青汁ダイエットを試したことがありますか?「まずい、もう一杯!」のCMで一躍有名となった青汁ですが、最近ではタレントのペコちゃんがPRするフルーツ青汁なども登場し、ますます注目を集めています。そこで今回は、青汁にどんなダイエット効果があるのか?フルーツ青汁でも痩せるのか?など、青汁ダイエットについて詳しく調べてみました。青汁ダイエットおすすめのやり方や効果的な飲み方もご紹介します。
青汁ダイエットはなぜ痩せる?まずは知りたい青汁の効果
「青汁」というネーミングから野菜に含まれる栄養素が豊富なイメージがある青汁ですが、実際にはどのような栄養や効果があるのでしょうか?まずは、青汁に含まれる栄養素のダイエット効果や美容効果について詳しく調べてみました。
青汁の効果①食物繊維
便秘の解消に効果があることで知られる食物繊維は、糖質の吸収を抑えたり余分な脂肪を便と一緒に排泄したりと、ダイエット効果抜群の栄養素です。また、便秘によって体内に老廃物が溜まると肌荒れの原因になりますが、食物繊維はそんな老廃物を排出してくれるため、美肌効果があると言われています。その他にも、食物繊維による老廃物の排出は血行を促進し、冷え性の改善や基礎代謝の向上、血糖値を下げるなど、健康な身体を維持する様々な効果があると言われています。
ただし、食物繊維を摂りたいからと一日に何杯も青汁を飲むのはNGです。腹痛や下痢、吐き気の原因になる他、食物繊維の大量摂取によって体に必要なミネラルまで一緒に排出してしまう可能性も。青汁を飲むのは一日にコップ2~3杯程度にして、適正な食物繊維の摂取を目指すと良いでしょう。
青汁の効果②ビタミンC
フルーツに多く含まれているイメージのあるビタミンCは、実は青汁にも含まれています。このビタミンCは活性酸素による体内の老化や酸化を抑える他、動脈硬化の予防や鉄の吸収促進など、様々な効果が確認されています。また、ビタミンCはコラーゲンの生成やシミの原因となるメラニン色素の活性を抑制するなど、美肌効果が高いことでも知られています。
青汁の効果③βカロテン
青汁には、βカロテンも豊富に含まれています。このβカロテンは体内でビタミンAに変換して、皮膚や粘膜を正常に保つ働きをする他、ガンの予防や免疫力の強化などに役立つ栄養素です。βカロテンには強い抗酸化作用もあると言われており、美容の大敵、シミ予防にも効果的。青汁は美容にいいビタミンCとβカロテンがともに豊富なため、特に女性の方におすすめですよ。
青汁の効果④カリウム
カリウムは、ナトリウムとともに細胞の浸透圧を維持しているほか、心臓機能や筋肉機能の調節などの働きをしています。また、体内の余分な塩分を排出し、むくみや血圧の上昇を抑える効果がある栄養素です。カリウムは加熱することで失われやすいミネラルですが、青汁は生野菜が原料のため、効率よくカリウムを摂取することができます。
青汁の効果⑤カルシウム
青汁には、乳製品によく含まれているカルシウムも実は豊富。カルシウムは骨や歯を作る原料となり、骨粗しょう症の予防や認知症の予防、精神の安定などに効果があると言われています。
青汁の効果⑥アミノ酸
アミノ酸の中でも特に体内で合成できない必須アミノ酸も、青汁に多く含まれています。アミノ酸はたんぱく質を構成する最小単位の成分であり、疲労回復効果や免疫力の向上効果、脂肪燃焼効果など、様々な効果があると言われています。
見た目通り、栄養豊富で健康効果も高い青汁。ダイエット中に欲しい食物繊維が豊富なところも嬉しいですよね。また、ダイエット以外にも美肌効果や疲労回復に役立つのも嬉しいポイント。青汁を積極的に飲むことで、健康的にダイエットが続けられるといいですよね。
どんな飲み方がいい?青汁ダイエットのやり方・飲み方
栄養豊富な青汁は、ダイエット中に飲むのに最適な飲み物です。また、飲み方によっては、青汁の効果をより効率的に発揮させることができます。青汁ダイエットの代表的なやり方、おすすめの飲み方をご紹介しましょう。
青汁ダイエットのやり方・飲み方①毎食前に青汁を飲む
まずご紹介したいのが、毎食前に青汁を飲む、という方法。この飲み方の場合、食前に青汁を飲むだけのため、ダイエットをしていると感じがちな空腹感がなく、気軽に始めることができます。また、青汁は栄養豊富で飲みごたえもあるため、食前に青汁を飲むだけで自然と食事の量を減らすことができるためおすすめです。
青汁ダイエットのやり方・飲み方②一食を青汁に置き換える
青汁を使って確実に痩せたい!という場合におすすめなのが、一食を青汁に置き換える、という飲み方。一食置き換えダイエットをする場合、問題となるのが栄養不足ですが、青汁には多くの栄養が含まれているため、栄養不足になりにくいのです。しかも、青汁はとっても低カロリー。青汁で一食置き換えダイエットをした場合、ほぼ確実に一日のトータル摂取カロリーを減らすことができるため、短期間で痩せたい場合に利用するのも良いでしょう。
