ワセリンを顔に塗っても大丈夫?おすすめの塗り方や塗る際の注意点

乾燥する季節になるとインスタグラムやTwitterといったSNSでよくアップされる「ワセリン」。ワセリンは石油を精製して作られたものですから、顔に使っても大丈夫なのかな?と気になる方もいることでしょう。そこで今回は、ワセリンを顔に使っても大丈夫なのか、おすすめの塗り方や塗る際の注意点などをご紹介していきます。

ワセリンは顔に塗っても大丈夫?赤ちゃんにも使えるの?

保湿のためにワセリンを使おうと思っても、石油を使っているし顔に塗るのは…と抵抗がある人もいるでしょう。そこでまずは、ワセリンは顔に塗っても大丈夫なのか、赤ちゃんにも使うことができるのかといった点をご紹介していきますね。

ワセリンは顔に塗っても大丈夫?

ワセリンは石油を原料に作られた鉱物油ですが、精製された白色ワセリンは不純物が黄色ワセリンよりもさらに取り除かれているので顔に使っても大丈夫だと言われています。
また、ワセリンの中でもプロペトであれば、白色ワセリンよりもさらに不純物が少なく眼科用の軟膏としても利用していますから、気になる方は不純物が少ないものを選んでいくようにしましょう。
また、敏感肌の人は、プロペト以上に不純物が少ないサンホワイトを選ぶと良いですね。サンホワイトはほぼ不純物が含まれておらず、少量でもよく伸びてべたつきも少ないのでワセリンの中でも使いやすいはずですよ。

赤ちゃんにワセリンを使う場合は?

ワセリンは安全性が高いと言われており、赤ちゃんのスキンケアにも利用することができると言われています。特に赤ちゃんの肌はデリケートですから、不純物がかなり少ないサンホワイトを使うと良いでしょう。
また、赤ちゃんの顔にワセリンを利用する場合は、ミルクやよだれなどでかぶれやすい口回りや、雑菌が繁殖しやすく常に蒸れてかぶれやすいお尻などに塗ると良さそうです。
ワセリンは角質層や粘膜には浸透しないと言われていますから、赤ちゃんが間違えて口の中に入れてしまっても、吸収されずに便と一緒に出てきてくれます。その点も安心して利用できますよね。

ワセリンを顔に塗るとどんな効果があるの?

ワセリンを保湿目的で使っている人もいると思いますが、ワセリンそのものにはお肌に潤いを与える効果はありません。ワセリンを顔に塗って得られる効果は、顔の水分の蒸発を防ぎ、乾燥から肌を守ってくれるということです。肌を保湿しても乾燥によって肌が荒れてしまう人も多いでしょう。しかし、肌にワセリンを塗ることで油のカバーができ、プルプルのお肌に近づくことできますよ。

ワセリンを顔に塗るときの使い方は?

ワセリンを塗るときはワセリンの量が多すぎないように、米粒1~2個分の量を薄く伸ばして塗るようにしてください。ワセリンの量が多すぎるとほこりなどの汚れが肌に吸着しやすくなるので、肌荒れの原因にもなってしまいます。ワセリンを少し手で温めてから塗ると、肌に薄く塗りやすくなるので、ぜひ試してみてくださいね。


また、ワセリンには水分の蒸発を防ぐことができるものであって、ワセリン自体が保湿をしてくれるものではありません。肌を乾燥といった外部からの刺激から守ることができても、肌に潤いを与えることはできませんから、ワセリンを顔に塗る際は必ず化粧水や美容液などで肌に潤いを与えてから使うようにしましょう。ワセリンだけの保湿ケアでは乾燥肌が悪化するので注意してくださいね。

ワセリンのおすすめ顔の塗り方

ワセリンは顔に塗ることができますが、顔でも色んな使い方ができることをご存知でしょうか。そこで続いては、ワセリンのおすすめの顔の塗り方をご紹介していきます。

リップクリームとして

ワセリンはそもそもリップクリームの原料としても配合されている成分。そのため、リップクリームの代わりに荒れた唇にワセリンを馴染ませると固くなった唇の皮が柔らかくなりますよ。
また、リップクリームで保湿した後に口紅を塗ることが多いと思いますが、最後にワセリンを重ねるとグロス代わりにもなりますし、しっかりと保湿も行えます。
さらに唇への効果を得たいのであれば、はちみつとワセリンを混ぜ合わせて唇にたっぷり塗った後、唇にラップをしてみてください。5分程度すればしっとりとした唇に復活してきますよ。
また、日頃のお手入れとして寝る前にワセリンを唇に塗った後、マスクをして眠ってみてください。翌日の唇のコンディションがよくなってきますよ。

クレンジングオイルとして

ワセリンは石油からできていることから、オイル100%。そのため、クレンジングオイルとしても利用することができます。
市販のクレンジングオイルには界面活性剤を始めとした肌に影響がある成分が多く含まれています。その点、ワセリンは石油が原料と言っても、天然成分でできており肌に優しいと言われています。
ワセリンをクレンジングオイルとして使う場合は、ワセリンを手で温めた後、顔につけてクレンジングオイルを使うようにくるくると指で回しながらメイクと馴染ませていきます。メイクが浮いてきたら、水ですぐに洗い流すのではなく、コットンやティッシュなどでふき取ってから、顔を洗顔石鹸でしっかりと洗ってくださいね。

