大好きな人がいて、両想いになるために可能な限りの行動をしている。
付き合っている彼がいて、心から結婚したいと思っている。
占いによると、相性も悪くない。事実、相手も自分に優しい。
アファーメーションやお祈りや、あらゆる「潜在意識の活用法」にも挑戦している。
でも、うまくいかない。
そんな状態が長く続いているなら、その原因は表層意識と潜在意識の「願い」が一致してないせいかもしれないわ。
■潜在意識は常に「変化」を嫌う
自分の気持ちは自分が一番良く分かってる、なんて言うけど、実は「自分が望んでいること」として自覚出来てるのって、普通は表層意識（顕在意識）だけなのよね。
だから、自分では「今のままの生活は嫌！両想いになって彼と楽しい毎日を過ごしたい」とか「結婚して一緒に暮らしたい」って思ってるつもりでも、実は潜在意識は「変化を望んでいない」「現状を維持したい」って思ってる場合がほとんど。
それだと、どっちの力が強いかというと 潜在意識＞＞＞表層意識 なんで、「強く願っても、潜在意識を活用して（るつもりでも）願いが叶わない」ことが起きてくるの。
だから、本当に願いを叶えたいなら、自分の心の奥深くにしっかり根ざしてて、ちょっとしたアファーメーションやなんかじゃびくともしないような強い「不安」に気付く必要があるのよね。
■潜在意識に潜んだ「不安」が変化を許さない
例えば、「大好きな彼と付き合いたい」と本気で願ってるつもりでも、
・彼が「今夜君の部屋に行きたい」って言ったら、部屋に呼べる？
・彼とＨすることになったとして、今夜すぐに自分の全てをさらけ出せる？
・彼と毎週末逢える関係になったとして、彼を飽きさせない自信はある？
・彼の美人の女友だちに嫉妬せず、彼の男友だちにも気に入られる見込みはある？
「彼と結婚したい」って願ってる場合でも、
・彼と生活を共にする覚悟は出来てる？
・彼のご両親とうまく付き合っていく自信はある？
・彼が病気で働けなくなったら、自分が養っていく収入はある？
なんて不安があると、潜在意識は「もしかして、今より状況が悪くなるかもしれない変化」よりも、どんなに不本意でも「現状維持」を望むのよ。
■「不安」の正体に気付くだけでも、願いは叶いやすくなる
それで、近年いろんな切り口で潜在意識の活用方法が紹介されてるけど、そのどれも実は、ゴールは同じなのよね。潜在意識に深く根を張った不安感、現状維持をしようとする原動力に焦点を当てて、クレンジングする。
そのやり方が、ざっくり言うとたとえば「セドナ・メソッド」だと「手放す」だし、アファーメーションや断言法なら「書き換え」（ネガティブな想いを、ポジティブな言葉で上書きしちゃう）だし、ホ・ポノポノなら「クレンジング、クリーニング」だし。
どれが一番いいとかは一概に言えなくて、個人の性格や不安の内容によっても対処法は変わるけど、大事なのは「方法」「メソッド」じゃなくて、
潜在意識に潜んだ「不安の正体」（劣等感、罪悪感、恨みや悲しみ、後悔なんかも）に気付いて、「あ、自分はこんな感情を抱えてたんだな」って一度受け止めること。
何が何でも、「忘れなきゃ！克服しなきゃ！」ってすると、ますますマイナスの感情を固定化されちゃうから、それより「こんな感情も自分の一部なのね～。ふ～ん」って、あえて「大したことじゃない」って受け止めるの。
で、面白いことに、必死で対処しようとしなくても、それが（不安の正体が）「ある」って自覚するだけでも、心の動きが変にねじれなくなって、素直な気持ちで行動出来るようになって、願いが叶いやすくなるのよ。
潜在意識についてもまた色々話していくわね。
