【芦屋道顕】生霊特集(1)因果応報は来世ではなく今世に来るぞ【現代の呪】

加害者となるような輩はどうせこのような話は読んでおらぬはず。そして、スピリチュアル分野に興味を持つ人の多くはそれまでの人生で艱難辛苦に耐える心の糧としてきた経緯があるゆえ、この先に書く恐ろしいこの世……のみならずあの世まで含めた世界の仕組みについては恐ろしくて恐ろしくて震えるよりも、ほくそ笑みながら読んでもらえることであろう。

■泣き寝入りしていたおぬしら、安心せよ。「因果応報」はあるぞ

呪い(まじない)や運、霊的な話に関心を持つ人の多くは、現実世界での現実的な対処法が見つからずあるいは試みたがどうにもならなかった人が本当に多い。

幼い頃、思春期、会社やママ友の仲間内……さまざまなところで理不尽な扱いを受け、泣き寝入りして癒えぬ傷を心に負うたまま立ち直れずに悲惨な人生になってしまったと思うている人もいるはずじゃ。

さらに、加害者側がのうのうとリア充人生を歩んでいるのを目の当たりにした日には、その胸の苦しみはいかばかりのものか。

しかし「泣き寝入り」したおぬしの悲しみや悔しさはすべて、一ミリの差分もなく神……神の存在を疑問視するおぬしは「宇宙」でもよいが……いずれにせよこの世界を存続させている何かがおぬしの想いを記録し、放たれた負のエネルギーも溜め込んでおる。そして、頃合いを見て、おぬしの代わりにきっちりと落とし前をつけてくれるのじゃ。

それこそが「因果応報」の仕組み。かつては「来世で」などと悠長な話もあったが、21世紀となった現在、もっと因果応報の発動サイクルは早くなっておる。