【芦屋道顕】『金縛り』よもや疲労ではなく霊を拾うたのかも!?【霊的護身術】

『金縛り』よもや疲労ではなく霊を拾うたのかも!?

※旧メディアVeryGoodからの移行記事です。古い日付や内容、リンク切れやレイアウト乱れ等ご了承ください。元記事:2020.08.21【芦屋道顕】『金縛り』よもや疲労ではなく霊を拾うたのかも!?【霊的護身術】https://www.verygood.la/229324/

・・・金縛りは一般的には睡眠麻痺という状態で、身体が疲労で先に休眠状態になっているのに脳が目覚めているせいで起きると言われておるのう。金縛りにあう直前に耳鳴りがしたり金縛り中に謎の雑音が聞こえたりするのも、中途半端に覚醒している脳の仕業だそうじゃ。
しかし、このように金縛りのメカニズムが解明されるよりもずっと昔の人々が恐れたように、疲労が原因ではなく「霊現象」のこともやはりあるようじゃ。

霊現象かも!?危険な金縛りの『予兆』とは?

肉体疲労が原因の金縛りであれば、ふだんと変わらず床について気が付いたら身体が動かない状態となる。が、霊現象が疑わしい場合は、その予兆と思しきことがあるのじゃ。金縛りが起きる前を振り返って、以下のような予兆があった、あるいは自らそのような行動をしていた場合、床についたときに金縛りに遭いやすいようじゃ。

★霊がついてきてしまった!?

金縛りが起きる前、家に帰るまでの間に歩いていると、
・特に何もないのに急に背筋がゾクッとした
・人の気配を感じて振り返ったが誰もいなかった
・誰もいない・ゴミなどもないのになぜかふいに生臭い匂いがした
・急に肩または首、または背中が重くなった
このようなことがあったうえで、金縛りに遭った場合はついてきた霊のせいやもしれぬ。

★霊の怒りを買った!?

さて、こちらは少々恐ろしい。金縛りに遭う前に、
・死んだ人の悪口を言った
・霊魂の存在を否定したり馬鹿にしたりした
・墓地や墓跡、慰霊碑や供養塔を汚したり(故意ではなくとも)蹴っ飛ばすなどをした

死後、人の魂は基本的に成仏というても有り難い仏にはならぬがあの世へ行き、この世には留まらぬ。しかし、以前にも話した『魂魄』の『魄』は生前の性格や感情や行動パターンを記憶し、時が経つまでこの世に留まっていることがある。

例えば轢き逃げで亡くなった人の魂はすでにあの世で安らいでいても『魄』はこの世に残り犯人を探し彷徨い、さらには現場でも無謀な運転をする車のドライバーと見るや「これも許せぬ」と追いかけることもあろう。

善良な一般市民が通りかかってもなんら害はないが、『魄』には生者のような判断力はなく、ふだんは善人でもたまたま「轢き逃げされるほうも不注意だよな」「人は死んだら終わり。霊なんているはずないじゃん」などと言葉にしたときに魄がそれを聞いていたならば、己の死や存在を嘲笑う者と認識する。

そのように、まるで煽り運転の加害者の如く些細なことでカチンときて生者を追い回すのじゃ。しかし、有害さでいえば煽り運転のほうが相手を死に至らしめるまでやることがあるゆえ、はるかに害悪。(少々話が脱線したが、いずれ煽り運転をするような輩と霊や鬼の関係についても話すつもりじゃ)

ということで、このような未浄化霊や地縛霊、浮遊霊と呼ばれるものは、さすがに生者の命を奪うまではせず、そこまでの悪行をする力もない。しかし「ちょいと懲らしめてやろう」と、憑いていくことがあるのじゃ。

外から死霊が憑いてきたとしても金縛りは大抵は1度で終わる

そのような死霊が憑いてきて起こす霊障は金縛りだけとは限らぬが、ほかのことにせよ金縛りにせよ、起きてもせいぜい1度じゃ。金縛り中に嫌な声が聞こえたり胸が圧迫されたり、目を開けてしまったら人影が見えたり。そして取り憑いた相手が「これは心霊現象!?」と、それまでの「霊なんていない」の考えを改め、視えぬ存在に少しでも怯えるようになれば満足して離れる。

