西洋占星術講座:入門編:日常的な星占いでよく使うアスペクトの種類と意味
※タイトルがいつも長くなりがちで【辛口オネエ】だと文字数取りすぎだから、ときどき【辛オ】の表記にすることになったらしいわ。よろしくねん!
※旧メディアVeryGoodからの移行記事です。古い日付や内容、リンク切れやレイアウト乱れ等ご了承ください。
■アプリでもちょいちょい出してる西洋占星術講座、星回りもアレだし、もうちょい真面目にやるわ。ってことで
ふだんの月間占いとかいろいろでトラインがとかグラクロよーとか、たまにはノーアスとかインコンは因婚だとか(汗)言ってるけど、これまでは分かる人には分かるだろうし、分からない人も「なんか星占いの用語なんだろうな。グラクロって言うとたいていドカーン!とか大変とか大転機とか言ってるから、まあそういう意味なんだろうな」と読み流してくれてると思って、ちゃんと解説してこなかったのよ。
でも、もうそろそろ土星山羊座が終わる(厳密には今年12月だけど、3月22日から7月2日までいったん水瓶座入り)し、今って火星も山羊座にいるし、これまで雑多にやってきたことを一度、きちんとしとこうかと思って。
余談だけど、山羊座って「社会的責任」を果たす役割で、一つ前の射手座が自由奔放にとっちらかした状況を厳しい顔しつつも収拾してくれるのよね。厳格で頑固でダメなものはダメ!だけど、あの牡羊座とも同じ活動宮で、なんぞのときにはリーダーシップを発揮してくれる。
荒れ狂った高校の校庭でヤンキーがバイク空ぶかししてタバコの吸殻ポイ捨てしてたら「一度だけ警告する。10分以内に全て片付けて教室で着席しろ」と言って、10分後にちゃんとしてた生徒にはしっかり先生として対処する。
けど、バカにして校庭でウェーイしてた生徒にはもう警告せずに警察呼んどいてはい、補導。なんならそれまで学校ぶっ壊したり、誰かをぶん殴ったり万引きしたりの証拠をぜんぶ押さえておいて、補導で済まない重い処罰まで可能にしておいてくれるのよ(怖)
と、山羊座の話はこれくらいにして『ふだんの占いでよく使うアスペクト』の、多少まともな説明ね。『ふだんよく使う』ようは「メジャーアスペクト」と、メジャーな複合アスペクトについて。主にネイタルとトランジットの星の読み方ね。相性での読み方はまた違ってくるからちょっと待っててね。
**. **. **. **. **. **. **.
※片想いの彼との相性を観るためにどんな小さなアスペクトも見逃したくない!超マイナーアスペクトまで探すわ!って人は、電子書籍で『マニアック相性占星術』出してるからよかったらチェックしてね。
あとはアプリメニューや、これから『キュンコレ占い』でpdf形式でテキスト出すからガチで勉強してて市販の教科書はざっと読んだけどいろんな解釈を知りたい、って人はもうちょい待っててね。
**. **. **. **. **. **. **.
※ここでは初心者向けだから「星同士」のアスペクトとして便宜上、テキスト内では「星」としてるわ。リリスやドラゴンヘッドテイルみたいな、実在しないけど計算上導き出される「感受点」ももちろん含むけど、、、って、このテキストの意味が分かる上級者の人達はこれ読む必要ないけど、読む場合は大目に見てねん。あと、オーブの説明も省いとくわ。
■日常的な星占いでよく使うメジャーなアスペクト
合/コンジャンクション
星の角度:0度
影響力:★★★★★
星同士が重なっている状態。重なった星同士で意味合いを強め合うこともあれば、一方の星がもう一方の星の意味合いやエネルギーを押さえ付けることもある。星同士の組み合わせ次第。
オポジション
星の角度:180度
影響力:★★★★★
向かい合った星同士がお互いを意識して、互いの意味合いを強める。星の持つ意味やエネルギーが強制的に引き出されるので、合(コンジャンクション)以上に影響力を持つことがある。ただし、バランスを欠くと相互作用でお互いの意味合いのマイナス面が出てしまうこともあり、合より扱いは難しい。また、合と同様に、星同士の組み合わせによっては反発し打ち消し合うか、片一方がもう片方の意味を打ち消してしまうことがある。
スクエア
星の角度:90度
影響力:★★★★☆
関わる星同士が相入れない意味を持ち、互いの意味合いやエネルギーを打ち消そうとする。スクエアが出来ている星同士の関係では葛藤や緊張感、反抗心が生じやすい。難しくはあるものの相入れない意味合いを持つ星同士の関係をライバルや試練と捉えて、合やオポジションのように星の意味合いを強めていくことも可能。
トライン
星の角度:120度
影響力:★★★☆☆
伝統的な解釈では星の組み合わせに関わらず「吉」とする。牡羊座と獅子座(火同士)牡牛座と乙女座(土同士)など、同じエレメントの星同士で形成されることがほとんど。(牡羊座28度と乙女座1度のトラインなど、エレメントが異なるケースもある)お互いの良い面も悪い面も認め合い、馴れ合い、増幅していく。
伝統的には吉とされてきたが、星の組み合わせ次第では「どんどん怠惰になる」「悪いと分かっていてもやめられない」「悪ノリする」などマイナス面も顕著に出るので近年では一概に吉とは判断しない。例えば「金星木星トライン」をネイタルチャートに持つ人は伝統的な解釈では「金運が良い」けれど、現代ではお金の使い方がルーズとも観る。
セクスタイル
星の角度:60度
影響力:★★☆☆☆
牡羊座と双子座、牡牛座と蟹座など、エレメントが異なるものの対立せず協力し合える組み合わせ。トラインのように悪ノリや怠惰にならないのでマイナス面が出にくい。合やオポジションが結婚相手だとしたらトラインは同棲相手、セクスタイルは良き友。
インコンジャンクト/クインカンクス
星の角度:150度
影響力:★★★☆☆
伝統的にはマイナーアスペクトとなっているものの、ネイタルでもトランジットでも相性でも実占では影響力がスクエアと同等くらいには出ている「効いてる」感があるアスペクト。牡羊座と乙女座、牡牛座と天秤座など、エレメントの4区分(火・土・風・水)でも3区分(活動宮・不動宮・柔軟宮)でも異なる星同士の組み合わせ。そのためスクエアよりも相入れず扱いが難しいとも言われている。(にも関わらず、不思議なことに相性では結びつくことが多い)この角度がプラスに出ると、互いの星のエネルギーの出し方や方向性を修正する、鍛錬することができる。