緑茶の効果やデメリットとは?緑茶の効果を最大限に引き出す飲み方

日本人に愛される緑茶。今回のテーマはそんな緑茶の効果についてです。ダイエットや美容、そして健康に効果的な緑茶は私たち日本人に欠かせない飲み物ですが、実はデメリットもあるのです。緑茶を飲むときはそのデメリットも知ったうえで、その効果を最大限に引き出す飲み方をしましょう。今回は、緑茶の効果・効能、効果的な飲み方についてご紹介します。

緑茶とは

私たちが普段飲んでいる緑茶ですが、実はたくさんの種類があります。緑茶とは、茶ノ木(チャノキ)から作られ、摘み取った葉を発酵させずに作った茶葉のことを言いますが、玉露や煎茶、番茶などの種類があります。スーパーなどで売っている乾燥した緑茶や、ペットボトルで売っている緑茶などは全て煎茶になります。

ちなみに、緑茶を焙煎するとほうじ茶になり、玄米を加えると玄米茶となります。どれも日本人には馴染みがあるお茶ですが、緑茶をベースにしたものが多かったんですね。ではそんな日本を代表するお茶、緑茶の効果・効能をご紹介します。

緑茶に含まれる栄養成分の効果・効能

緑茶は健康だけでなく美容やダイエットにもとても効果的です。緑茶に含まれている代表的な栄養は、タンニンやカフェイン、テアニン、ビタミンやミネラルなどです。

緑茶の効果効能①体脂肪を減らしダイエットに最適

緑茶には渋み成分であるカテキンが含まれています。このカテキンはポリフェノールの一種で抗菌作用や殺菌作用が期待できる他にも、脂肪燃焼効果があるのでダイエットにも効果的です。また、燃焼した脂肪を体外に排出させることで、コレステロールを減らす働きにも期待できます。ダイエット中の人は緑茶を飲むことで脂肪が勝手に燃焼してくれるので、おすすめです。

緑茶の効果効能②美肌効果

緑茶に含まれているカテキンは、ダイエット以外にもシミやシワのもとになる活性酸素を減らす働きがあるため、美肌効果が期待できます。活性酸素はストレスや疲労によって体内に溜まっていき、それがお肌にダメージを与え、老化を早めたりしますが、緑茶に含まれているカテキンはそれらを除去してくれるので、お肌を健やかにしてくれるのです。

緑茶の効果効能③眠気対策

緑茶に含まれるカフェインには興奮作用や覚醒作用があるため、眠気対策にも有効です。他にも利尿作用があるため、体に溜まった余分な水分を体外に排出し、むくみ予防になったり、二日酔いの予防・改善にも役立ちます。

緑茶にはダイエットや美容など健康効果以外にも期待できるので、普段から飲むようにしたいですね。

冷たい緑茶やペットボトルの緑茶でも効果は同じ?

緑茶は緑茶でも、冷たい緑茶やペットボトルの緑茶にも同様の効果が得られるでしょうか?基本的には冷たい緑茶やペットボトルの緑茶でも同じ成分が含まれているため同様の効果は得られますが、抽出する温度によって成分の含有量にバラつきがあるようです。

抽出温度が低いとカフェイン量は少なくなる

ティーパックの緑茶を水だしで作る場合はカフェインが少なくなるので、小さなお子さんでも安心して飲むことができます。また、就寝前でも問題なく飲めます。

抽出温度が低いとビタミンCは多く摂れる

美肌効果や美容効果目的で緑茶を飲む場合は、水だし緑茶がおすすめです。美肌作りには欠かせないビタミンCは熱に弱いため、沸騰させた緑茶を飲むよりも、ビタミンCがそのまま摂れる水だし緑茶を飲むほうが美肌効果・美容効果が高くなるのです。

抽出温度が低いとカテキンが減る

ダイエット目的で緑茶を飲む場合、水だし緑茶はあまりおすすめできないかもしれません。脂肪燃焼効果のあるカテキンは水だし緑茶だとほとんど抽出されないためです。ダイエット目的で緑茶を飲んでもカテキンパワーを得られないとすると非常に勿体ないですよね。

このように、緑茶は抽出する温度によって得られる効果が違うので、ダイエットや美容など目的に合わせて選ぶと良いですね。ペットボトルの冷たい緑茶は加熱したものを冷たくしているだけなので、カテキンはしっかりと含まれているため安心して良さそうです。また、粉末緑茶の場合もカテキンがしっかり抽出されると考えて良いでしょう。

緑茶にもデメリットがある?

緑茶の効果がわかったところで、日常的に粉末タイプなどの緑茶を飲む場合のデメリットをご説明しておきます。緑茶を飲むメリットとしては、先に挙げた健康効果やダイエット・美容効果がありますが、緑茶にはどんなデメリットがあるのでしょうか?