保湿した肌の潤いを保つために

普段のスキンケアの後の、顔の保湿ケアでワセリンは大活躍します。化粧水と乳液でたっぷり保湿したら、ワセリンを米粒1~2個手に取って顔全体に塗りましょう。両手で顔を包み込むようにして馴染ませることで、顔表面にワセリンで膜を作ることができます。
乾燥が目立つ場所は特に優しく抑えるようにワセリンを塗っていくようにして、乾燥を防いでいきましょう。

マッサージのオイル代わりに

肌をマッサージする際、顔のお肌も摩擦によって刺激を受けてしまうもの。そんな顔のマッサージをするときにも、マッサージオイル代わりにワセリンを利用することができます。
ワセリンを塗ることによってお肌へのダメージを防ぐことができますし、指の滑りもよくなりますよ。

ハイライトの代わりに

メイクの仕上げにハイライトを使う人もいると思いますが、ワセリンがそんなハイライトの代わりになることを知っていますか?ラメやパウダーなどを使うよりも、自然なツヤが出てくるので、メイクアップアーティストたちも利用している方法なのだとか。
ハイライトの代わりにセリンを鼻筋や頬骨などにつけることで、すぐにツヤ肌に魅せることができますよ。ツヤを出したい部分に、指でポンポンと乗せることですぐにできるので、メイク仕上げにぜひ試してみてください。

化粧下地として

肌が乾燥していると、メイクのりは悪くなってきますよね。そんな化粧のりをよくするために、ワセリンは化粧下地としても利用することができることをご存知でしょうか。
ワセリンを化粧水や乳液で保湿した後、少量のワセリンを塗ることによって肌の仕上がりがサラサラになってきます。また、ワセリンにはほこりが吸着しやすいのと同じように、ファンデーションも肌に吸着しやすくなります。そのため、化粧下地よりも化粧崩れがしにくくなると言われていますよ。
また、先ほどもお話しましたが、ワセリンはクレンジングオイルとしても活用可能です。そのため、メイク直しをするときにも気になる部分のメイクを落とすことができるので、ワセリンを携帯しておくと便利です。

花粉症対策として

ワセリンは花粉症対策にも利用されるアイテムと知っていましたか?ワセリンを鼻の周りや鼻の中、目の周りに塗ることによって、ワセリンが花粉を吸着して体内に花粉が入るのを防ぐ効果が期待できるのだそうです。
鼻の中にワセリンを塗る際は、綿棒を使って塗ると塗りやすいですが、綿棒を鼻の奥に入れ過ぎて粘膜を傷つけないように気を付けましょう。また、鼻の穴の周りに塗ることでティッシュで鼻をかみすぎて生じる肌荒れを防げるので、試してみてくださいね。

ワセリンの小鼻の黒ずみにワセリンパックをしてみよう

肌トラブルの中でも結構厄介なのが毛穴の黒ずみ。小鼻の黒ずみに悩む女性は後を絶ちません。そんな小鼻の黒ずみに効果的なのがワセリンパックと言われています。そこで続いてはワセリンパックのやり方をご紹介していきますね。

ワセリンパックの方法

1. クレンジングオイルやワセリンなどでメイクをしっかりと落とす
2. 蒸しタオルを使って小鼻の毛穴を開かせる
3. ワセリンを黒ずみが気になるところに薄く伸ばして塗って20分程度放置する
4. ワセリンをコットンなどでふき取ったら、洗顔せっけんを使って丁寧に洗い流す
5. 洗顔後は化粧水、乳液を使って保湿をする

効果がすぐに出る人もいれば、継続をすることで効果が出てくる人もいるので、地道に行ってみてくださいね。

ワセリンを顔に塗るときの注意点って…?

化粧水を塗らずにワセリンを利用するとインナードライ(肌表面は脂っぽく、肌内部は乾燥している状態)に陥りやすくなります。インナードライの肌は余計に肌のバリア機能を悪化させてしまうため、必ず保湿をしてからワセリンを利用するようにしましょう。
また、ワセリンはサンオイルと同じ効果を持っていると言われており、紫外線を通常よりも4倍近く吸収させてしまうと言われています。そのため、ワセリンを使ったら、お化粧などをしてバリアを張るようにして使ってくださいね。
そして、赤ちゃんにも使える成分なので安心して利用することができると言われていますが、肌の弱い方にとっては、ワセリンを使うとかゆみを生じたり、肌荒れに繋がってしまうということもあります。ワセリンを使う際は、何かしらの症状がでないかを確認して利用するようにしてくださいね。

最後に

ワセリンは顔にも色んな使い方ができることがお分かりいただけたことだと思います。スキンケアに利用できるので、ワセリンを冬の乾燥の時期だけに利用するのではなく、クレンジングや唇のお手入れなどにもぜひ利用してみてください。

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