女性にとって美髪の証となるのは天使の輪ですよね。毎日のちょっとした行動で、自分の髪の毛に天使の輪が作れるなら、やってみたいと思いませんか?この記事では天使の輪の作り方についてご紹介します。髪がきれいな人は美しさが倍増しますよね。ぜひ試してみてください。
天使の輪ってそもそも何?どんな意味があるの?
髪の毛に出来る光の輪や、頭部を1周する光の輪(リング)のことを「天使の輪」といいます。つやと清潔感があり、相手によい印象を与えます。
仏教画や西洋の絵画において、太陽を浴びた神聖な人やモノには殆ど天使の輪が描かれています。絵画でも天使の輪で崇高さを表現しているように、天使の輪(光輪や光背)があると特別な印象を与えます。
天使の輪の由来
髪の毛に出来る輪(リング)を天使の輪と呼ぶようになった由来は、髪に輝きがある人を見て、頭頂部に近い部分にまるで天使のような輪っかができていることから、絵画の天使様などを連想したのだと言われています。
天使の輪を英語で言うとHalo
つやがあって天使の輪ができている髪を英語でHaloといいます。「That person has a halo」(天使の輪ができてるよ)そう言われたら嬉しいですね。美髪イコール天使の輪は世界共通なのです。
天使の輪が髪にできる条件
天使の輪はすべての人の髪にできるというわけではなく、天使の輪ができる髪の毛には条件があります。
キューティクルが整っている
キューティクルとは髪の表面を覆っている部分で、髪を守ると同時につやを出す部分です。たいへん薄い細胞がうろこ状に密着しながら毛先に向かって重なり合っています。天使の輪ができる条件のひとつは、この紋理が規則正しく並んでいることです。
キューティクルはたいへんもろいため摩擦・紫外線・ヘアカラーなどで失われやすいので日ごろからキューティクルを損ねない工夫やケアが必要です。
髪の内部が健康であること
私たちの身体は食べたものから成り立っています。髪の内部(コルテックス)のタンパク質・脂質・水分量によって美しさを左右すると言われているのですが、髪に栄養が届いていないと、髪の弾力や水分が足りず、しなやかな髪に見えなくなるのです。
また、髪の内部もキューティクルと同様にパーマ液やブリーチなどの影響を受けやすいため(タンパク質が溶けてしまう)、天使の輪を作りたいなら自分で行うのではなく美容師のもとで正しいケアとともに施術してもらう必要があります。
髪の流れが整っている
髪がうねっていて流れが整っていないと天使の輪ができません。うねりをなくすには髪に栄養をきちんと行き届かせることが大事です。
イラストのような天使の輪を作る方法【ヘアケア編】
ここからはアニメに描かれる美人さんのような天使の輪を作る方法についてご紹介していきます。たくさん項目はありますが、どれも日常生活の流れで自然にできることです。
こまめにブラッシングをする
ブラッシングは髪の流れを整えるだけが目的ではありません。血行を促進させたり皮脂を均等に行きわたらせたりする役目があります。なにより大事なのは頭皮を刺激し血行を促進させ髪に必要な酸素と栄養を届かせることです。
休憩時間や帰宅前など、きっかけを作ってブラッシングをする習慣をつけましょう。また、洗髪前にブラッシングをすると、髪に付着した汚れなどが予め取れるので洗髪時の髪の摩擦を予防できます。
天使の輪はシャンプーの仕方で決まる
汚れを落とすことに気を取られてやってしまうのがゴシゴシと洗う行為ですが、前項でご説明したようにキューティクルはたいへんもろいため、摩擦や刺激をなるべく与えない洗い方をするようにしましょう。
はじめにぬるま湯を髪や頭皮にかけて予洗いします。次にシャンプーをつけるのですが、爪を使ってガシガシ洗うのではなく、頭皮をマッサージするように指の腹を使って洗います。
また、シャワーの温度が高すぎると必要な皮脂まで洗い落としてしまうことになるので、ぬるま湯にしましょう。もちろんシャンプー液が残らないようきちんと洗い流すのも大事です。
天使の輪はトリートメントも大事
トリートメントとコンディショナー(リンス)は同じものではありません。
- トリートメント 髪の内部に栄養をいれるもの
- コンディショナー 髪の表面のコーティングをするもの
目的が異なることを知り、使い分けましょう。
天使の輪を作るためのトリートメントはダメージケア用を使用します。トリートメントを毛先から塗って髪全体に広げ、2分ほど放置して成分を浸透させ、ぬるま湯でトリートメントが残らないよう丁寧に洗い流します。ちなみに、トリートメントは毎日使用する必要はありません。
コンディショナーで仕上げ
コンディショナーはトリートメントのようにつけて放置はしません。髪全体に塗ったらすぐにぬるま湯で洗い流しましょう。
タオルドライを欠かさない
ドライヤーの温風に長時間髪をあてないためにも、きちんとタオルドライをして水分を取っておきましょう。そのさいもゴシゴシふくのではなくタオルで髪を押さえるように、摩擦を与えないふき方をしましょう。
洗い流さないトリートメントを髪にぬる
髪を保護してドライヤーによる刺激を軽減しツヤのある髪をつくることができます。このトリートメントも毎日する必要はありません。
ドライヤーで手早く乾かす
はじめはタオルをかぶってドライヤーすることをおすすめします。タオルにある程度の水分を吸い取らせてからタオルを取り除いてドライヤーの時間を短くできることと、髪を摩擦から守るためです。
髪がやけどしないよう少し離して空気を含ませながら手早く乾かしましょう。
髪のやけどを考えドライヤーをしない人がいますが、濡れた状態の髪では髪同士が触れ合ったさいに摩擦によって傷めてしまうため、ドライヤーで乾かすのは大事です。また、濡れた頭皮では雑菌が繁殖しやすい環境を与えるため、頭皮もきちんと乾かすようにしましょう。
髪の毛の天使の輪を作るのに頭皮マッサージがおすすめ
手の腹で痛くない程度に頭皮をマッサージし血行を促進させましょう。テレビを観ながら、また仕事の休憩時間などに気軽でき、リフレッシュにもなりますよ。
イラストのような天使の輪を作る方法【生活編】
身体は食べたものからできているとお伝えしたように髪のケアだけで天使を輪をキープするのは難しいです。美髪にするために下記習慣を心がけましょう。
- バランスよい食生活
- 適度な運動
- 良質な睡眠
栄養を髪まで届けるのに大事なのは血行を促進させることですが、その近道が腸内環境を整えることです。コンビニ飯でもバランスのよい食生活はできます。加工されたものではなく素材そのもの(野菜の煮物・蒸し料理・焼き魚など)をバランスよく食べるようにして腸内環境を整えましょう。
特別なトレーニングをする必要はなく、仕事で積極的に作業をするなど身体を動かして血行を促進させましょう。
栄養を身体中に行きわたらせるのには良質な睡眠も大事、なるべくその日のうちにベッドへ入るようにしましょう。
最後に
美髪の証でもある「天使の輪」。今回は天使の輪の作り方についてご説明しました。くせ毛でも意識が高い人の髪には天使の輪があって、とてもきれいです。天使の輪はケアや生活習慣を整えれば誰でも作れます。髪も身体と同様にターンオーバーしますので、すぐ結果が出るものではありませんが、継続させることで応えてくれます。ぜひ参考にしてくださいね。