ちなみに胸の圧迫については、目覚めたらなんのことはない、飼い犬が胸の上に乗って眠っていたり、重い布団をかけ過ぎたりといった理由でも感じることがある。寝るときは愛しきペットには真上に乗るなと諭し、掛け布団は軽いものを選ぶことも大事じゃぞ。すでに霊現象ではあるものの、そこまで危険ではなく単なる霊の嫌がらせ的な金縛りについて話したが、今回は危険な金縛りについてじゃ。

■その霊的な何かの目的はただの嫌がらせではなく

金縛りの大半は疲労や重い布団や胸の上に乗っかったペットによる圧迫で、ごくたまに(1)で話したような拾うてしまった霊によるものと思われる。
しかし、極めてまれではあるものの「怖い思いをした」だけで済まない危険な金縛りがあるのじゃ。この記事の読者は良き人々であるがゆえ、一生関係がない話であろうが興味本位と万が一のためにお読みくだされ。

★浮遊霊ではなく自分と関係のある霊の仕業の金縛りは命を狙うていることが

この手の危険な金縛りは、誰かを殺害し、あるいは手は下さなくとも死に追いやったにも関わらず罪が発覚せず、または自分のせいで死んだ相手がいても微塵も気にせずのうのうと暮らしている者にしか起きない。
そういった殺害の被害者や自殺者であっても、(1)で話したように魂魄の魂はあの世に行くことが多いが、強い怨念を抱いていた場合はこの世に残る魂魄の魄を動かし復讐を果たそうとすることがある。

そして、人を死に追いやりのうのうと暮らせるような図太い神経を持った人間は、これはなんとも悔しい話ではあるが、起きている間は霊や魑魅魍魎を受け付けぬ強さを持っており、怨霊も手出しできぬことがある。また、手出しして災いを振りかけることができても、そのような輩は霊など信じぬゆえに、何か事件や事故に巻き込まれれば罪なき関係者を攻撃し、場合によっては賠償金を得るなど悪人が得をすることすら起きてしまう。

だからこそ、その輩を単独で狙うためにも、金縛りという手段に訴えることがあるのじゃ。寝入りばなは理性のガードがなくなり、輩の心や魂にもすんなりアクセスできるようになる。

★命を狙う金縛りで起きること

もし、その金縛りが本人の命を狙うものだとすれば、それは通常の疲労による金縛りとは大きく異なり、また軽い嫌がらせ憑依によるものとも異なる。

通常の金縛り中も枕元に誰かいる気配がしたり、目を開けたら何かが見えてしまったり、声が聞こえたりはする。それらはいずれも「心当たりのない」誰かのもののはず。

しかし、怨霊のターゲットとなっている場合は金縛り中に、死に追いやった相手が現れる。死んだときの状況を、加害者に体験させるため金縛りに遭って動けないまま、轢き逃げならば車に轢かれ、飛び降り自殺ならば飛び降り地面にぶつかる恐怖を味わせる。現実の時間ではほんの数分の金縛りでも、その恐怖は何時間にも感じ、金縛りが解けても生々しく覚えている。

さらには、金縛り中に「私のことを覚えてる?」と、胸の上にのしかかり顔をしっかりと見せる怨霊もいる。どれほど鈍感な輩でも、それが自分が死に追いやった相手の仕業と分かるようにじゃな。

寝るたびにこのような恐怖体験をするものの、そのような輩は霊の存在を認めようとせず、単なる記憶やないと思っていた罪悪感が生み出した妄想だと思い、気を紛らわそうと過激なことをしたり酒や薬に走ったりすることが多い。過去に犯した罪を悔いて懺悔すれば比較的早く許されるのではあるが、そのような解決策には至らず、霊を信じたとしても飽くまで相手の逆恨みと主張して、悪霊退散のために怪しげな祈祷師に大枚をはたいたりもする。

それでは当然、金縛りはおさまらぬ。1日や2日程度ならばまだしも、長く続くと輩は不眠症となり、実際に精神的なバランスを崩していく。周囲も離れ、当然そのような状態では仕事もままならず、酒や薬に溺れて生きながら地獄を味わうのじゃ。

★命は狙わぬがひたすら怖い「生霊」による金縛り

また、生霊も同じように夜な夜な現れることがある。これは比較的パターンが決まっていて、恋愛がらみが多い。振られたり裏切られたりした側の念が、もう片方のところに飛んでいくのじゃな。ただ、生きている人間ゆえに念を飛ばしている側も、ほかに気になる人が出来たなどでこういった現象は短期間でおさまることがほとんどじゃ。

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