ヤクルトってどんな効果があるの?それとも効果なし?

生きたまま腸まで届く乳酸菌、として有名なヤクルト。腸に届いて便秘に効く、ということはご存知の方も多いことかと思います。でも実は、美肌や痩せる効果もあるとか!そんなヤクルトについて、詳しくご紹介します。

まずは押さえたい、ヤクルトの基礎知識

ヤクルトは、医学博士の代田稔さんが、1930年(昭和5年)に乳酸菌の一種である「ラクトバチルス・カゼイ・シロタ株」の強化・培養に成功し、その後販売したことから始まっています。ヤクルトの乳酸菌シロタ株とは、博士の名前だったのですね。

ヤクルトは、販売後にビンからプラスチックに容器を変えたり、種類を増やすことで更に進化。現在では「ジョア」や「ミルミル」などのファミリー商品も含めて約900万本が販売されています。

最近では、食べるタイプ(ヨーグルトタイプ)のヤクルト商品も発売。乳酸菌だけでなく、鉄やカルシウムなどの栄養素が摂れるタイプも増えています。

ヤクルトに期待できる効果とは!?

乳酸菌がたっぷり含まれているヤクルトには、どのような効果が期待できるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

ヤクルトの効果①便秘解消

乳酸菌によって期待できる効果といえば、やはり便秘の解消。ヤクルトを飲むと腸内の善玉菌が増えることで腸内環境が改善され、便秘の解消に繋がります。ただし、ヤクルトの乳酸菌は腸内にいつまでも留まってはいられないため、定期的に摂取することが大切です。

ヤクルトの効果②美肌効果

腸内環境が良くないと多くのエネルギーが内臓に使われることとなり、肌機能まで栄養がまわらなくなることによって、お肌のハリやツヤなど美しく保つ力が失われてしまいます。ヤクルトを毎日飲んでいれば、腸内環境の改善により栄養素がスムーズに体内を循環し、その結果として美肌にも効果が出ると言われています。

ヤクルトの効果③花粉症の症状を低減させる

日本人の国民病、とも言われることがある、花粉症。くしゃみや鼻水が止まらないのは、つらいものですよね。花粉症はIgEという抗体が多く作られることで発症しますが、ヤクルトに含まれる乳酸菌シロタ株は、このIgE抗体ができるのを抑えることができるため、花粉症などのアレルギー症状の低減が期待できると言われています。

ヤクルトの効果④免疫力アップ

乳酸菌は免疫力アップにも効果が期待できます。免疫力が下がってしまうと体調不良が多くなってしまったりと大変です。風邪をひきやすい人などは免疫力が下がってしまっている可能性もあるでしょう。

ヤクルトは、あくまで「食品」。薬ではないので、「飲んでみたけど効果なし!」という意見もあるでしょう。しかし、「効果があった!」という声が多いのも事実。便秘などでお困りの方は、まずは2週間程度ヤクルトをお試しになってみると、ご自身の体質にあっているのか、効果ありor効果なしなのかがおわかりになるのではないかと思います。

ヤクルトには、効果的な飲み方がある!?

ヤクルトを飲む上で、効果的な飲み方があることは実はあまり知られていません。食品のため、もちろんいつ飲んでも大丈夫なものですが、ヤクルトの中に含まれる乳酸菌シロタ株の効果を高めたい場合、食後の飲用がおすすめです。

なぜ食後がいいかというと、乳酸菌は胃酸に弱く、空腹時の胃酸が多い状態では腸まで届く前に乳酸菌が減ってしまう可能性があるから。せっかく効果のある乳酸菌を飲んでいるのに、飲むタイミングで効果なしになっていたらもったいないですよね。今までヤクルトの乳酸菌を飲んでも効果なしだった!という方は、もしかすると飲むタイミングが悪かったのかも!?ヤクルトで健康効果を実感したい場合は、ぜひ効果的な飲み方にも注意してみてくださいね。

ヤクルトを飲む時間でおすすめタイムは?夜寝る前は?

