【芦屋道顕】「ため息つくと幸せが逃げるよ★」とか言う輩は善意偽装の魔物であるぞ!【言霊】

★ため息は「鬱気(うっき)の排出」つまりは「心の呼吸」であり、デトックスである

あくびが出るのは、脳に酸素が行き渡っていないからと言うが、ため息にも意味がある。

医学的に正しくはどうなのかは分からぬが、少なくとも霊的には「心身のデトックス」の意味があるのじゃ。

特に普段から我慢強く物事をこなし、言いたいことも言えない内向的な人は、体内に「鬱気(うっき)」が溜まりがちである。

鬱気が溜まれば溜まるほど、人はさらに塞ぎ込み、本当に医学的な病気のつく心の病になるやもしれぬもの。

鬱気はストレス発散のためのあれこれで排出できるが、忙しく、また塞ぎ込んでいるがゆえにストレス発散のための行動すら起こせずにいると、限界まで溜まった鬱気を吐き出すべくして、無意識のうちにため息が出てしまうのじゃな。

ため息をついたら、逃げていくのは鬱気であり、幸せではない。

それどころか、ため息を我慢などすれば本当に病気になってしまうやもしれぬ。しかし、それを無邪気を装い「幸せが逃げるよ」などと言って禁じてくる輩は、タイトルにあるように、善意を装って「他人を己の思い通りにコントロールしようとする魔物」なのじゃ。

特に、このようなことを言う輩は、ため息をつく人間の友達や良き相談役を装ってそばにいるが、実のところこやつらこそ悪鬼……もっと分かりやすい用語で言うならば「エネルギーバンパイア」であることが多い。

奴らはそもそも魔界の生き物であるがゆえ、活き活きとした人間は陽気が強過ぎるので近づけぬ。ゆえに、程よく疲弊し、体内に鬱気を溜め込んだ人間が多いほうが好都合なのじゃ。