行動を知っているから、あなたが失敗しそうになったときに周りが上手にフォローを入れてくれて失敗を免れることができるのです。
これは友人関係も同じですよ。
つまり相手の気持ちを考え行動し良好な人間関係を築くことが大事なのです。
負の連鎖を断ち切るためのメンタルトレーニングとは
トップアスリートは技術や筋力だけでなくメンタルを重視しています。例えば練習の一環で試合当日に成功するというイメージトレーニングを行っています。イメージトレーニングは思考能力を高めたり程よい緊張感を与えたりするので本番で臨機応変な対応が可能になり成功につながるのです。
たとえ失敗をしても自分を否定せず「次がある」と気持ちを切り替えます。
なかにはイメージは実現しないと主張する方もおられますが、悪いイメージを持ったら同じように起こると答えるアスリートも多くいます。
アスリートに限らずイメージトレーニングは日常生活で十分に活用できるので悪いイメージではなく良いイメージをもって生活しましょう。
負の連鎖を断ち切るには行動を起こすことが大事
痩せたいと思っても努力しないと痩せることは無理ですよね。考えたり口にしたりするだけではいいことはやってきません。
つまり自分がより良くなるにはどうすればいいのか考え行動を起こすことが大事です。
アスリートならば試合を想定したパターンを予測し練習を繰り返すのですが、仕事においてはそのプロジェクトが円滑に進むよう細かく準備をすること、友人と旅行するならばその旅に必要な物やお店等をリサーチしておきましょう。
ちなみにこの行動とは動くだけではありません。相手に何かをしてもらったら言葉でお礼を言うようにしましょう。
負の連鎖を断ち切るためにはチャンスを逃さない
体操選手は他人であっても同じ体育館で練習をしている選手に対して補助をしたり励ます掛け声をかけたりベテランであっても使用する器具の整備をしたりするのですが、下心があってしているのではなく当たり前の行動になっています。
もちろんこういった姿勢は日ごろ監督やコーチを務める審判の目に入っています。
試合では平等にジャッジするのが当たり前ですが、代表を選ぶ際に見ていて気持ちのいい選手とそうでない選手ならば、あなたはどちらを選びますか?
仕事において忙しそうにしている人がいたらフォローに回るなど、周りをよく観察してみてください。日頃からアンテナを張ることで周りの動きがよく見え、ここぞというときにチャンスを掴んだり与えられたりします。
最後に
負の連鎖に陥りやすい人が負の連鎖を断ち切るためには良いイメージを作って行動を起こすことが大事です。またより良い人間関係が楽しい生活につながります。
さらには何かをしてもらったら同僚や友人に感謝の気持ちを言葉で伝えることも大事ですよ。日ごろのご自身にあてはめて考えてみてください。