TOP画像引用元:crownchronicles(Twitter)
ついこの前、イギリスのエリザベス女王の誕生式典があったんで、イギリス王室の人達を占ってみようかなと思って、で、エリザベス女王はぶっちゃけ面白味がなかったから(爆)
■英国女王エリザベスの妹・マーガレット王女の悲恋の恋愛遍歴が気になって
妹のマーガレット王女のほうを観ていくことにしたのよ。最初のお相手はピータータウンゼント大佐って、既婚で16歳も歳上の側近との不倫愛。あの不朽の名作『ローマの休日』のモデルなんですってね。でも女王の妹に不倫の恋が許されるわけもなく、タウンゼントが奥さんと離婚した後も結局許されなくて、タウンゼントは別のめっちゃ若い子と結婚。
ヤケになったマーガレット王女はその頃付き合ってたトニーって写真家と結婚するけど、そいつが実はバイでしかも浮気しまくりで、王女と結婚したのは自分を愛さない実母を見返すためっぽくて(海外ドラマ『クラウン』に詳しい描写があるんですってね。時間なくて見れてないけどグスン)マーガレット王女はそれでヤサグれたんですって。って、アタシが説明すると酷い話になるから、興味ある人はクラウン観たり、ちゃんとした王室ラブロマンスについての専門家の記事とか読んでねん!
ということで、まずは素晴らしい美女だったのに悲恋ばかりだったマーガレット王女の、
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生まれ持った恋愛結婚運を。
【マーガレット王女の出生図】
マーガレット王女:1930年8月21日 21:22
Glamis, Scotland (United Kingdom)生まれ
■インターセプトとダブルハウス
ホロスコープを出してみて、まず驚いたのがハウスの区切りが均等とはほど遠いこと。出生時間が判明している人のホロスコープは誰だって12ハウス全てが均等なわけじゃなく、多少の偏りはあるわ。だから、ちゃんとその偏りを説明する言葉もある。
※ちなみにハウス=部屋、室、サイン=星座 ね。
★1つのハウスがとても狭くて1つのサインの内側に収まってる『ダブルハウス』
黄色のところ。王女の場合は蟹座の中に4室が、山羊座の中に10室が収まってるのよね。だから、王女の4室は始まりのカスプ(ハウスの境界線)が蟹座で5室のカスプも蟹座。10室のカスプは山羊座で11室のカスプも山羊座。ダブルハウスになってるハウスやサイン、そこに入ってる天体や感受点については自分ではあまり意識しないし、重視しない。
例えるなら特に望んだわけじゃなく海の近くに住んでて昔からなんとなくサーフィンやってて、その環境がない他人からは「海の近くに住んでてサーフィン当たり前?すごい!羨ましい!」「サーフィンやってる人」と見られてるんだけど、本人はそれについてはどうでも良くて、自分の人生では他にもっと重要なことがある、みたいな。
王女の場合は4室に木星、10室に土星が入っていて、これはまさに英国王室に生まれて、生まれつき裕福で(4室は実家。木星が入ると裕福なことが多い)だけど社会的責任は重くて常に重圧に晒されてて、自由になれない。(10室は社会的な立場や役割、土星は重圧や責任感、制限)
でも、王女にとってはそれは生まれながら当たり前にそういう環境だったわけで、だからこそ「恵まれた生まれに感謝して、王族としての責任を果たしていかなきゃ!」なんて意識することはあまりなかったのかもしれない。他に、もっと重要なことがあるから……。
で、その「重要なこと」が何かを示唆するのが、
★1つのハウスが広くて1つのサイン「が」ハウスの中にすっぽり収まってる『インターセプト』
緑のところ。王女の場合は6室の中に乙女座が、12室の中に魚座がすっぽり収まってる。だから、王女のホロスコープには『乙女座のカスプ(ハウスの境界線)』と『魚座のカスプ』が存在しない。インターセプトのサインの気質やテーマについては解釈はいろいろあるけど、一昔前の教科書だと『苦手意識がある』『大器晩成=インターセプトになっているサインやそのハウスを使いこなすには時間がかかる』と言われてきたわ。アタシの師匠の一人は苦手意識というより『大切過ぎて、なかなか取り組めない』テーマ、みたいなことを言ってたわね。
例えるなら、どうでもいい男とは気楽に話ができて、断られても平気だからガンガン飲みでも誘えるけど、本命の彼にはなかなか話しかけられないし、デートに誘うために入念な計画を立てて、準備のために1年前からダイエットもして……。みたいな(苦笑)
で、王女の場合は姉のエリザベスより自分のほうが華やかで注目されることが好きで大衆の人気もあって、女王に相応しいと思ってたらしいけど、当然若いうちは常に女王である姉の影に隠れがちだった。公務についても、実際のところは分からないけど女王である姉からすると、マーガレット王女は「ただ目立ちたいだけ」に見えたらしいのね。王女は獅子座の太陽でリリスとオポジション。相性の良い人からはとてつもなく魅力的に見えるだろうけど、そうじゃない人にとってはその魅力は危ういものに感じられたかもしれない。女王にとっては妹である王女は自分の威光を上回るような、上回ろうとしているような存在に感じたのかも。
でも、王女は確かに目立ちたがりで華やかなことが大好きだったとは思うけど、インターセプトで遅咲きになる6室の乙女座には水星ベスタの合があるのよね。本能的には獅子座太陽の『自分が主役でいたい』があるけど、その一方では『公務を果たしたい』王室に生まれて、王族として臣民のために働きたい、語り掛けたい、という気持ちは確かにあって。ただ、自分自身でもそれに気付くまでには時間がかかったかもだし、周囲にはなかなか伝わらなかったのかもしれないわね。
続く。
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