ヤクルトを飲む時間は、特におすすめはありませんが継続して飲むことがおすすめですので、飲みやすい時間にするとよいです。例えばお昼休みに1本飲んだり、朝起きたら1本飲んだりと1日1本飲める時間があるとよいでしょう。飲む時間というよりも、飲み忘れに気を付けたいところです。

また、夜寝る前に牛乳を飲むという人もいますが、ヤクルトを夜寝る前に飲んだ後は歯磨きし忘れに気を付けましょう。

ヤクルトの種類

ヤクルトが販売している商品は、定番のヤクルトだけではありません。ヤクルトからはミルミルというファミリー商品が販売されております。ヤクルトとミルミルのどちらも乳酸菌飲料というところは同じくくりなのですが、期待できる効果や場所が少し違ったり、味も違ってきます。ミルミルとヤクルト400についてご紹介していきましょう。

ミルミル

ミルミルは大腸の腸内環境の改善などの効果が期待できます。
ビフィズス菌のBY株が含まれています。
味はヤクルトよりもミルクっぽさがあります。

ヤクルト400

ヤクルト400は小腸の腸内環境の改善、便秘解消などの効果が期待できます。
乳酸菌シロタ株が含まれています。
ヤクルト400は定番のヤクルトの味ですが、飲みやすく甘みがあります。

ヤクルトとミルミルのW飲みで、痩せるって本当!?

便秘だけでなく、美肌や花粉症など、様々な健康効果があると言われるヤクルト。でも実は、ヤクルトだけでなくファミリー商品の「ミルミル」と一緒に飲むことによって痩せる、といううわさがあることをご存知でしょうか。甘くておいしいヤクルトとミルミルを飲んでダイエットできるなら、ぜひチャレンジしてみたいですよね。そこで、なぜヤクルトとミルミルのW飲みが痩せると言われるのか、その理由について調べてみました。

人の腸内には、100兆個以上の細菌がすんでおり、その中には善玉菌と悪玉菌、日和見菌(腸内環境によって、影響が変わる菌)の3種類が存在しています。便秘が続くと腸内に悪玉菌が増え、むくみや血行不良の原因になり、ダイエットの成功も難しくなってしまいます。さらに、腸は代謝にも関係しており、腸機能が低下すると肝臓に負担がかかることで代謝機能も落ちてしまうのです。

つまり、便秘の解消はダイエットに繋がるものであり、ヤクルトとミルミルにはそんな便秘の解消によく働くため、ヤクルトとミルミルのW飲みが痩せる、と言われているのです。ヤクルトに含まれる乳酸菌シロタ株は、主に小腸でよく働きます。対して、ミルミルに含まれるビフィズス菌BY株は大腸で効果を発揮するとされています。このヤクルトとミルミルを同時に摂取することにより、一度に小腸と大腸の腸内環境を改善でき、痩せる体質になる効果が期待出来るのです。

ヤクルトを飲んでも効果なしの場合は?

ヤクルトを飲んでみたけれど効果なしという人は、継続して飲むと効果がある場合があります。乳酸菌シロタ株は腸内にずっといれるわけではありませんので、継続して摂取するのがおすすめの飲み方です。
1回飲んだだけで効果なしと思っても、毎日継続してヤクルトを飲むことで腸内環境が改善されていく場合もあるでしょう。

ヤクルトの効果を実感したいなら、一日一本から試してみよう!

便秘の解消だけでなく、美肌や痩せる効果まで期待できるヤクルト。今までヤクルトを飲んでも効果なしだった、という方も、この記事の効果的な飲み方を参考にして継続いただければ、効果が期待できるかもしれませんよ。
風邪をひきやすかったり、体調を崩しやすい人は乳酸菌で免疫力アップ効果が期待できますので、ヤクルトやミルミルはおすすめです。

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