
前編【芦屋道顕】受け継がれた雛人形を手放したら結婚できた名家の娘【現代の呪2】
武家の娘が嫁入り道具にしていたなどの記録があるそうじゃ。
流してしまわず、娘に降りかかる災厄の「一生の身代わり」として娘が産まれたらすぐに用意し、嫁入り道具にしてその後も飾り続けることとなった雛人形。

武家のように戦(いくさ)となれば敵に攻め込まれ、 あるいは世継ぎとなる息子を産むのが半ば義務で、医療の発達していない時代には出産で命を落とす可能性も高い家に嫁ぐ娘には、確かにこのような形代は心強いものであったろう。
さらには、雛人形を用意できる高貴な一族ならば、それなりに霊力のある僧侶が形代としての雛人形が役目を果たすよう、娘が産まれたときから毎年の扱い、手放すまできちんと指南もしていたはずじゃ。
ゆえに、雛人形は霊的な意味合いを考えれば「1人の娘に一つ(一セット)」が正しく、受け継ぐことはすなわち、霊的には先代の持ち主の一生分の厄を、産まれたばかりの娘に背負わせることとなるのじゃ。
後編へ続く
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