前回の「卒塔婆の意味と知っておきたい『梵字』のパワー」で、
“梵字の一文字一文字は、それ自梵字は、その文字が表す「宇宙の源にあるパワー」にアクセスするためのキー
特定の要素を表す梵字を見たり身に着けたりすると、宇宙の源にあるその要素と自分が繋がる
特定の仏様を表す梵字を通じて、その仏様のパワーに守ってもらえる”
って話をしたわね。
今回はもっと具体的に、お守りになる「守護仏様」を表す梵字を紹介するわね。
※旧メディアVeryGoodからの移行記事です。リンク切れやレイアウト乱れ等ご了承ください。
昔から、人には生まれた年の干支によって、守護してくれる仏様が決まってるのね。その、守護してくれる仏様の絵柄や、表す梵字が入った物を身につけてるとご利益があるって考えられてるの。お寺のお守りでもときどき見かけるわ。
■子・丑寅・卯・辰巳の守り本尊は？
カタカナで書いてるのが、梵字の読み方よ。
子(ね)年生まれ
キリーク：千手観世音菩薩（せんじゅかんぜおんぼさつ）
聖観音の変化した姿だそうで、あらゆる願いをあらゆる手段で叶えて下さる慈悲深い仏様。「千の慈眼と千の慈手」で、延命、滅罪、病気平癒のご利益があるそうよ。守っていただくと、一切の悩みがなくなっちゃうんですって。
丑(うし)・寅(とら）年生まれ
タラーク：虚空蔵菩薩（こくぞうぼさつ）
無限の叡智と慈悲の心で、人間にも福徳と知恵を下さる仏様。記憶力の向上、厄除け、病気平癒に御利益があるそうよ。でもそれだけじゃなく、「どんな力にも打ち勝つ力」を持ってる頼れる仏様なんですって。アグレッシブな人の人生を応援してくれるんだわね。
卯(う)年生まれ
マン：文殊菩薩（もんじゅぼさつ）
「 三人寄れば、文殊の智慧」の語源になった仏様ね。学問成就や合格祈願のご利益があるそうよ。なんと！古代インドに実在したらしいわ。
あらゆる困難を解決する知恵を授けて下さるんだけど、知恵勝負だけじゃなくて、「五智の剣」で、人間が抱える苦労や災難を、ぶった切ってくれるんですって！trong>※辛口オネエ限定モデルの梵字iphoneケース発売開始したわ！文殊菩薩もあるわよ！
辰(たつ)・巳(み)年生まれ
アン：普賢菩薩（ふげんぼさつ）
悟りの心を象徴する、あらゆる菩薩の中で最も賢いと言われる仏様。「布施・特戒・忍辱・精進・禅定・智慧」の6つの力で、悩み迷える人間を救って下さるんだけど、なんと長寿と「女人成仏」のご利益があって辰巳年生まれじゃなくても、女性には特におすすめの仏様よ。
■午・未・申・酉・戌・亥の守り本尊は？
カタカナで書いてるのが、梵字の読み方よ。
午(うま)年生まれ
サク：勢至菩薩（せいしぼさつ）
智恵の光で照らして、苦難から救って、福徳と長寿を下さる仏様。邪気や煩悩を取っ払って、人生の進路を開かせてくれるそうよ。
サンスクリット語名の「マーハースターマプラープタ」には「偉大な勢力を得た者」って意味があるから、大きな力を得たいときにおすすめ。
未(ひつじ)・申(さる)年生まれ
バン：大日如来（だいにちにょらい）
密教の最高位の仏様。宇宙そのもの。「びるしゃなぶつ」って呼び名もあるわ。その光明は、宇宙全体をあまねく照らすと言われてるの。あらゆる災厄や苦難を取り除いて、平和と繁栄を約束してくれるそうよ。
酉(とり)年生まれ
カーン：不動明王（ふどうみょうおう）
全ての災難や苦難を取り払って、事故や災いから守って下さるとっても心強い仏様。大日如来（宇宙の最高神的な）の化身だって説もあるわ。右手の剣で障害と煩悩を打ち砕いて、左手の「索（さく）」って魚釣りの糸で、道を外れたり外れそうな人間を引っ張り戻して救済してくれるんですって。
戌(いぬ)・亥(い)年生まれ
キリーク：阿弥陀如来（あみだにょらい）
「無量寿如来」とも呼ばれてて、無限の慈悲の心で、あらゆる苦難から解放してくれる仏様。ご加護を受けると、極楽浄土に行けるんですって！・・・ってだけじゃなく、現世でも穏やかで幸せで長生きさせてくれるご利益があるそうよ。
あとは、お寺にお参りに行くなら、縁もゆかりもないところより、自分の守り本尊が祀ってあるお寺がおすすめよ。