らっきょうの栄養って?知っておきたい栄養成分や効能

皆さんはらっきょうを食べる機会はありますか?らっきょうというと、甘酢漬けにしたり、塩漬けにしたりしてカレーのお供として食べる人もいるのではないでしょうか。そんならっきょうは「畑の薬」とも呼ばれており、小さな粒の中にもしっかり栄養素が含まれています。今回は、らっきょうにはどのような栄養成分が含まれているのか、らっきょうの効能はどのようなものなのかをらっきょう、島らっきょう、黒らっきょうとそれぞれご紹介していきます。

らっきょうにはどんな栄養成分と効能があるの?

らっきょうは炭水化物と食物繊維、ビタミンCの成分が高く含まれています。とはいえ、らっきょうが持つ健康に関する効能は聞きなれない成分によるものが多いのをご存知でしょうか。そこでまずは、らっきょうの持つ主な効能についてご紹介していきます。

フルクタン(食物繊維)が豊富で便秘解消効果とコレステロールを下げる効果

らっきょうに含まれる食物繊維は、キャベツの約11倍、ごぼうの約4倍以上あると言われているほど豊富です。らっきょう100gあたり約20gの食物繊維が含まれているので、成人の1日の食物繊維の摂取基準量である約20gを補うことができます。
らっきょうのフルクタンという食物繊維は、腸内環境を整えて便秘解消をしてくれるだけではなく、血糖値の上昇を抑え、コレステロール値を下げる効能まであると言われています。

硫化アリルで疲労回復と血液さらさら効果

らっきょうに含まれるニオイ成分である硫化アリルは、血液をさらさらにする効果があると言われています。また、硫化アリルには疲労回復に効果があると言われるビタミンB1の吸収を促す作用があることが知られており、らっきょうと一緒にビタミンB1が豊富な食べ物を食べることで、疲労回復効果が期待できるでしょう。

ジアリルスルフィドで癌の予防効果

らっきょうの持つジアリルスルフィドという成分は、癌を予防する酵素の働きを助ける効果があると言われています。また、胃癌の原因にもなってくるヘリコバクターピロリを殺菌する効果もあると言われており、らっきょうを食べることで胃癌の発生リスクを減らすこともできそうですね。

らっきょうの甘酢漬けでは栄養が逃げてしまう?どんな食べ方がいいの?

らっきょうの甘酢漬けはとても美味しいですが、注意をしないといけない点があります。それは、らっきょうに含まれる食物繊維には水溶性のものも含まれるため、らっきょうの甘酢漬けではらっきょうに含まれている豊富な食物繊維を全て摂取することはできないという点です。


そのため、便秘解消目的でらっきょうを食べようと思っているのであれば、甘酢漬けを食べるのではなく、薬味や味噌で生らっきょうを食べたり、焼きらっきょうやてんぷらにして食べたりすると良いでしょう。
特にらっきょうは加熱をすることで、らっきょうに含まれるフルクタンによって甘味がましてきますよ。

島らっきょうの栄養素と効能は普通のらっきょうとどう違うの?

島らっきょうは一般的ならっきょうと比べて小ぶりで細長く、香りや辛みが強いのが特徴的です。そんな島らっきょうと普通のらっきょうはほとんど栄養素は変わりません。

しかし、島らっきょうは核酸の一種である「アデノシン」という成分が、普通のらっきょうよりも豊富に含まれており、血管を広げて血行を促進してくれる効果が期待されています。普通のらっきょうでも血液さらさら効果がありますが、島らっきょうはさらにその効果が期待できると言えるでしょう。

黒らっきょうの栄養素には違いがあるの?効能は?

黒らっきょうはらっきょうや島らっきょうに比べて、栄養価がさらに増加することをご存知でしょうか。黒らっきょうは通常のらっきょうよりも抗酸化作用が約20倍も多く、生活習慣病の予防に効果的だと言われています。
また、黒らっきょうには血液をさらさらにする「シクロアリイン」という成分が、らっきょうよりも約2倍も多く含まれています。血液さらさら効果をさらに期待したいのであれば、黒らっきょうを食べると良いでしょう。

らっきょうダイエットって知ってる?

らっきょうにはフルクタンと呼ばれる食物繊維があるとお話しましたが、フルクタンの特徴を活かした「らっきょうダイエット」という方法があることをご存知ですか?
らっきょうダイエットとは、食事の前にらっきょうを4粒ほど食べるだけの簡単なダイエット方法。食前に食べることで、お通じがよくなり、ダイエット効果が期待できるのだとか。
ただし、らっきょうに含まれているアリシン(硫化アリル)は過剰に摂取してしまうと、胃が荒れてしまう原因となってしまいます。1日に食べる摂取量は3粒から4粒程度にしておくようにしましょう。

最後に

らっきょうは食物繊維が豊富で便通改善によるダイエット効果が期待されるだけではなく、血液がさらさら効果や疲労回復効果など健康面でも効果も期待されています。
カレーのお供以外で食べる機会は少ないかもしれませんが、1日4粒で健康効果が期待できるのであれば生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。熱に強く、加熱すると甘味が増すので、料理にも利用できますよ。

関連記事

登山の消費カロリーは?登山がダイエットに効果的な理由...

トマトのカロリーは?トマトの種類や調理方法別カロリーまとめ...

黒豆茶の効能!黒豆茶の健康効果と効果的な作り方・飲み方とは?...

つま先立ちで痩せる?つま先立ちの効果やトレーニングのやり方...

酢玉ねぎの効果がスゴい!酢玉ねぎの作り方やアレンジレシピ、体験談もご紹...

スポンサードリンク
モバイルバージョンを終了