緑茶は過剰に飲むと体に良くない

緑茶に限らず何でもそうですが、過剰摂取はせっかくの効果が裏目に出てしまうこともあるので気をつけたいところです。緑茶の場合も同じで、1日に何リットルも飲むと、かえって体に良くない影響を与える可能性があるのです。

たとえば、タンニンは鉄分と結びつくことで体内の鉄分吸収を抑えてしまい、結果として貧血に繋がる可能性があります。他にも、カフェインは摂取しすぎると覚醒効果が持続するため、常に興奮状態となり、神経が休まらないことから疲労感が出たり、眠れないことで寝不足になったりもします。カフェインもタンニンと同じように鉄分の吸収を抑えるため、貧血を引き起こす可能性も言われています。

緑茶に限らず、何でもほどほどが一番ということですね。

緑茶の効果を最大限に引き出す効果的な飲み方

ではここで、緑茶の効果を最大限に引き出す効果的な飲み方をご紹介します。
ダイエットや美容、健康効果などたくさんの効果効能がある緑茶ですが、摂取したい成分によって淹れ方を変えるのがおすすめです。先ほどもご紹介しましたが、ポイントは抽出する温度です。それぞれが持つ性質によって美味しく効果的な緑茶を淹れるようにしましょう。

ダイエット目的なら高温で

ダイエット効果のあるカテキンを摂るには粉末緑茶を高温でサっと淹れましょう。

リラックス・睡眠の質アップ目的なら低温で

リラックスしたい時や睡眠の質を上げて良質な眠りにつきたい時は50度くらいの低温でテアニンという成分が溶けだしてくるので、ぬるま湯でじっくり抽出しましよう。

美容目的なら水だしで

美肌にしたいなど、美容目的で飲む場合はビタミンCがたっぷり摂れるように水だしで緑茶を作るのがおすすめ。高温だと水溶性であるビタミンは流れ出てしまうためです。

ダイエッターに話題!?緑茶コーヒーダイエットって知ってる?

ダイエットに関心のある女性であれば既にご存知かもしれませんが、ここからは、じわじわと人気となっている緑茶コーヒーダイエットのやり方と効果をご紹介します。ダイエットは継続することが大切ですが、この緑茶コーヒーダイエットならキツイ運動もなく、あまりストレスもかかりません。それどころか手軽でコスパ良し、始めたい時にいつでも始められるということで人気のようです。

緑茶コーヒーダイエットのやり方

緑茶コーヒーダイエットのやり方は、同じ量の緑茶とコーヒーを混ぜて、1日3回食事の前に飲むだけです。とっても簡単ですよね。

ですが「緑茶とコーヒーを混ぜるなんて…」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。気になる緑茶コーヒーの味ですが、コーヒーの独特の酸味と苦味がまろやかになり、緑茶の風味もほのかに楽しめるため、想像するよりは飲みやすいといった声が多く、試してみる価値はありそうです。糖質制限ダイエットをしている人にもおすすめのダイエット方法ですね。

緑茶コーヒーダイエットの効果

緑茶コーヒーダイエットで期待できる効果は、脂肪燃焼と過食予防です。緑茶とコーヒーの両方に含まれるカフェインが神経を興奮させることで満腹中枢を刺激し、空腹感を感じさせないといった効果が期待できます。
満腹感を感じやすくなるという効果もあるため、ダイエット中の過食予防やリバウンド防止に繋がります。ちなみに、このダイエットを発案した人も、この方法で1年弱で20kg以上のダイエットに成功してるそうです。これはかなり期待できそうですね。普段から食べ過ぎてしまう人や、それほどお腹は減っていないのに、ストレスでついつい何かを口にしてしまう人とって、緑茶コーヒーダイエットはおすすめのダイエット方法と言えるでしょう。

玄米茶やほうじ茶、緑茶以外のお茶の効能は?

緑茶はダイエットや美容効果、健康効果に期待できる優秀なお茶です。カフェインが含まれていることから体に悪いという噂もありますが、飲みすぎなければ問題ありません。緑茶以外にも、玄米茶やほうじ茶など、健康や美容など様々な効能があるお茶はたくさんあるので、ほんの少しだけお茶の効能を一覧でご紹介しておきますね。

お茶の効能一覧

最後に

いかがでしたか?今回は緑茶の効果や、緑茶の効果を最大限に引き出す飲み方をご紹介しました。緑茶は飲み過ぎなければ、美容や健康、ダイエットにも効果的で優秀な飲み物だということがお分かりいただけましたでしょうか。今話題の緑茶コーヒーダイエットも、興味のある方はぜひ試してみてくださいね。

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