本当は怖い「聖天さま」強力だけどご加護をお願いしないほうがいい理由【辛口オネエの密教雑談】

アタシも色んなパワスポや神仏を「気軽に頼っちゃって!」なんて話してるけど、さすがに「この神様、仏様には軽々しく頼ると恐ろしい」ってのもあるから、ちょっと今回はそういう話。

■強力だけど、本当は怖い聖天(しょうてん)さま

「聖天さま」ってあんまり巷ではなじみがないと思うの。場所として知られてるのは、奈良県の生駒山(いこまやま)と、関東方面だと浅草の待乳山聖天が有名かしら。

正式な名前は「大聖歓喜天」(だいしょうかんぎてん)で、別名が「象頭財神」インドの神様の「ガネーシャ」がルーツで、一番のご利益は商売繁盛ってことになってるわ。

だけど、「どんなに無理な願いでも叶えてくれる」ってご利益があるから、願いを叶えたい・・・って色んな願掛けやおまじない系を探してると、行き当たって知ってる人、もしかしたら御祈祷しちゃおうかしらって思ってる人もいるかと思って。

でも、他の神仏はともかく、「聖天」さまだけは安易にお願い事をしないほうがいいわよ。ってか「ダメ!絶対ダメ!」って言いたいくらい。仏さまのパワーをどうこうって書いてるサイトですら、聖天さまだけはお姿の写真も梵字も載せてないところが多いけど、それだけ気を付ける理由があるからなの。ここでも載せないわ。※2017/1/7追記:アイキャッチ画像に海外の神仏画像を掲載しています。

なんでかというと、

・元々は「祟り神」
・そのお姿をかたどった像を見ただけでも目がつぶれるとの言い伝え
・徹底した修行を積んだ修験者しか取次できない

その、修行を積んだ修験者でも、ちょっとでも間違った扱いをすると容赦なく「祟り」があるなんて怖い話があるのよ。

■無理な願いも叶えてくれる代償は「命」とも

聖天さまのパワーで願いを叶えます、祈祷しますなんてのを掲げてる拝み屋さんもあるけど、そういう人たちって「天寿を全うできない」なんて言われてるわ。それに、神社のお稲荷さんもだけど、一度お願い事をしたら生涯お礼参りをし続けるか、「願ほどき」をしないと、「願いを叶えた代償」に人生の大切なものを取り上げられたり、最悪は命まで危ないって。

先祖代々、聖天信仰をしてるなら「身内」みたいなもんだからちょっとくらい何かあっても大目に見てくれたり、普通にバックアップしてくれたりするだろうけど、そうでないなら色々並べ立てられてる「ご利益」とか「絶対に叶う」みたいな言葉に釣られて、新たにご縁を結ばないほうが無難よ。

観光で参拝で行くくらいならいいけど、その場合も他のお寺や神社みたいに軽い気持ちでお願い事なんかしないで、無心で手を合わせるだけがいいわね。

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