死刑の霊的タブー(1)冤罪で処刑された魂の行方【真実の扉】
さて、物騒なタイトルではあるが、綺麗事を言うても仕方ないゆえ……。
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内容は当時のままのため、記事内で紹介している他の記事、前編や続編が行方不明・日付などが古いなどがありますが何卒ご了承ください。
世界的には死刑は廃止に向かっており、先日のオウム事件の死刑囚の執行は世界でも批判を買ったようじゃ。しかし、日本では死刑はまだなくならないはずじゃ。わしも、もし愛する人が誰やらにエゴイスティックな理由から無残な殺され方をしたならば、そやつには死刑が相応しいと思う。死刑がなければ、己の手で、とすら考えてしまう。
しかし、そのようなわしでも、やはりこの話は伝わる人々には伝えておきたいと思うてな。
誰もが内心は分かっておろうが、死刑は霊的に大きな問題があり、本来であればやはり無くしたほうが良いものなのじゃ。代わりに海外では絶対に仮釈放のない終身刑を採用するのが、プリズンブレイクされないように徹底管理をすれば妥当であろう。(飽くまでこれは、わし個人の考えじゃ)
冤罪で死刑になった魂のその後
まず、死刑を執行してしまってから「冤罪」だと分かった場合、現世的にも当然大きな問題があり、冤罪で命を落とした遺族の魂にも悪影響がある。
しかし、なにより死刑にされた本人の怒りや恐怖、そしてどうしても抱くであろう恨みなどの強力な負のエネルギーが、死刑になった本人の肉体に閉じ込められた魂固有のエネルギーであるうちはまだ良いが(冤罪なので、決して良くはないが)死刑により肉体から魂が放たれるとどうなるか。
通常、死によって肉体から解き放たれた魂は、皆ある程度の未練をこの世に持ってはいても、よほどの恨みや強い執着がなければ、その人生の記憶(主に感情)や生きていた間のエネルギー、魂そのもののエネルギーなどがすべて混ざり統合された状態のまま、我々が通常「あの世」と呼んでいる領域に移行する。
そして、直ちにであるか、時間をかけてかはそれぞれが地上で肉体に収まっている間に得た記憶やエネルギーの質、魂そのもののエネルギーの元々の気質(性格)に左右されるが、概ね数年も経てば「宇宙の一なるもの」と一体化する。
この「宇宙の一なるもの」は、ワンネスとも宇宙意識とも、キリスト意識とも呼ばれているが、仏教でいえば「仏になる」キリスト教やその他では神と共に安らぎの国にいる、というような表現をされておるようじゃな。
しかし、冤罪での処刑のようにあまりにも理不尽で納得のいかぬ死を迎え、先に挙げたような怒りや恨みなどの強大な負のエネルギーに満ちた状態で肉体から放たれたなら、そのエネルギーの一部は地上に留まりいわゆる悪霊と化すこともあれば、魑魅魍魎が喰らい魑魅魍魎と一体化して、いずれも生者に仇なすものとなり得る。
とはいえ、さらなる問題はむしろ、あの世の領域へ移行して「宇宙の一なるもの」に、残り大部分の、その魂の記憶、感情が取り込まれ一体化するほうにある。
例えるなら、大量の飲み水を供給するダムの水に、少量とはいえ毒が混ざるようなもの。少量ゆえに、大多数の人々には影響はなかろう。しかし、混ざった毒を浄化するには何度も何度も大量の水を濾過せねばならぬように、その後、多数の人間が冤罪で処刑された誰かの負のエネルギーを少しずつ持って生まれる必要がある。持って生まれた負のエネルギーに負けぬようたくましく生きて浄化し、愛や喜びの記憶とエネルギーを持ち帰らねばならなくなるのじゃ。
ごく稀(まれ)には、冤罪で処刑となっても負の感情を乗り越えてあの世に戻る魂もいるやもしれぬが、それでも冤罪を下した側、罪を他人になすり付けることで相応の罰を逃れた犯罪者にはとてつもない悪因悪果の悪因が発生する。
冤罪などゼロにできれば当然、いま話したようなことは起きぬのであるが。しかし、冤罪がゼロにできたとしても、死刑はやはり霊的には非常に問題があるのは変わらぬのじゃ
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