青汁は朝食・昼食・夕食どれを置き換えてもいいのですが、その際に気を付けたいのが、青汁を飲まない食事の際は肉などのたんぱく質をしっかり食べる、ということ。いくら青汁は栄養豊富とはいえ、筋肉の維持に必要なたんぱく質はほとんど含まれていません。たんぱく質が不足して筋肉量が減ると、基礎代謝が下がり痩せにくい体質になってしまいます。それを避けるためにも、3食とも青汁に置き換える、といった無茶なダイエットは控えてくださいね。
ダイエットに大切なことといえば、きちんと継続して結果を出すこと。食前に青汁を飲むのも一食を青汁に置き換えるのもおすすめですが、飲みやすい青汁を選ぶ、牛乳に混ぜて飲みやすくする、などの工夫をすると継続も簡単ですよ。
ペコちゃんも飲んでる?フルーツ青汁のダイエット効果
タレントのペコちゃんがPRしていることでも有名な、フルーツ青汁。名前だけは聞いたことがある、という方も多いことかと思います。このフルーツ青汁の特徴が、4種の青汁原料(大麦若葉・明日葉・クマザサ・甘藷若葉)と181種の酵素、3種の美容成分(プラセンタ・セラミド・ヒアルロン酸)などが一度に摂取できる、ということ。商品名が「めっちゃぜいたくフルーツ青汁」となっているだけあって、栄養成分はかなり贅沢に含まれている印象ですよね。
このフルーツ青汁がおすすめしている飲み方が、夕食をフルーツ青汁に置き換える、というもの。確かに、これだけ様々な栄養が含まれている青汁なら夕食を置き換えても栄養不足にはなりにくい上、一番摂取カロリーが多くなりがちな夕食が青汁に代わることで、かなりのカロリーダウンが期待できます。「目指せ!-10㎏」と宣伝しているだけの効果がありそうですよね。
ただし、注意したいのがこのフルーツ青汁のお値段。ダイエット効果を実感いただくためとして、最低6回の定期購入(合計金額23,580円+税)が必要となります。また、フルーツ青汁のPRをしているペコちゃんはこの青汁を飲んで痩せたわけではなく、ダイエット成功後の体重をキープするためにフルーツ青汁を飲んでいる、のこと。(ぺこちゃんがダイエットに成功したのはこのフルーツ青汁販売開始前であり、ダイエット成功後にこの青汁企業からオファーを受けて宣伝しているようです)。そのため、このフルーツ青汁を飲めば、「ぺこちゃんのように-10㎏痩せられる!」とは限りません。
青汁は、今や健康食品としてネットでもドラッグストアでも多様な種類のものが販売されています。ぜひいろいろな商品を試して、あなたにあった青汁が見つかるといいですね。
知ってた!?青汁の原料は、大きく分けてこの3つ!
ひとくちに青汁と言っても、実は原料によって違いがあることはご存知でしょうか。青汁の代表的な原料は、ケール・大麦若葉・明日葉の3種類。この原料の違いによって、栄養や効果、飲みやすさなどが変わってくるのだとか。「青汁でダイエットしよう!」と思ったら、まずはこの3種類の特徴について押さえておくのがポイントですよ。
ケールとは
ケールはアブラナ科の野菜で、キャベツの一種だとされています。そんなケールには食物繊維やカルシウムだけでなく、ビタミンAやEなどのビタミン類も豊富。他にも、質のよい睡眠をとるために必要な「メラトニン」や目に良いとされる「ルテイン」、さらにアブラナ科の野菜を食べているとガンになりにくいと言われており、ガン抑制効果も期待されています。
そんな栄養効果いっぱいのケールですが、よく言われるのが「苦くて飲みにくい」ということ。ケールには独特の苦味が含まれているため、明日葉や大麦若葉といった他の青汁より飲みにくいと言われています。初めて青汁を飲む、という方は、まずはケールよりも明日葉や大麦若葉の青汁からトライしたほうが、ダイエットを長続きさせやすいでしょう。
大麦若葉とは
大麦若葉とは、名前の通り大麦の若い葉の部分のこと。この大麦若葉には、食物繊維やたんぱく質の他、カリウム、マグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれる他、βカロテンやビタミン類が含まれています。
大麦若葉には、リラックス効果のあるGABAが豊富に含まれていることも大きな特徴です。普段の生活でストレスを感じやすい方や、ダイエット中のストレスを和らげたい方には大麦若葉がおすすめです。さらに、大麦若葉の青汁は抹茶のような味と言われる飲みやすさも人気の理由。牛乳と一緒に飲んでもおいしいですよ。
明日葉とは
明日葉は日本原産のセリ科の野菜。「今日摘んでも明日には新しい芽が出る」と言われるほど、生命力の強い植物です。ケールや大麦若葉と同様に、明日葉にも食物繊維やβカロテン、カリウムやビタミン類など、多くの栄養素が含まれています。
特に「カルコン」と呼ばれる成分は明日葉だけに含まれる成分で、血糖値を下げて肥満を防ぐと言われています。また、ケールに比べると明日葉のほうが飲みやすいため、青汁の中でも明日葉が原料のものが特に「ダイエット効果が高い」と言えるでしょう。
最後に
青汁ダイエットについて、その効果やおすすめのやり方・飲み方をご紹介しました。フルーツ青汁をはじめ、企業努力によって、以前よりもずっと飲みやすくおいしい商品が増えている青汁。味だけでなく栄養も豊富で低カロリーですから、ダイエット中にはぴったりの飲み物です。気軽に買えるようになった青汁で、ぜひ健康的なダイエットを成功させてくださいね。