20代半ば~後半、アラサーになるにつれ、友人や職場の人の結婚式などのお祝い事も増えてくる年代になりますよね。披露宴や結婚式の招待状や連絡が届くと、楽しみな反面、普段と違うフォーマルな場所での結婚式・披露宴が気になるところです。結婚式・披露宴の招待状が届いたら、私たちがマナーとしてやるべきことは当日だけではありません。結婚式や披露宴の招待状が届いたら、いつまでに何をやるべきかを知っておくことも、結婚式や披露宴に呼ばれた時の大事なマナーですよ。今回は、結婚式・披露宴のマナーとして、披露宴の前日までのマナー(披露宴前日までにやるべきこと)をご紹介します。
結婚式・披露宴の招待状が届いたときのマナーとは
①披露宴の招待状はいつまでに返信するのがマナー?
答えは「なるべく早く」です。新郎新婦は当日の料理や席などの準備のために、できるだけ早く当日の人数を把握したいものです。
招待状には期限が記載されていますが、できるだけ後回しにはせずに、2~3日中には返信するのがマナーです。
②披露宴当日の予定がわからず返信できないときのマナーは?
仕事の予定が読めなかったり、すぐに返信できない場合は、電話やメールなどですぐに返信できない旨を理由と合わせて連絡するのがマナーです。
その際に最終的な返信期限を改めて確認しておくことが大切です。
③披露宴の招待状、どんなペンで返信すればよいの?
披露宴の招待状が届いたら、返信は黒の万年筆か毛筆でするのがマナーです。
それらの筆記具に慣れていない場合は読みやすさを重視してボールペンでも問題ありません。
黒に似た色ではありますが灰色のペンは縁起が悪いので使ってはいけません。
可愛らしい招待状が届いたときなど、こちらも可愛らしい色のペンで返信したいところですが、新郎新婦のご両親や他の人の目につくこともあります。
色ペンを使う、シールやスタンプを貼るなどといったマナー違反は控えましょう。
披露宴で渡すご祝儀についてのマナーとは
■披露宴で渡すご祝儀袋は何を使ったらいいの?
ご祝儀を入れるご祝儀袋は、のし付きで水引の形が「結び切り」になっているものを使います。
お祝い事でよく使う水引には「花結び」という蝶結びの形の水引きがありますが、こちらは何度でもほどいたり結んだりできることから「何度あっても良い祝い事」に使うため結婚式に使いません。
また、ご祝儀袋には入れる金額によって外側の装飾が変わります。マナー違反にならないように、購入時に確認するようにしましょう。
■披露宴のご祝儀はいくら包むのがマナー?
ご祝儀として包む金額は、新郎新婦との関係性について変わります。
新郎新婦の友人や後輩であれば「3万円」、先輩や上司であれば「3万円~5万円」といったところでしょう。
新郎新婦が親族である場合は、親族間のルールがある場合があるので、一度相談してから金額を決定しましょう。
■結婚式・披露宴に欠席する場合のご祝儀の金額は?
最初から結婚式・披露宴に欠席のお返事をしていた場合は、5千円~1万円程度のご祝儀か同額程度のプレゼントを贈ると良いでしょう。
出席する旨お返事していたのにやむを得ず欠席になってしまった時は、挙式まで1か月以上時間がある場合であれば本来包む予定であったご祝儀の5~8割程度をお送りします。
このタイミングならまだお料理や引き出物のキャンセルがきくためです。
挙式まで1か月切ってしまっている場合は、キャンセルがきかなくなってしまうので満額お送りします。
どのタイミングにせよ、キャンセルする場合は新郎新婦に迷惑が掛かってしまうため、対面や電話でしっかりと謝罪し、お祝いの気持ちを伝えるのがマナーです。
結婚式・披露宴当日の服装に関するマナーとは
■披露宴に着ていく服装でのNGマナーとは?
ウェディングドレスと同じ白や花嫁よりも目立つような色のドレスやワンピースを着るのはNGマナーです。
また、ベアトップやミニすぎるドレスなど肌の露出も控えるようにしましょう。
肩の出るドレスを着るときはショールやボレロを羽織るなど、また柄物のドレスも避けたほうが無難です。
パンツドレスを履きたい人もいるかもしれんせんが、パンツドレスは礼装の中でスカートよりも格下になるため比較的カジュアルな装いになります。
フォーマルな会場では避けるようにしましょう。
カジュアルな会場なら問題ありませんが、ビジネスライクになりがちなパンツスタイル。
華やかな着こなしを意識しましょう。
■披露宴での靴・バッグのNGマナーとは?
披露宴では、ファーや革などの殺生をイメージさせる素材は使わないようにしましょう。フェイクであっても同様にマナー違反です。
また、オープントゥパンプスやミュール・ブーツなどのカジュアルすぎる靴もいけません。パンプスを履く際のストッキングも忘れないようにしましょう。
■披露宴に着ていく服装に困ったらドレスのレンタルサービスが便利
ドレスやアクセサリー、小物のチョイスに困ったらドレスのレンタルサービスを使うのも一つの手です。
最近はインターネットなどでもレンタルすることが可能です。
レンタルサービスならおすすめの世代や色でドレスを探すこともできますし、会場のフォーマルレベルでドレスを選ぶことができます。
結婚式ラッシュなどにあたってしまい「毎回同じドレス着てる」なんてことにならないのもレンタルサービスの嬉しいポイントですね。
■披露宴に行くときはヘアメイクサロンの予約も忘れずに
当日はドレスだけではなく、メイクやヘアもセットしなければなりません。
セットに自信がある方は自分でやってもOKですが、自信が無い場合はセットサロンの予約を忘れないようにしましょう。
特にロングヘアーの方はサロンに行くとセットの幅がぐっと広がるので華やかさもアップしておすすめですよ。
最後に
披露宴に呼ばれたゲストのマナーは新郎新婦を表すといわれることもあります。
お祝いの気持ちで結婚式に行くのですから新郎新婦の顔に泥を塗らないように、当日以外も気を抜かずに、マナー違反に気をつけましょう。