ローズマリーのアロマテラピー効果は?おすすめ精油ブレンドも

アロマテラピーは20世紀前半に生まれたものですが、その源流ははるか昔から存在していたといわれています。中でも、ローズマリーにまつわるアロマテラピー関係のエピソードは数多くありますね。それだけローズマリーには、多くのアロマ効果があるのだということがわかります。そして、そのエピソードは現代にも受け継がれています。そんなローズマリーの香りは、甘くほろ苦い香りが特徴です。メンソールに似た清涼感があります。ここでは、そんなローズマリーにまつわるエピソードと、ローズマリーが持つアロマテラピー効果についてまとめていきたいと思います。

ローズマリーにまつわるエピソードとその効果①

「ローズマリー」に関するエピソードの中で、良く知られるものとして「若返りの水」のお話があります。
若返りの水は、ローズマリーと純度の高いアルコールで作られたもので「ハンガリアン・ウォーター」と呼よばれるものです。
14世紀頃、手足の痛み止めとして、ハンガリアン王妃に献上されたといわれています。

ローズマリーには、血液循環と神経を刺激する働きや鎮痛効果があるため、筋肉や関節の痛みの緩和として使われたのですね。
ハンガリアン王妃がこの水を使ってみたところ、若返りの効果もあり、王妃は70代にしてポーランドの若い王子にプロポーズされたという言い伝えがあります。
ローズマリーに含まれる「シネオール」には、肌を引き締める収れん効果があります。
そのため、肌を引き締め、キメを整える美肌効果が得られるのです。
そして、ローズマリーに含まれる「抗菌作用」はニキビの改善や予防につながります。

さらに「血行促進作用」は肌に血色を与え、若々しく見える効果が期待できるだけでなく、髪にも良い効果が期待できます。また、「ロズマリン酸」は、細胞の老化の原因となる活性酸素を除去する効果があるため、肌のターンオーバーを促進します。
さらに、認知症の予防にもなるといわれています。
「カルノシン酸」も、ロズマリン酸と同様に、脳内のストレスを低下させ記憶力を向上させるといわれています。
この二つはいずれもポリフェノールの一種であり、アルツハイマー病の予防にも効果が期待できるものです。
このように、ハンガリアン王妃はローズマリーの力によって美しさと若々しさを手に入れたとする逸話が語り継がれているのです。

ローズマリーにまつわるエピソードとその効果②

17世紀の南フランスで、ペスト(伝染病)が大流行した頃の逸話があります。
ペスト患者の遺体から金品を盗む4人の泥棒たちが、なぜかペストに感染しなかったという話です。
その理由は、彼らが殺菌効果の高いハーブビネガーを全身に塗っていたためだといわれています。
ローズマリーもそのビネガーに含まれており、他には同じく殺菌効果が高いといわれるセージ・タイム・ラベンダー・ミントなどのハーブが酢に漬け込まれたものだったとされます。
ローズマリーに含まれる「シネオール」は強い抗菌効果があり、感染症に有効です。
悪性チフスの感染予防としても使われていたと伝えられています。

また、ローズマリーは、消臭効果・抗菌作用・抗酸化作用があるため、料理にも使われます。
そして、精油成分に含まれる「カンファー」は樟脳(しょうのう))ともいわれ、古くから防虫剤の原料として用いられていました。
このように、ローズマリーは殺菌効果・消臭効果・抗酸化作用などにも優れた効果を発揮するということがわかります。
インフルエンザのウイルス対策として活用することもできますね。
アロマディフューザーなどで行う芳香浴が、その空間で過ごす人をウイルスから守ってくれることでしょう。

ローズマリーを使っおすすめのアロマオイル(精油)ブレンドレシピ

ローズマリーの筋肉痛に効果的なアロマレシピ

ローズマリー精油3滴

精油を洗面器のお湯に入れてよく混ぜます。
両足を洗面器に入れて足浴をしましょう。
血行を促進する作用が働き、筋肉痛を和らげてくれます。

ローズマリーのぱさつく髪に効果的なアロマレシピ

ローズマリー精油 3滴
レモングラス精油  3滴
ホホバ油  30ml

ホホバ油に精油をブレンドしてよく混ぜます。
ローズマリーには養毛・育毛効果があり、レモングラスには皮脂のバランスをとる働きがあります。

ローズマリーのニキビに効果的なローションのアロマレシピ

ローズマリー精油 3滴
グリセリン 5ml
無水エタノール 5ml
精製水  40ml

無水エタノールに精油を加えてよく混ぜ、精製水を加えてさらによく混ぜます。
そしてグリセリンを加えて混ぜます。
ローズマリーの抗菌作用と収れん作用がお肌をニキビトラブルから守ってくれます。

最後に

このようにローズマリーは、美容にも健康にも役立つものだということがわかりました。
手足の痛みに効果があっただけでなく、美しさまで手に入れられるのですから、アロマテラピーが古くから活用されることの意味がわかります。
いくつかの効果的な精油とブレンドすることで、さらにその効果は高まります。
ローズマリー精油を使って、体も、お肌も、そして脳も若さを維持していきたいものですね。

関連記事

黒豆茶の効能!黒豆茶の健康効果と効果的な作り方・飲み方とは?...

トマトのカロリーは?トマトの種類や調理方法別カロリーまとめ...

酢玉ねぎの効果がスゴい!酢玉ねぎの作り方やアレンジレシピ、体験談もご紹...

登山の消費カロリーは?登山がダイエットに効果的な理由...

毒親への対処法はある?子供に影響を及ぼす毒親の特徴...

スポンサードリンク
モバイルバージョンを終了